開院時間
平日: 10:00 - 20:00(最終受付19:00)
土: 9:00 - 18:00(最終受付17:00)
休み:日曜、祝日
電話:070-6529-3668
mail:[email protected]
住所:東京都新宿区市谷甲良町2-6エクセル市ヶ谷B202

今年も恒例の神楽坂散策に出かけました。長女の誕生日祝いです。毎年、神楽坂の鳥茶屋別亭に食事に行きます。今年も本人の希望で鳥茶屋に行きました。元々私は鳥茶屋が好きでした。地元といえる新宿区神楽坂の飲食店で一番気に入っていて、お客さんが来たらここに連れて行きます。過去に関西から鍼灸マッサージ学生さんが当院に勉強に訪れたときも、セミナーの後に連れて行きました。私が鳥茶屋に初めて入ったのはいつなのか記憶が定かではないのですが、看板メニューの「うどんすき」がとても美味しくて感動したものでした。それから機会があると利用していました。亡くなった父の喜寿祝い、妻と結婚する時の両家顔合わせなど人生の行事に。結婚してからも二人で利用しました。
かつては本店と別亭の2店舗がありました。本店は毘沙門天(善國寺)のほぼ向かいにあり目抜き通りの路面店。別亭は入り組んだ路地裏の奥に。本店の看板メニューが「うどんすき」で別亭が「親子丼」。本店が料亭の雰囲気で別亭が旅館のよう。行くときはその違いを踏まえて選択していました。ところが5年前。コロナ禍により本店は閉業。神楽坂を代表するお店の一つだと思っていた鳥茶屋本店の閉業は非常に残念でした。別亭が残ってくれて本当に安心しました。
子どもが生まれて大きくなると別亭に連れて行きました。子ども達は「親子丼」を気に入ってくれました。特に長女が。旅館のような外観と内装。店員さんが全員着物。歩いて行けるところなのに旅行に来たような非日常感を味わえます。ここ数年は鳥茶屋で食事をして、そこから神楽坂のお店を巡るのが恒例になっています。
今年は歩いて鳥茶屋に向かいました。自転車を使わずに。いつものメニューを食します。わたしは「うどんすき」で他の家族は「親子丼」。安定した味でした。毎年同じように食事をするので、食事の様子で子どもの成長が分かる面があります。
鳥茶屋を出た後は紀の善へ。長らく神楽坂の顔としてあった甘味処。私が東京理科大学に通っている頃から有名でした。子ども達も幼いときに連れて行きました。紀の善の閉店も鳥茶屋本店の閉店と同じくらい衝撃で新型コロナを乗り越えたくらいの2022年のことで、一体何故?という気持ちでした。その紀の善が移転して昨年復活したのです。新しい店舗にはまだ行ったことが無かったので家族で入ることができて嬉しかったです。新店舗は文字通り新しい内装で雰囲気が若返っていました。看板メニューの「抹茶ババロア」を皆でオーダー。味もそうですが思い出が蘇ります。
紀の善を出た後は別行動で、長女と一緒にハピマルフルーツ神楽坂へ。高級フルーツが売っています。特にこの時期は「原宿ベリー」というブランド苺が売られています。苺が大好きな長女はここで苺や苺のスイーツを買うのが定番。このお店も狭小店舗から始まり、人気に火が付き広い店舗に移転しました。気が付けば支店ができていて神楽坂を代表するお店の一つに成長。長女とはオープン当初から利用しています。
ハピマルフルーツ神楽坂で買い物をした後は赤城神社に向かいます。初詣をしていないと。私は昨年父が亡くなり喪中ですので初詣をしませんが、子どもは父が亡くなり1年以上経っているし構わないと思いました。赤城神社も私が幼い頃から馴染みのある場所。夏祭りは子供時代の一大イベントでした。今のようなマンション型ではく鬱蒼とした古い社殿でした。お参りのあとに境内をみて回りました。長女は前よりも周囲を注意するようになっていました。狛犬が珍しい。受験にご利益がある蛍雪天神社。これまでは本殿ばかりに目が向いていましたが気付いていました。絵馬がたくさん奉納されていて受験祈願だけでなく芸能のヒット祈願もあります。有名なタレントやアイドルの名前が書かれていて興味深そうに読んでいました。
次にオーメルベイユへ。フランス菓子のお店。パンも売っていますがケーキ類が主力。超巨大な2段シャンデリアが吹き抜けの店舗にあります。フランスに本店があり、アジアで日本の神楽坂にしかないという。店員の多くはフランス人と思われます。メレンゲを使った菓子「メルベイユ」が看板商品。数日前にも買って帰りましたが、次女がまた食べたいというので、期間限定の抹茶味をお土産に求めました。ずいぶん利用していますが期間限定商品を出しているのは記憶になく、変化がみられます。
道中、長女に神楽坂の話をしました。以前からかなり話をしているのですが、大きくなってまた見る目、聞く耳が変わってきたようです。夏目漱石との関係を話すと驚いていて。最近、夏目漱石の作品を読み文章に感心したそうです。その夏目漱石はこの近所で生まれてそして亡くなった。長女は地方出身で東京に出てきたものだと思っていました。反対で東京出身で教師として四国の松山に赴任したと教えました。定番ですが東京物理学校、のちの東京理科大学が近くにあったので小説「坊ちゃん」では主人公が東京物理学校に通う設定になっていると。東京理科大学に入学すると必ず聞かされるエピソードを卒業生として語りました。文豪たちと神楽坂は縁があり、化け猫フェスティバルは「吾輩は猫である」との関係、老舗文房具屋の相馬屋は原稿用紙を発注していた、など。文学表現に興味が出てきているのでえらく感激していました。私は文学にとても疎いので豆知識はありますが文豪たちの作品を知らないので、長女のリアクションが新鮮に映りました。いつもは自転車に乗るので通り過ぎるだけの街並み。歩くことで新たな発見があるようです。そこに私が解説やトリビアを加えていきます。地元のことを知る楽しさがあるようです。
毎年、毎回、だいたい同じことをする誕生日祝いの神楽坂散策。子どもの成長と街並みの移り変わりが見えます。一人で行動すると目的地にいってすぐ戻る。長女のペースで歩いているといつもの光景が少し違ってみえます。
甲野 功
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