開院時間
平日: 10:00 - 20:00(最終受付19:00)
土: 9:00 - 18:00(最終受付17:00)
休み:日曜、祝日
電話:070-6529-3668
mail:[email protected]
住所:東京都新宿区市谷甲良町2-6エクセル市ヶ谷B202

体質も関係しますが、私はお酒を飲みません、飲めません。アルコールが入るとすぐに顔が赤くなり浮腫んできて気持ちが悪くなります。酒に弱いを通り越して受け付けない。飲んでも何もいいことがありません。気持ち悪くなるので陽気になることはありませんし、頭の回転は8割くらい落ちます。気分の悪さと眠気で話さなくなり食べなくなります。身体機能が著しく落ちます。
酒好きの人はなぜか、人類みんな酒が好き、と勘違いしていました。私が大学生だった20世紀末頃は。飲めないと言っても、いざ飲んだら本当は好きなんでしょう?という決めつけのもと、お酒を飲ませてきます。そしてみんな後悔します。これは酔いつぶれたただのお荷物になるという不安を私の姿で思い知るからです。社会人になって会社の同僚や上司が、サラリーマンは酒が飲めないと仕事にならない!という平成初期ののりで酒を飲ませて後悔し。鍼灸マッサージ師として新卒で入った鍼灸整骨院の院長も酒を飲ませたせいでこちらが寝てしまい、人の話を聞けと怒っていましたが後の祭り。
結婚式を神前式で行いましたが、儀式のお神酒も飲むと危険と判断して飲みませんでした。人生で酒を飲んで良かったことはほぼありません。
しかし飲み会に参加するのは平気ですし、むしろ好き。率先して席に着きます。令和の現在はアルハラというアルコールハラスメントという概念が存在し、無理に酒を飲ませることは社会悪とされています。また飲酒運転を厳しく取り締まりますし、飲酒でのトラブルが社会的に大きなダメージを負わせます。深酒をするメリットよりもデメリットの方が遥かに大きくなりました。ノンアルコール飲料が大ヒットし、梅酒メーカーが“わたし、梅酒がお酒でなければ、もっと好き”とCMの台詞に入れるような時代です。お酒を飲むのが飲み会ではなく、飲み物と食べ物で交流するのが飲み会になってきました。
酒が飲めない私にとって生きやすい世の中になりましたが。酒が好きという人はたくさん存在して。飲み会となるとどんなお酒が飲める場所なのかが重要です。私は酒好きが決めたお店にいくだけなのですが、稀に私が飲み会の席を決めることがあります。主催者が私。そうなると酒の種類が分からないのでどうやって場所を決めるか困るのです。特に近所で行う場合。神楽坂は名店がたくさんありますから、せっかくならいいお店にしたい。しかし酒に関しては全く分からないのでお店を選べない。どう選ぶのかも(酒を目的とすると)分からない。そんな私は困ったら神楽坂のここ、とピックアップしているお店が数軒あります。その筆頭が神楽坂にある『てしごとや霽月』です。
神楽坂の居酒屋でおそらく唯一複数回利用しているお店。かつては竹ちゃん、竹子という東京理科大時代から先輩に連れていったお店がありましたが今はありません。食事であれば鳥茶屋。本店はコロナ禍で閉店しましたが別亭は健在。ただ食事メインで飲み会というとまた違います。『てしごとや霽月』(以下、てしごとやと表記)はお酒メインで何度も入ったことがある稀有な場所。
亡くなった父を含めた家族でも。鍼灸師が集まった飲み会でも。私が主催した当院に勉強に来ていた学生さんの国家試験合格祝いでも。異なったコミュニティで利用。最近では昨年のアジサイ塾忘年会でも利用しました。
場所は神楽坂上で、大久保通りにほど近いところ。階段で2階に上がります。神楽坂は飯田橋駅から外堀通りを渡り、坂を上っていきます。そこが神楽坂下。大久保通りを越えて東西線神楽坂駅に向かうところが神楽坂上。番地が違うのはもちろんですが町会も雰囲気も変わるのが神楽坂下と神楽坂上。神楽坂下はより観光地色が強く、神楽坂上は日曜日には町内BGMが流れる下町感が強い。観光客は神楽坂下に多く、地元住民は神楽坂上に多い。そんな感じです。てしごとやは観光客が入るというよりも地元の人が利用する雰囲気があります。エレベーターが無いので足腰が弱い人や大荷物がある人にはやや面倒ですし。
私が酒が飲めないのにてしごとやを選ぶのは全国47都道府県の日本酒があるからです。常時置いてあるかは状況次第ですが、とにかく日本酒が豊富であることを売りにしています。全国の日本酒から選べるというのは酒好きには喜ばれるのではないかという、酒を飲まない者の考えです。実際に連れて行った人で嬉しそうに選ぶ姿がありました。
店内はカウンター席、テーブル席、個室と色々あります。窓際の席は神楽坂祭りの阿波おどりの時は特等席でしょう。
料理のレパートリーが多く、いわゆる居酒屋チェーン店にはないものがたくさんあります。お酒が飲めない分、食事にはこだわる私でも結構美味しいと思います。かつては味を濃くしておけば大丈夫というお店がたくさんありましたが(大学時代はそういうところばかりで飲み会をしていた)、今は食事のレベルはどこも上がっています。それでも中々だなと思える食材と料理です。
そしてさほど高くない。どれくらいの値段から高いかは人それぞれでしょうが、昨年末の忘年会料金は想像よりも遥かに安かったです。一応神楽坂で飲んで4名であの値段で済むのか、という感想でした。
神楽坂の飲食店ならそれなりにお勧めできるお店が幾つかありますが飲み会となると選択肢はほぼない私。数少ない選択肢がてしごとやです。もちろんこれまでの経験で神楽坂のお店はたくさん入っていますが(他人が決めたお店ですが)、次も行こうと私が思うところは少ないです。味、立地、雰囲気、価格などの観点から。神楽坂下になるとやはりお値段が高めになります。創作料理や海外の料理が私の趣味に合わないことも。単純に駅から遠いので地元民だけならいいけれど、という場合も。てしごとや霽月は人を連れてまた行こうと思う場所です。
甲野 功
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