開院時間
平日: 10:00 - 20:00(最終受付19:00)
土: 9:00 - 18:00(最終受付17:00)
休み:日曜、祝日
電話:070-6529-3668
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住所:東京都新宿区市谷甲良町2-6エクセル市ヶ谷B202

前回書きましたが、先週末の土日に渋谷の代々木公園で行われたEarth Day Tokyo 2026(アースデイ東京)に行ってきました。
Earth Day Tokyo アースデイ東京2026@代々木公園
毎年参加しているこのイベント。目的はモクサアフリカジャパンブースに顔を出すこと。そこに今年はもう一つ、SHIASTU CAMP(指圧キャンプ)のブースも目的になりました。
指圧キャンプは訪問マッサージ・イベント出店を行っています。代表は足達晃大先生。『あましの会』創設者の一人で浪越学園日本指圧専門学校を卒業しています。他に荒木康平先生が所属しています。同じく日本指圧専門学校卒。お二人はあん摩マッサージ指圧師です。それぞれ自分の店舗を持っていて足達先生は神奈川県茅ケ崎に『Shiatsu Camp Chigasaki』を、荒木先生は東京都西東京市に『Shiatsu Camp Tokyo West』を、それぞれ構えています。
指圧キャンプは代々木公園で行われるアースデイ東京に2日間とも出店していて、テントを張ってベッド2床で指圧施術を行っていました。
指圧キャンプのことは以前から知っていて、昨年は顔を出しました。別の機会で黒澤一弘先生を知っていて、黒澤一弘先生が指圧キャンプの手伝いをしていたからです。黒澤一弘先生は東京理科大学の(学部学科は違いますが)先輩にあたり、更に呉竹学園東京呉竹医療専門学校教員用養成科の先輩でもあります。日本指圧専門学校を出たあん摩マッサージ指圧師です。黒澤一弘先生がいて、その年はモクサアフリカジャパンのブースと近かったこともあり挨拶しました。そして昨年「あましフェス」が開催されてそこで本格的に足達先生と交流が始まりました。「あましフェス」というのは音楽フェス等に出店する指圧キャンプ足達先生の意向が大いに入ったものだと思いました。昨年の「あましフェス」では私は呉竹代表として技術紹介をしました。あん摩マッサージ指圧師には学校で技術の特徴があります。その違いを説明する役割でした。
一泊二日の「あましフェス」で足達先生のことがある程度分かった気がしました。私のように鍼灸師、そして柔道整復師を持つのではなくあん摩マッサージ指圧師だけ。あん摩マッサージ指圧師単独の科がある専門学校は日本で3校しかありません(※専門学校に限る。視覚支援学校は別。ほとんどの専門学校では鍼灸と一緒に取る鍼灸マッサージ科、本科ともいう、だけ。私は本科卒。)。その学校が日本指圧専門学校、長生学園、京都仏眼鍼灸理療専門学校の3つです。特に日本指圧専門学校と長生学園は鍼灸科を持たず完全なあん摩マッサージ指圧師単独の学校(京都仏眼鍼灸理療専門学校は本科を持つ)。日本指圧専門学校は浪越指圧、長生学園は長生術という独自の技法を教えます。昨年の「あましフェス」では浪越、長生、京都仏眼の3校卒の先生が集まり、更に呉竹、後藤流の術者もそろった業界では画期的なイベントでした。他にも花田学園、東洋鍼灸の卒業生も。
そして今年は5月に熱海で再び「あましフェス」が開催されます。それに先立ち、今年『あましの会』が発足し、パーティーが2回開催されました。今までバラバラだった現場のあん摩マッサージ指圧師が流派の垣根を越えて集まり始めているのです。「あましの会」パーティーや今年の「あましフェス」打ち合わせ等で足達先生と意見交換をしてきました。今年のアースデイ東京ではモクサアフリカジャパンだけでなく指圧キャンプも行こうと決めていました。
