開院時間
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もうずいぶんと前から、経営面で参考にしている人物が西野亮廣氏。お笑い芸人でキングコングというコンビを組んでいます。彼がテレビに出て大ブレイクしている時期に私はテレビ番組を観ていないときでした。そのため人気芸人という認識がなく。気にするようになったのはネットで流れてきた彼の著書『革命のファンファーレ』の一部分でした。今や切り抜き動画が当たり前になっていますが、2016年くらいに著書の一部を無料公開していました。文章の切り抜きです。新作のオリジナル絵本を全編無料公開して大炎上していた頃。あじさい鍼灸マッサージ治療院を開院して数年で経営のことを学び試行錯誤する日々の私は大きな感銘を受けました。すぐに『革命のファンファーレ』を購入。その前後の著書も買って読んできました。今でも西野亮廣オンラインサロンに加入していてその動向をチェックしつつ、言動を経営の参考にしています。
今年出版された西野亮廣氏の最新著書が『北極星 僕たちはどう働くか』。
以下、『北極星』と表記します。
西野亮廣氏はビジネス書でもベストセラー作家であります。本人がベストセラーになるように施策しているのですが。映画、舞台、美術館など多岐にわたる事業を展開しており、その実体験をもとに本を執筆しています。学術的なことはほとんど書かれず実際にあったことから系統立てて文章にしています。『北極星』の中にある内容で各年齢世代での武器を記載しています。
〇10代の武器は「友達」
〇20代の武器は「体力(量)」
〇30代の武器は「技術(質)」
〇40代の武器は「人脈」
〇50代の武器は「健康」
〇60代以降は「愛嬌」
10代から始まって、友達→体力(量)→技術(質)→人脈→健康→愛嬌と武器となるものが変容するといいます。細かくみていきましょう。
10代。実年齢で考えると10歳から19歳。小学4年生から大学1年生くらいの期間。ここでの武器は友達といいます。大学に入学せずに就職する場合や高校も行かないという選択肢もあります。今の日本だとだいたい大学まで進学すると考えると、やはり学校の環境が大きいと思います。友達の多くは学校の同級生や部活関係、あるいは趣味のもの。子どものうちは金銭的な利害が関わらないので一生の友人になることが多いです。かの慶応義塾幼稚舎は慶応義塾大学附属の小学校ですが、6年間クラス替えと担任交代がありません。小学校6年間ずっと同じクラスで担任も一緒。これは慶応義塾幼稚舎に入学する子ども達が大人になっても仲良くするためだそうです。幼少期の損得無しの関係が信頼を生み、大人になって助け合える。お金持ちが一番大切にするのが家族(血族)で次が幼馴染だといいます。お金のやり取りができる信頼関係が結べるため。10代にどんな友達と過ごすかは大きな武器になるし、悪影響になることもあるでしょう。
20代の武器は体力(量)だといいます。西野亮廣氏はここを強調していて人勢で最も体力がある20代にとにかく量をこなすことを説きます。質より量といいますが、量をこなさないと質は手に入らないと。私も今の仕事が職人に近い、“手に職”という職業です。24歳でサラリーマンを辞めてこの業界に入り、専門学校を巡り技術と知識を得てきました。実戦経験を積むことが技術力を上げることに直結します。また勉強しないと得られてないことがあります。20代は20歳から29歳。一般的には大学2年生から社会人の新人が終わって中堅社員になる感じでしょう。私の場合だと、東京理科大学→一般企業→民間専門学校→鍼灸マッサージ専門学校→鍼灸整骨院就職という時代。東京理科大学では本当に勉強しましたし、しないと卒業できませんからやるしかなかった。大学受験を超える厳しい勉強体験がその後の人生を豊かにしれくれました。20代初期に圧倒的に量をこなした勉強は本当に武器になりました。技術を磨くのはそうですが、量に注目した技術であること。効率よく、質の高い、といった考えは捨てて数をこなすことが大切ですし、武器になるというのです。そもそも30代以降は量をこなすことが体力的にできなくなってきます。
