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~理科大舞研OBOGプレ交流会~

あじさい鍼灸マッサージ治療院 理科大舞研OBOGプレ交流会
猛暑の浅草で東京理科大学舞踏研究部のOBOGと現役生の交流会が行われました

 

 

7月20日の海の日に浅草で東京理科大学舞踏研究部OBOGプレ交流会が行われ、参加しました。

 

学生競技ダンス連盟、通称「学連」。ちょうど30年前の1996年に東京理科大学舞踏研究部に入部しました。「舞研」と略されるもので学連と同じ意味合いで使われることが多いです。なぜか学連所属の大学は舞踏研究部という名称にすることが多く学連選手を舞研人と呼ぶことがあります。余談ですが東京大学は競技ダンス部といいます。30年前に東京理科大学舞踏研究部(理科大舞研)に入ったことがその後の人生を大きく変えました。現在の仕事にも大いに関わっています。あじさい鍼灸マッサージ治療院を始めたのも競技ダンス選手、特に学連選手のサポートをしたいという気持ちから。また東京理科大学神楽坂校舎は飯田橋駅前にあり、当院からとても近い位置にあります。理科大舞研の後輩達にも来てもらいたいという願いもありました。

 

今年度、理科大舞研は創部60周年を迎えます。来年2月に60周年記念式典が予定されています。また今年は成績面でも大きな躍進がありました。諸々のお祝いを兼ねてOBOGプレ交流会という場が設けられました。

 

学連は社交ダンスを競技として行う競技ダンスの組織。全日本学連があり、その下の地方ブロックの一つが東部日本ブロック(東部学連)で東京理科大学舞踏研究部はここに属しています。前期の大会が全て終わっており、東都大学戦東部大学戦全日本選抜戦と規模が大きくなっていきました。東部学連では東都大学と東京六大学に分けています。東京六大学は野球と同じで東京大学、慶応大学、早稲田大学、立教大学、明治大学、法政大学の6校。東部学連に所属する大学のうち、東京六大学を除いたものが東都大学になります。よって理科大舞研は東都大学に属します。4月に春の東都大学戦を行い、6月に東京六大学と東都大学が集まる春の東部大学戦が行われます。東部大学戦で団体成績12位以上を東部Ⅰ部校とし、13位以下を東部Ⅱ部校とします。Ⅰ部校とⅡ部校は毎年、春の東部大学戦で決定します。また同大会で団体成績18位以上が大阪で開催される全日本選抜戦に出場することができます。Ⅱ部校は夏休み明けの東部Ⅱ部戦に出場して団体成績6位以内に入ると秋の東部Ⅰ部戦に出場することができます。Ⅰ部校は無条件で東部Ⅰ部戦に出場できます。

 

学連の競技会は<学校を背景とする団体競技>である原則があります。背番号には各大学の名前が入ります。競技ダンスそのものはペアごとに競い合いますが、根底には大学ごとの団体競技であることが学連。これがプロやアマチュアの競技ダンスにはない大きな特徴です。大学ごとに組織化されている。そのため団体成績は大きな意味を持ちます。

理科大舞研は強豪校だった時期もありますがそうでない方が多い学校。私が在籍していた1996年から1999年の4年間で一度もⅠ部校になったことはありません。2年生、3年生時は全日本選抜戦にも出場することができませんでした。東部Ⅱ部戦では1年生と3年生時に団体成績6位以内に入り東部Ⅰ部戦に出場することができましたが2年生、4年生のときは叶わず。つまり私は最後の4年生時に東部Ⅰ部戦に出場できなかったのです。1980年代最後は団体成績の結果を出していましたが、私が入部したときにはⅡ部校が定位置で、毎年全日本選抜戦と東部Ⅰ部戦に出場できるかの瀬戸際でした。Ⅰ部校昇格は夢の世界でした。私が入部した1996年以降じわじわと団体成績を上げていきます。競技ダンスにはモダン(スタンダードあるいはボールルームとも)とラテンの2部門あるのですが、伝統的にラテン強豪校でモダン部門は弱い理科大舞研。私はモダン専攻だったので同期がラテンで全日本選抜戦優勝し、先輩や後輩のラテン選手が入賞するのを羨ましくみていました。モダン強化が課題で後輩のモダン専攻選手の育成に力を注ぎます。2001年に東部Ⅱ部戦で団体優勝を果たし、2004年に東部大学戦で団体10位となりⅠ部校昇格を果たします。約10年ぶりだと思われるので(その前は私の入部前なので定かではない)ほぼ誰もが見たことない景色でした。翌2005年に理科大舞研はピークを迎え、東部大学戦では団体4位、同年の冬にある学連最大規模の全日本戦では団体3位という快挙を遂げます。

 

