開院時間
平日: 10:00 - 20:00(最終受付19:00)
土: 9:00 - 18:00(最終受付17:00)
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住所:東京都新宿区市谷甲良町2-6エクセル市ヶ谷B202

1月末に父の一周忌法要が終わりました。昨年の1月に急死した父。それから1年はずっと父の死が影響していました。精神的なことも業務のことも。現在私自身の確定申告業務をしていますが相続が関わっているので例年と変わるため進行が滞っています。それでも一周忌を一つの区切りとし、喪が明けたとしました。そこで2月に入り、お伊勢参りを敢行しました。
人生の節目に行うお伊勢参り。お伊勢参りとはもちろん三重県にある伊勢神宮を参拝すること。私はこれまで人生の転換期となるとき、あるいは自分でそうであると感じた時にお伊勢参りをしています。2007年3月13日。国家試験をパスしてあん摩マッサージ指圧師、鍼灸師になったとき。この仕事に就くスタートライン。次は2014年5月14日。あじさい鍼灸マッサージ治療院を開業するとき。お伊勢参りの翌日、5月15日が正式オープンでした。続いて2019年4月29日。あじさい鍼灸マッサージ治療院の開院5周年ですが、同時に平成が終わる直前という時期でした。この2日後に令和が始まります。そして2年前の2024年4月28日。あじさい鍼灸マッサージ治療院開院10周年を前に。10年続いたことの感謝を伝えに。
お伊勢参りは2年前に行ったばかり。正直な気持ちとしてはこれだけ参拝していると新鮮味がないです。しかし人生の環境が大きく変わった今。父が亡くなったことで、父親という存在を失いました。当たり前のことですが実父がいない状況に生まれて初めてになります。喪失感もありますが、一方で多くのものを継承しました。亡くなって死亡届、葬式の手配、葬式の実施、父の確定申告、納骨、相続、そして一周忌。今まで経験したことがないことを次々と対応していき社会のシステムを大いに学びました。事業の一部も継承。新たなスタートです。一周忌が終わったらお伊勢参りをしようと決意したのです。
しかも今回は友人が車を出してくれるといいます。伊勢神宮に行くにはまず新幹線で名古屋まで。名古屋駅で在来線に乗り換えて伊勢まで。その行程はかなりあり、大阪や京都の方が遥かに近いです。そして伊勢神宮というのは正確には125社の総称。多くの人は外宮と内宮の正宮だけだと思っています。しかし正規の参拝ルートをすると二見浦から始めて外宮、内宮の順番に行きます。正宮以外にも別宮、摂社、末社、所管社とあります。2024年の時はなるべくこのルートにして、それも別宮も可能な限り行きたいと考えて駅前で電動自転車のレンタルをして巡りました。1日で数十kmの自転車移動でした。自動車があればとても楽です。
更にお伊勢鞠にはもう一つ大事なところがあります。それが朝熊岳金剛證寺(あさまだけこんごうしょうじ)です。伊勢神宮は神道の神社で朝熊岳金剛證寺は臨済宗南禅寺派のお寺。本来宗教が違うのに。これは朝熊岳金剛證寺が伊勢神宮の鬼門(北東)を守っているのです。お伊勢参りをするならば朝熊岳金剛證寺も参拝しないと“片参り”といって不十分だと古くから謡われてきました。20年近く前からお伊勢参りをしていますが朝熊岳金剛證寺のことも片参りのことも知らず、同業者でお伊勢参りをした人が参拝していて知りました。このお寺は朝熊山の山頂近くにあり、しかも有料道路を使わないとたどり着かないのです。平日は公共交通機関がありません。有料道路なので歩いて登ることもできません。タクシー、ハイヤーなど乗用車がなければいけない。車を出してくれるというので、(二見浦は省略し、)外宮→内宮→朝熊岳金剛證寺の順番でお伊勢参りをする計画を立てました。
名古屋駅で車に乗せてもらい伊勢へ。普段は電車でしか行かないのでそのスピードに感動。電車は駅の停車がありますから特急を使ってもそれなりの時間がかかります。更に外宮の最寄駅からはバスで内宮に行かないといけず(前回は電動自転車で移動しましたが)、バスを待つのも人が多すぎて乗れないということも、自家用車ならありません。
まず外宮を参拝。神社、お寺のことをあまり知らない友人に解説しながら正殿に向かいます。何度も参拝しに来ているので正殿までまっしぐら。続いて内宮へ。車の問題は駐車場が空いているかということがありますが、たまたま個人宅の駐車場があり事なきを得ました。何度も来ているので道が分かり、おはらい町を通り宇治橋へ。五十鈴川を渡ります。手水舎の原型といえる五十鈴川で手を浄めて正殿へ。感謝を伝えます。その後は唯一お願いをしてよいという荒祭宮へ。祈願をします。そこからおはらい町に向かい昼食を。お伊勢参りは伊勢の名物を美味しくいただくのも作法です。食後は私のお伊勢参り恒例となる藍染商品を購入。今回は藍染の手鏡を手に入れました。
ここから本番。朝熊岳金剛證寺に向かいます。私も初めてなので土地勘が無く。友人ももちろん行ったことがありません。カーナビを入れたらあさっての方向に連れて行かれてしまいました。有料道路である伊勢志摩スカイラインに入らないといけないのに。Uターンして伊勢志摩スカイラインに向かいます。山をぐんぐん上っていきます。雰囲気が京都の比叡山延暦寺に似ています。延暦寺も高い山全体に伽藍が点在していて途中有料道路をバスで移動しました。一度お寺の入り口を通り越してしまい終点の朝熊山頂展望台まで行ってしまいました。山頂からの景色は絶景で海が見えました。これは素晴らしかった。展望台で朝熊岳金剛證寺の駐車場を聞いて下山。途中の山門を入り駐車場へ。普段は公共交通機関か徒歩で進むのでなかなか勝手が違います。
今回のお伊勢参りメインとなる朝熊岳金剛證寺は素晴らしかったです。予備知識としてお寺の本堂に神道を祭るという稀有なところ。秘仏で公開していませんでしたが。奥の院もあったのですが友人は歩くのが得意ではないのでまたの機会にして戻ることにしました。日帰りなので時間に余裕を持たせないといけません。そのまま名古屋駅まで送ってもらいました。
本来ならば開院15周年でお伊勢参りをするつもりでした。期せずして2年空けただけで再び。それも車を出してくれるという申し出があったから。一人ではなかなか行けない朝熊岳金剛證寺の参拝もできました。
甲野 功
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