開院時間
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今年も7月に入り、2026年(令和8年)の後半が始まりました。今年も前半を振り帰ります。
とは言っても、上半期を振り返らなくても年末に1年の出来事を振り返るようにしているので前半を振り返る必要はあまりないのですが。身も蓋もない話です。なぜこれをするようになったのかというと、新型コロナウィルスが原因です。2020年前半。2月あたりから新型コロナの感染が東京で広がってきました。そして東京都で緊急事態宣言が発出されます。全国的に、いや全世界的に経済が止まり先行き不透明に。今の状況を残しておこうという心境でした。今は新型コロナ前の2019年以前とほぼ変わらない社会環境に戻りました。しかし物価高、円安は大きな影を残しています。そして昨年初めに父が急死。昨年は前半を振り返る意義がありました。今年も継続して振り返ります。
昨年1年間は父の死と相続関連に尽きた私生活でした。今年1月に一周忌法要を終えて一区切りした感じです。喪に付すというのも1月末で終わりにしました。本当の意味で2月から新年を迎えた気がします。同時に父がいないことが日常になっていて母と思い出話や彼岸のお墓参りをするくらい。日常になった分、私の生活も落ち着いてきて受け継いだものを活用するという心構えになってきました。父は死という別れで最後の教えをくれたという気持ちです。同時に私自身も次の世代に渡す覚悟が生まれ、準備していこうと考えるようになりました。
関連する一つの行動としてお伊勢参りを敢行しました。国家試験を終えてこの仕事を始めるとき、治療院を開業したとき、5周年、10周年と節目の年に行ってきたお伊勢参り。これも人生の節目だと考えて今年2月に行いました。
院内業務に関して。年頭に掲げた今年のテーマは~鍼通電を研究する~です。私が鍼灸師として働いた最初の職場ではとにかく低周波鍼通電を行うところでした。ほぼ無条件で毫鍼に通電する。鍼師としてのキャリアはここから始まりました。その最も古くから臨床で使っている技術をもう一度見つめ直そう、そしてレベルアップしようと決めました。前半が終わり進捗状況はほとんどできていません。昨年のテーマを継続している感じであん摩マッサージ指圧師の交流が深まり技術の進化が生じている実感があります。パルスの方まで手が回っていないのが現状です。それでも昨年よりは低周波パルス通電を行う機会が増えてはいます。下半期はどこかで腰を据えて行わないと考えています。
院外業務について。前半に大きな講師業が2つありました。一つは3月の富山鍼灸マッサージ師会定期学術講習会(青年部)での講演です。富山県の富山駅近くにある富山県鍼灸マッサージ師会会館で行いました。『あはき・柔整広告ガイドラインの本質とウェブ活用』という演題です。もう一つは5月の「AMASHI fes 2026 in 熱海/あマ指をアップデートする3日間」(あましフェス2026)で『甲野先生の進路お悩み相談室』というコーナーを担当したこと。これまでの実績を評価していただきそれぞれの担当から依頼を受けました。大きな仕事でした。
自身の学びに関しては外部講習会や学会参加がありました。2月の神奈川県指圧師会定例会『指圧師のための「タイ古式マッサージとストレッチ法」』、同じく2月の東京呉竹医療専門学校鍼灸マッサージ教員養成科卒業論文発表会、3月の『日本東洋医学系物理療法学会第51回学術大会・総会』に参加しました。一人で開業したので学ぶ機会を自ら作らないといけません。外部の学会や講習会に参加するのは大きなチャンス。人との交流も生まれます。
また自分自身で学ぶ場を作ることも継続しています。2月に、いつも当院へ勉強に来る鍼灸マッサージ学生さんと共に東洋医学に関連した寺社巡りをしました。両国にある江島杉山神社の2つから江島杉山神社では境内にある鍼灸あん摩博物館にも入りました。学生さん向けのあはき柔整広告ガイドラインを解説する場を設けました。これをすることにより資料を作確認して最新の状況を把握します。独学で学ぶことも必要ですが他人に教える行為が一番の学習だと考えています。昨年に比べると頻度が落ちましたが自ら場面を作っています。
業界内の交流も積極的に参加しました。2月に任意のあん摩マッサージ指圧師のための会、『あましの会』が発足します。5月のあましフェス2026をはじめ新年会、2カ月に一度の交流会、学会参加などに関わりました。昨年から動きが活発になったあん摩マッサージ指圧師の交流。今年は大きく進展する兆しを感じています。また詳細は書きませんが教育研究関連の方との懇親会があり新しい人脈が作られました。4月には毎年参加しているアースデイ東京。モクサアフリカジャパンのブースの他に指圧キャンプのブースにも顔を出し、灸と指圧のグループによる交流が生まれていることを確認しました。
趣味と仕事がまじりあう社交ダンス・競技ダンスに関しては毎年恒例となった学連OBOGダンスフェスタに参加しました。しかし学連OBOG練習会は都合が合わずあまり出席することができていません。一方で学連の大会は来院患者さんが出場することもありこまめに足を運ぶようにしています。また学連選手の来院が増えてきました。現場のリアルを確認しておくことが必要です。母校である東京理科大学舞踏研究部のOBOGイベントにも出席し、約3年間継続してきた選手の卒部デモンストレーションを見守りました。そして今年は2年ぶりのスーパージャパンカップ観戦。後輩4名がセグエ競技に出場する快挙をアリーナ席で観戦しました。今年は昨年以上に社交ダンス界への広報活動を活発にしていきます。
治療院業務に関しては昨年よりも実績は不調。5月に12周年を迎えて十二支が一周しました。これだけ続けていれば浮き沈みがあることは分かっています。新型コロナのときに比べれば大したことはありません。以前だったらもっと落ち込んでしまったのでしょうが、今はこの瞬間やれることをやるしかない、という気持ちになっています。それはやはり昨年父が亡くなったことが大きく、人生観が変化したのでしょう。10周年の年はやや鬱っぽい沈んだ感情が多かったのですが。また相続が終了し本格的に新しい生活になってきたことも関係しています。本業以外にやること、やらなければならないことが増えてきて責任が増してきました。かつて父がやっていたことが実感する日々です。治療院業務よりも他のことの方が比重は大きくなっている今年の前半です。
7月。2026年もあと半分。後半、下半期に向けてどうするのか。さしあたって今年のテーマ、鍼通電のことができていないので取り組まないといけないと思っています。それ以外にも本業に関係したこと以外の学習が増えていてあはき柔整のことに専念するのではない時期になっているのかもしれないと感じています。年末をどんな気持ちで迎えているのか、いや迎えたいのかを考えながら日々過ごしていきます。
甲野 功
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