2004年から強豪校となりⅠ部校を守ってきましたが2010年にⅡ部校に戻ります。途中、2014年に部活動停止処分という大変な苦境に立ちつつ、創部50周年記念の年にあたる2016年に東部大学戦団体5位という成績でⅠ部校に返り咲きます。その後はⅠ部校とⅡ部校を行き来し、2019年はⅡ部校。そして2020年より新型コロナが学連を襲います。学連の活動がほぼできなくなった2020年春。多くの大会が中止となり、夏の全日本選抜戦は史上初の中止に。年度末にもう一度開催しようと試みるもかなわず。コロナ禍で多くのが大学が活動できなくなり廃部となる大学も出てきました。2021年からはⅠ部校、Ⅱ部校という概念は実質消失し、2021年に東部Ⅱ部戦は開催されますが東部日本ブロックの大学は全て東部Ⅰ部戦に出場可能となりました。それから新型コロナ収束に向かい、今年2026年にⅠ部校・Ⅱ部校制度が完全復活します。この創部60周年の年に理科大舞研は東部日本戦で団体7位となり、Ⅰ部校昇格を果たすのです。

 

Ⅰ部校昇格を後押ししたのが4年生モダンカップルの活躍です。層が厚くなったこともありますが、何より4年生選手がモダン部門のスローフォックストロットで優勝したことが団体成績に寄与しました。タンゴでも3位に入りましたし。今回の理科大舞研OBOGプレ交流会は、Ⅰ部校昇格、モダン部門での優勝、60周年記念行事に向けた決起集会、という3つの意味合いがありました。

Ⅰ部校昇格については現役選手よりもOBOGの方が遥かに実感があります。東部Ⅱ部戦で何としても団体成績を取らないと東部Ⅰ部戦に出場できないというプレッシャーは経験しないと分かりません。Ⅰ部校が大会終わり頃にフォーメーション予選会のため来場するのを羨ましく眺めます。上位12校がいないので上位入賞が狙える分、4年生で予選落ちをしようものなら目も当てられない。60周年記念の節目にⅠ部校になれたことは現役生よりもOBOGの方が喜んでいることでしょう。現役生にはⅡ部校になる実感がわかないから。夏休み後の東部Ⅱ部戦で理解すると思います。

60周年記念行事に関しては実際に運営するコアメンバーを集めないといけません。私も10年前の50周年記念のときは会計担当で最前線に立ちましたが、今は引いています。現事務局長の後輩から今回の交流会に参加するよう依頼があり、すなわち60周年記念も手伝ってくれということ。コロナ禍で離れていた理科大舞研の現役幹部(主将、副主将ら)と顔合わせした感じでした。

 

個人的にはやはり東部大学戦スローフォックストロットの部、優勝です。これが歴史的快挙。モダン専攻だったたけにとても嬉しいことです。伝統的にラテン強豪校なのですが、モダンも強い時期が何度もあり、現在活躍するプロ選手は圧倒的にモダン(スタンダード)ばかり。理科大OBOGのプロ選手の大多数がモダンなのです。そのような理科大舞研の歴史においてスローフォックストロットは鬼門でした。モダンにはワルツ、タンゴ、スローフォックストロット、クイックステップがあります。今年から学連は完全10種目になり、ヴィニーズワルツがモダン部門に導入されました。歴史の浅いヴィニーズワルツは別として、スローフォックストロットはとにかく成績が出せない種目でした。レギュラー戦と言われる選手権大会(東部大学戦、東部大学戦、全日本選抜戦、東部Ⅱ部戦、東部Ⅰ部校、全日本戦)以外の招待試合では優勝があります。またレベルが下がる東部Ⅱ部戦なら優勝があります。しかし東部Ⅱ部戦を除いたレギュラー戦ではスローフォックストロットの優勝はほぼありません。調べてみると2010年の秋東都大学戦で若代愼・伊藤沙織組の優勝までさかのぼります。なお若代愼・伊藤沙織組は理科大舞研史上最も強いモダン組で出場大会のほとんどをファイナリストでした。なお若代愼も伊藤沙織(現、井崎沙織)も現在トッププロ選手です。この二人以外でスローフォックストロットの優勝者は記憶にありません。後にプロ10ダンス日本代表となる山田圭一郎や現在トッププロ選手である室伏宏明でも優勝はできませんでした。冬に行われる全日本戦ではタンゴとクイックステップは優勝者を出していて、ワルツは準優勝まで行っていますが、スローフォックストロットは優勝できていません。それどころか決勝に残った事例もほぼなく、若代愼・伊藤沙織組が2年生の時に決勝に残ったくらいです。歴史的にスローフォックストロットが強い選手が登場せず、出たとしても優勝までするのは至難の業なのです。いかに今回の東部日本戦スローフォックストロットの部優勝が凄いことなのかが分かります。モダンのレギュラー戦優勝自体が2019年の全日本戦におけるタンゴ以来ですから7年間、期間があきました。

 

とてつもなく暑い中、浅草で行われたOBOGプレ交流会でした。

 

甲野 功

 

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