～肩もみの原体験～

私の母は小学校の教師をしていました。その世代としてはまだまだ珍しい、フルタイムで働くお母さん。父は単身赴任で週末しか家に帰ってきませんでした。母は二人の子どもを抱えて子育てに仕事に家事に、当時は本当に大変だったと思います。母は私が小学校に上がったくらいから、足の裏を踏んでくれと頼むようになりました。ほどなくして、肩も揉んでくれ、と言うようになりました。
１０歳くらいの頃には母の肩を揉むのが日常化して、自然と凝っているとはどういうのか分かるようになりました。指先から伝わる感覚。ごりっと塊がある感触。だんだん緩んでいく実感。私がもっと小さい頃には、父にお願いしていたようですが、段々とただ強いだけだから息子の方がいいわ、と私に頼るようになったそうです。そのことは知りませんでした。そもそも単身赴任で普段は家にいない父でしたから。もしかしたら何か後天的なことで父親に勝った初めてのことかもしれません。

この肩もみ体験が今の仕事の原点なのだとよく思い出します。

甲野　功

電話　　　：070-6529-3668

メール　　：kouno.teate@gmail.com

ＬＩＮＥ　：@qee9465q

ご連絡お待ちしております。

院長の考えについて書いたブログはこちら→詳しくはこちらへ