開院時間

平日: 10:00 - 20:00(最終受付19:00)

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休み:日曜祝日

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住所:東京都新宿区市谷甲良町2-6エクセル市ヶ谷B202

~灸の話 導入~

お灸を据える。
悪さをしたときに懲らしめる、という意味で使われますが、元々はそのままの意味で、体にお灸をすることとなります。

お灸はヨモギの葉から作られるもぐさ(艾)を燃焼させることにより皮膚、組織に温熱刺激を与える治療方法です。

灸治療の方法は主に有痕灸無痕灸に分けられます。

有痕灸はお灸の跡(灸痕)を残すやり方で、皮膚の上に直接もぐさを置いて燃焼させます
肌に跡が残るため、現在ではあまり見かけないやり方です。それでも、昔から逆子のお灸が有名で足の小指に直接もぐさを乗せる透熱灸や、イボやウオノメをお灸で破壊して治癒を促す焦灼灸は私も行ってきています。

対して無痕灸が灸痕を残さないやり方で、こちらの方が現在は多用されていると思います。
無痕灸の一つが温灸といわれるもぐさと皮膚の間に空間があるお灸です。写真に写っているのが温灸の一つです。黒い先端に火を付けてもぐさを燃やしますが、皮膚と隙間があるため、温かい感覚がしばらく続きます。
温灸は患者さんでも薬局で買ってきて自分でお灸ができるので便利です。


灸治療の上で問題となるのが火傷と煙です。
火を扱うため火傷をする危険は必ずあります。また人体以外に衣服やベッド、床など物品が焦げる可能性もあります。
また煙も厄介です。伝統的な透熱灸ですと火を付ける線香ともぐさの両方から煙があがります。匂いもかなりあるので煙がダメでお灸ができない患者さんもいらっしゃいます。

そのためうちの治療院では主にスモークレス、無臭の温灸を使用しています。こうすることで灸治療の問題を随分軽減できています。

灸治療には多様な効果が認められていて、冷え症はもちろん体質改善に大きな効果があるとされています。個人的には鍼よりもお灸の方が受けるのが好きなので、疲れたときには自ら太渓というツボにお灸をすることがあります。


皆さんも一度お灸を試してみるといいと思います

甲野 功

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