30代の武器は技術(質)。20代の技術が量だとしたら30代は質。質を高める技術を手に入れてそれを武器にする。30代は30歳から39歳。業種によるでしょうが若手とは言えないですし、幼子とも少年少女とも言えません。それなりに社会的責任が生じます。今の日本なら30代はまだまだ若いと言えるので気力が充実している30代で質の高い技術を得たいものです。私の場合ですと柔道整復専門学校→クリニック→鍼灸マッサージ教員養成科専門学校→開業というもの。国家資格を取得したあん摩マッサージ指圧師と鍼灸師の技術を柔道整復師の知識で補強していきました。30代前半は量もこなしましたが、進学したことで質が上昇しました。特に教員養成科で学んだ2年間は技術(知識を含める)が飛躍的に向上しました。
40代の武器は人脈。現在私は48歳で40代の終わりに差し掛かっています。本当に人脈が武器になると実感しています。10代のような友達ではなく人脈。色々な人と出会い刺激を受けて、仕事をしていく。誰と組むか?、どこに売るか?を見極めるフェーズだと西野亮廣氏はいいます。コロナ禍を経て仕事は人脈でしか生まれないという感覚になっています。誰が知っているのか。誰が分かるのか。誰と一緒に仕事をするのか。私のような一人治療院経営の自営業でも痛感するのでサラリーマンはもっと思うのではないでしょうか。
50代の武器は健康。私は50代ではありませんが納得です。段々と体にガタが来ています。健康を維持しているだけで大きな武器になります。風の噂で同学年の者が亡くなったことを聞きます。面識のある知人も数人その中に入ります。健康であることはもちろん亡くなる場合もあります。また私の仕事は肉体労働になるので臨床に立てる健康状態は必須。健康維持をいまのうちから考えます。
そして60代以降の武器は愛嬌だといいます。まだ実感はわきませんが社会をみていると何となくそうなのだろうなと感じます。キレる高齢者。よく耳にします。巷でもたちが悪いのは若者よりも中高年男性の方だと思います。私もそのカテゴリーに入るのですが。60歳以上では武器というより敵を作らない意味で愛嬌が必要なのでしょう。会社勤めだと終わり(昇進の限界という意味も含めて)がみえてくる60代。友人や味方が減ってきて仕事で挽回する場面が限られてきます。愛嬌がない60代は仕事の関りが無かったら近づこうとは思わないでしょう。
武器として活用するにはという視点で考えるとちょっと違った物言いになります。
10代では友達が武器になるのなら、よい交友関係を構築する。誰とどのように付き合うか。
20代では体力(量)が武器になるなら、体力が充実しているときに時間をかけて量をこなす。
30代では技術(質)が武器になるなら、20代でこなした量から技術の質を向上させていく。
40代では人脈が武器になるなら、積極的に人と会って交流する。10代の時とは人との向き合い方が変わる。
50代では健康が武器になるなら、健康維持ではなく向上を意識して、強制的に体を鍛える、そして休む習慣をつける。
60代では愛嬌が武器になるなら、心豊かに余裕のある人間になるように心掛ける。
このように私は考えました。
『北極星』に書かれた文章を抜粋します。
『
「ワークライフバランス」とは、働く時間とそれ以外の時間を均等に割ることではなく、その時々の自分の武器を最も活かせるように配分を変えていくことだ。
20代で『体力(量)』を投下しないと、30代の武器である『技術(質)』が手に入らない。「30代で『質』で抜きん出ることができなかった人間」は、同じく抜きん出られなかった人間とともに、40代の「人脈戦」を生きることになる。
勝った人間は勝った人間と組むので、より勝つ。負けた人間は負けた人間としか組めないので、より負ける。
ことわりこれが世の理だ。
』
すごく現代社会を射止めた内容ではないでしょうか。残酷な現実として『勝った人間は勝った人間と組むので、より勝つ。負けた人間は負けた人間としか組めないので、より負ける。』という事実。身に沁みます。そしてこの文章は研究や調査によって導き出されたものではなく、西野亮廣氏の実体験からということ。最前線で実業家・タレント・お笑い芸人として動き続けている者からの言葉です。
人生戦略の参考にしています。
甲野 功
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