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~あましの会キックオフパーティー~

あじさい鍼灸マッサージ治療院 あましの会キックオフパーティー
「あましの会」のキックオフパーティーが開催されました

 

 

3月28日に「あましの会」のキックオフパーティーがあり、参加しました。当初は飲み会と聞いていたのですが当日にキックオフパーティーとなっていました。どうでもいいことですが。

 

厚生労働省管轄の医療系国家資格免許、あん摩マッサージ指圧師。3年以上の勉強を経て養成施設で認定(座学、実技)を得て、年に一度の国家試験(座学のみ)に合格すると得られます。医師を除いて按摩マッサージ指圧を業とする(※業とする:反復継続の意志をもって行うこと)ことができる免許になります、あん摩マッサージ指圧師というように按摩(あん摩)とマッサージ(massage)と指圧は別々の技術。発祥地も歴史も異なる徒手療法を3つまとめた資格免許です。更にここでいう“指圧”には多くの技術体系が内包されて資格が成立されました。あん摩マッサージ指圧師だと長いので略称として“あまし師”とか“あまし”と呼ぶように業界では通例となっています。

巷にあふれる整体とか揉みほぐしとか○○マッサージというのはほぼ非あん摩マッサージ指圧師のものです。そこには別の医療系国家資格を持っているあん摩マッサージ指圧師無免許者もいれば、医療系国家資格そのものを持たない医療系無資格者もいます。なかなかたちが悪いのは柔道整復師という国家資格を持っているから国家資格持ちですと世にアピールしてマッサージ行為をする者。国土交通省管轄の普通運転免許を持っているから国家資格があるととんちみたいなことをいう無資格者。このような実情があります。昨年の正式施行された「あはき・柔整広告ガイドライン」によればこれらの人を一律に“無資格者”と厚生労働省は定義しました。あん摩マッサージ指圧師の数は現状減る一方。江戸時代以前から視覚障害者(当時は盲人と呼んだ)の生業としてあった按摩師。今も視覚障害者の生活を守るために法律で晴眼者(視覚障害のない人)のあん摩マッサージ指圧師養成施設の定数を増やすことを禁止しています(※厳密には法で禁止しているわけではなのですが実質増やせない状況にあります。過去にこれを不服とする裁判もありました。)あん摩マッサージ指圧師の数はあまり増えず、5分の1くらいが視覚障害者。無資格者によるいわゆるマッサージ行為が横行しているのが今の社会環境です。

 

あん摩マッサージ指圧師が集まって何かしていこうという目的で「あましの会」が発足しました。発起人は以下の3名

鈴木恭平先生(長生学園卒。あん摩マッサージ指圧師。なりひら治療院。)

足達晃大先生(日本指圧専門学校卒。あん摩マッサージ指圧師。SHIATSU CAMP。)

矢野敦子女史(経営者。㈱クロスリンク代表取締役。)

 

今年1月に飲み会が開催されて形となり、今回がキックオフパーティーという名目で再び会食が開かれました。「あましの会」誕生までにはいくつか伏線となるイベントがこれまでにありました。それらを踏まえての今回の場でした。

 

参加者は1月の飲み会よりも増えました。そしてより多様なバックボーンを持つメンバーが参加しました。前回は呉竹学園(私の母校である東京呉竹医療専門学校らを運営する学校法人)卒は私だけですが、今回は複数名出席しています。関西あまし交流会で出会った学生さんも参加しました。あん摩マッサージ指圧師でもあん摩マッサージ指圧学生でもない一般の人も複数名、参加しています。業界外から参加する人がいることで世間の声が入ってきます。反対に業界内といえば、私がこれまでその存在は知っていたが本格的に行っている術者を知らなかった流派の先生が参加していました。名刺交換くらいですが今後個別に交流をもって技術を学びたいと思います。昨年の当院のテーマ(目標、課題のようなもの)は~按マ指を探求する~でした。按摩・マッサージ・指圧の技術や歴史を調査して練習・修得する。今年に入りましたがその活動はできる限り継続しているので渡りに船です。また今回は業団(※業界団体のこと。具体的には〇〇師会と言われる就業者を守る団体を指すことが一般的。)の幹部が参加したのが印象的です。それも別々の業団から。あん摩マッサージ指圧師、鍼灸師は頭文字から“あはき”と称されます。国家資格があん摩マッサージ指圧師・はり師・きゅう師と分かれていてその頭文字。あはき業界には公益社団法人の業団が3つあり、それら統一されていないことが問題の一つになっています。最も人数が多い東京都の業団幹部が出席したのは個人的に大きな意味があると思っています。学生さんも参加しており、臨床歴が長い先生から学生まで幅広いキャリアが集まりました。

 

あん摩マッサージ指圧師は横の繋がりが鍼灸師に比べると少ないと思っています。あん摩マッサージ指圧師でも鍼灸師でもある当時者たる私が感じるのですから間違ってはいないでしょう。また私のように鍼灸師でもある“あはき師”とあん摩マッサージ指圧師のみの“あまし師”では置かれた環境が違います。専門学校の定数で言えば“あはき師”になる人の方が“あまし師”よりもずっと多くなります。そして“あはき師”には鍼灸に重きを置く術者が少なくありません。あん摩マッサージ指圧師免許を持っていても鍼灸メインという。それがこれまでのあん摩マッサージ指圧師の横の繋がりが乏しい原因の一つになっていたと考えます。「あましの会」発足によりあん摩マッサージ指圧師にアイデンティティを持つ者が集まってきました。そこには資格がない方でも好きだ、興味があるといったスタンスの人も。これまで表に出なかった情報が現れ、交流が生まれる。それによる化学反応に期待しています。世の中にはこのような人材がいたのか、と。

 

「あましの会」は単なる個人の集まり。仲良し集団。だからこそできることがあるのでしょう。業団の統一ができないことは長年の課題。これはある程度業界にいれば気付くこと。その原因は端的に言えば仲が悪いから。そんな単純な話ではないですが、突き詰めるとそういうこと。利害が一致するはずができないのは感情が伴うから。この業界だけでなくどこも一緒です。私が中学から好きなプロレスも、現在も関りが深い社交ダンスも。団体は分裂する一方。実は仲良しというのが実社会で大きな力になることを経験上知っています。

 

少しよいお店で食事とドリンクを前に歓談する。その本質はディスカッション、情報交換、意見交換、商談だったりします。新たな流れが生まれていることを感じています。

 

甲野 功

 

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