初日の土曜日。仕事を早めに切り上げて会場に着いたのが午後4時前くらい。モクサアフリカジャパンブースに顔を出した後に、今年は離れてしまった、指圧キャンプブースに行きました。そこで足達先生と荒木先生に会います。他にも女性の先生が参加していました。全員日本指圧専門学校を卒業していて浪越指圧の同門。指圧と言ったら浪越指圧というくらい国内のブランド力が高い浪越指圧。ある年齢以上だと故浪越徳次郎先生の顔と名前を知っている事でしょう。私の母校、東京呉竹医療専門学校にも呉竹指圧があり、京都仏眼鍼灸理療専門学校では関西伝統指圧を学びますが、やはり浪越指圧の名前は大きいです。モクサアフリカジャパンでもそうですがアースデイ東京は同業者の社交場という役割があり交流する機会でもあります。そこで鍼灸マッサージ専門学校に進学前から私のところに勉強に来ていて、今は訪問マッサージの仕事をしている先生を足達先生らに紹介しました。この日は終了時間まですぐだったので翌日受けに行くことを伝えて会場を後にしました。
二日目の日曜日。午前中に代々木公園に到着し、まず指圧キャンプブースに向かいました。指圧を受けるためです。これまで眺めていた経験上、人気があるので早めに受けておいた方がいいと思いました。始まったばかりで空いていました。担当してくれたのは昨日いなかった別の先生でした。女性の先生で臨床歴が私とほぼ一緒。同じ年に国家試験を受けたかもしれません。やはり日本指圧専門学校卒の先生でした。30分、指圧を受けることに。これまで何人もの浪越指圧の先生の指圧を受けてきました。細かい違いはあれどやはり浪越指圧という感じです。ところが担当した先生は浪越指圧だけでなく揉捏も取り入れた広い範囲の技術でした。揉捏は按摩という技術で主に用いられます。指圧の基本は押圧操作で特に母指圧です。浪越指圧以外の手技もあるという印象を受けました。私は各技術の比較研究をしているので余計にそう感じているのだとは思いますが。
屋外で指圧を30分。その間、色々な話をしました。パーソナルな部分でも共通項がありました。足達先生曰く、一押しの先生で新しい浪越指圧術者として期待しているといいます。久しぶりにきちんと手技を体験して体が温かくなりました。その後にモクサアフリカジャパンブースに行き、足三里に直接灸を受けます。按摩指圧の後にお灸という、普段私が患者さんに行っているようなことを自身が体験しました。ひとしきりモクサアフリカジャパンブースで交流をして再度、指圧キャンプブースに行きます。
ここで足達先生とまた会話をしました。足達先生は監督的な立場で臨床にあまり入らないように見えました。話をしているとお灸Tシャツを着た人が指圧を受けにきました。Tシャツからモクサアフリカジャパンのボランティアだと分かります。足達先生は、モクサアフリカジャパンに参加している鍼灸学生や鍼灸師の人がこちらにも受けに来るようになったと話していました。鍼灸師とあん摩マッサージ指圧師。私のように両方持つ者もいますが、片方だけという人が多いのです。灸と指圧という似て非なる属性が交流する機会があるのもアースデイ東京だからでしょう。朝方はいなくて昨日指圧をしていた女性の先生がいて施術が終わり、紹介してもらいました。今年新卒だといいます。やはり日本指圧専門学校卒。指圧キャンプ参加は良い臨床経験になっているようです。更に指圧を受けていた人も鍼灸マッサージ学生だと足達先生に紹介されました。そうしたらまさかの当院に予約を入れていた学生さんという偶然。後日私の施術を受けに来るという。
モクサアフリカジャパンでもそうですが学生や新卒の先生がベテランと交流し技術を学ぶ場にもなっています。更に鍼灸側が指圧を受けてお灸のボランティア活動をするという交流や、学生が指圧とお灸を両方プロの技術を体験する場にもなっています。また過去に当院に勉強に来た専門学校進学を考えているプレ学生さんにも会いました。来年4月に入学予定で、指圧と灸を体験したそうです。プレ学生もいるのかという驚き。これが学会ではこうはいかないでしょう。今年はモクサアフリカジャパンと指圧キャンプの両方を体験し、私個人のことだけでなく、モクサアフリカジャパンと指圧キャンプの交流も深まったと思います。
今回指圧キャンプに来場者として参加して新しい発見あり、交流が生まれました。足達先生は全国のイベントにベッドとテントを持参して参加する活動をしています。これも唯一無二のアクション。それを体験できて、知ることができたのは大きかったです。競技ダンス会場で選手に按摩指圧などをしてきた私には似た感覚があると思います。来月の熱海での「あましフェス」を前に有意義な体験でした。
甲野 功
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