開院時間
平日: 10:00 - 20:00(最終受付19:00)
土: 9:00 - 18:00(最終受付17:00)
休み:日曜、祝日
電話:070-6529-3668
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住所:東京都新宿区市谷甲良町2-6エクセル市ヶ谷B202

先週末の土日に渋谷の代々木公園で行われたEarth Day Tokyo 2026(アースデイ東京)に行ってきました。毎年恒例行事となっていて3度向かいました。
Earth Day Tokyo アースデイ東京2026@代々木公園
アースデイ東京は『立場を超えて、多世代が交流しながら、学び合う場だけでなく、発表する場、活躍する場をつくっています。』という地球のことを考えるイベントです。新型コロナにより4年間、開催が見送られてきましたが復活しました。このアースデイ東京にモクサアフリカジャパン(MOXAFRICA JAPAN)という団体がブースを出しています。
イギリスにモクサアフリカ(MOXAFRICA)という団体があり、その日本支部がモクサアフリカジャパンです。お灸によって結核の予防及び治療を推進する団体になります。お灸を英語でいうとMoxibustion。その頭とアフリカを合わせてモクサアフリカといいます。モクサアフリカの創設者はイギリス人ですが、灸の研究で医学博士を取った故原志免太郎氏の研究から、結核治療におけるお灸の有効性を追求しています。日本では原志免太郎先生の名前はほぼ知られていません。鍼灸専門学校時代でも聞いた記憶がありません。イギリスで始まった団体から逆輸入のような形で故原先生の功績を知りました。
モクサアフリカジャパンは毎年アースデイ東京2日間でブースを出店しています。私は2018年、2019年、2023年~2025年と私は足を運んでいます。ほぼ毎回です。屋外に設置したテントで不特定多数の来場者に対して、艾を捻る直接灸と竹籠灸と焙烙灸の3種類を体験してもらいます。また一部物販も。その施術や販売で得たお金を寄付にあてています。またパネルやスタッフの口頭でモクサアフリカの活動を広報しています。イベント会場の特性上、外国人来場者がとても多く、英会話可能なスタッフを多数そろえています。お灸体験はプロのきゅう師免許を持った国家資格者が行います。呼び込み、案内、受付などを鍼灸学生さんら行います。これらはボランティアで、参加者を募り担当を決めています。
まず初日の土曜日。仕事を早めに切り上げて午後3時半くらいに現地に到着しました。例年土曜日の方が来場者は少ないそうですが思ったよりも人が来ていました。何年も来ているのでコアメンバーはだいたい顔見知りです。毎年このアースデイ東京でしか顔を会わせない先生も多数います。それ以外にお灸体験を担当する先生方。入れ替わりがあり新しい顔ぶれが入ることが多いです。呼び込み、紹介で立っているのは鍼灸学生さんが多いです。毎年ボランティアで参加してもう国家資格を取ったという方も。今年は私も出た東京呉竹医療専門学校教員養成科の学生、OBOGが参加していました。それ以外にも他の学校の学生や卒業生が現場にいます。私が会場を訪れるのは新しい出会いの場としても捉えています。17時終了なのですが最後の方に大勢の来場者が来ていました。
ここで鍼灸専門学校入学前からうちに勉強に来ていた先生と合流しました。これまで何度も会っていますがアースデイ東京でのモクサアフリカジャンパンのブースは初めて。一般来場者が初めて艾を捻る直接灸を受けたときの反応を興味深く見ていました。世界的には艾を捻る昔ながらの灸法は減っています。鍼灸が発展している中国と韓国でももうやらないといいます。日本でも温灸や棒灸といった既製品を用いるやり方、あるいは灸頭鍼という鍼の柄に艾を丸めてつけて点火する方法を選択する術者が多いです。かくいう私も直接灸はほぼやってきませんでした。モクサアフリカジャパンのブースでは艾をひねる技術を見学できるという利点が術者側にあります。学びの場でもあるのです。
土曜日のアースデイ東京が終わった後にうちに来ていた元学生の鍼灸師さんと原宿で食事をしました。食後は新宿駅まで歩きます。どちらも歩くのが平気ということで。その間にたくさん話をして情報交換、意見交換をしました。入学前の一般社会人の頃から知っているので、臨床現場の相談をされるのは感慨深いものがあります。免許を取った後も何度か話を聞いてきましたが、新しい職場になりより一層会話の内容が高度になったと感じます。見えている景色が変わってきたというか。有効な時間でした。
二日目の日曜日。午前中に再び代々木公園に行きます。前日受けなかったお灸体験をしようという。直接灸にしました。今更体験することに驚きがないのですが、寄付だと思って。また術者として他人の灸術を体験することは勉強になります。担当したのは初対面の先生でした。地方で開業していて今回のために上京したと言います。こういう出会いがアースデイ東京のモクサアフリカジャパンという感じです。この場でないと知り合う機会は無かったでしょう。足三里という有名な経穴に艾を捻る直接灸をしてもらいました。
呼び込みをしている方に声を掛けると鍼灸専門学校の学生さんでした。私の母校とは違う学校。学生ボランティアとして毎年このような方が参加しています。学会よりも参加のハードルが低く、実際の灸臨床を見るチャンスがあるので有意義だと思います。少し話をしました。
初日と参加するメンバーの顔触れが変わっていました。コアメンバーは一緒ですが年々人が入れ替わっている感じがします。ここで学生ボランティアを経て今はプロとなって活躍している先生がたくさんいることでしょう。
個人的なことですが艾を捻る直接灸を現場でする機会が増えています。1年間集中して練習した年があり、最近やっと手が馴染んできた感じがあります。モクサアフリカジャパンのブースに来ると艾を捻るお灸を現場でできる先生が多々いるので勉強になります。初対面の屋外で、かつ同業者や学生がたくさん見ている環境でするのは相当な自信がないとできないこと。私はまだ術者ボランティアに参加する勇気がありません。きゅう師としての襟を正す場でもあります。この活動が何年も続いていることが大切で、貴重な現場です。
甲野 功
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