開院時間

平日: 10:00 - 20:00(最終受付19:00)

: 9:00 - 18:00(最終受付17:00)

 

休み:日曜祝日

電話:070-6529-3668

mail:kouno.teate@gmail.com

住所:東京都新宿区市谷甲良町2-6エクセル市ヶ谷B202

~コースを比較する~

前回のブログで有用性と娯楽性のことに触れました。


有用性は治療効果が高い、汎用性がある、といったもの。娯楽性はリラックスできる、気持ちいい、美容関連などのもの。治療院の中で定義してみました。

 

今度はあじさい鍼灸マッサージ治療院の治療コースをこの2つの方向で位置づけしてみます。
多分に個人の技術と主観が入っておりますので、あくまでうちの治療院の中の話です。鍼灸が一番すごいのだ!などの声もあるかもしれません。一般論ではなく個人の話として納得してください。

 

按摩指圧治療:有用性→高い、娯楽性→高い
個人的に最も得意としているもので汎用性が高く、幅広い症状に対応できると自負しています。ただし鍼灸ほど急性症状(ギックリ腰や寝違えなど)の対応が万全でもなく、リラクゼーションほど心地よさを追求しているわけではないので、このような感じです。

 

鍼灸治療:有用性→とても高い、娯楽性→やや低い
鍼灸は難治性疾患にも対応できるし、肩こり腰痛といった頻度が多い主訴にも対応できるもの。奥が深いので位置づけが難しいです。全く痛くなく、気持ちいいというものでは、私の場合ありません。ときに強い響き(痛みに近い感覚)や熱さを伴うことも必要と考えるので娯楽性は低くみています。

 

鍼灸+按摩指圧治療:有用性→とても高い、娯楽性→普通
鍼灸と按摩指圧の複合刺激です。応用がきくので有用性はとても高いです。按摩指圧をリラックスに用いることで鍼灸単体よりも落ち着いて受けられると思います。各手技の配分によってかなり変わりますが、おおむねこのような位置に来ることでしょう。

 

全身骨格矯正:有用性→高い、娯楽性→低い
このコースは関節の動き、骨のアライメントから症状を改善するものなので、筋肉を揉まれる気持ちよさはあまりないと言えます。強いアジャストで関節が鳴るのが好きな人ならば娯楽性が高いと言えるかもしれません。鳴ることが目的ではないのでやはり娯楽性は低いという評価です。

 

タイ古式マッサージ:有用性→高い、娯楽性→高い
タイ古式マッサージは好きな人はとても好き。押圧と揉捏とストレッチが組み合わさり、ゆったりとしたリズムがとてもリラックスできます。ダンサーやスポーツマンなど体を能動的に動かすひとには全身を伸ばされスッキリすることでしょう。のんびりと寝ていたいひとには少し刺激が強いかもしれません。

 

リラクゼーションコース:有用性→とても低い、娯楽性→とても高い
有用性がとても低いとしていますが、相対的な話です。何よりリラックスすることが一番の治療というケースもあります。とにかく刺激が柔らかく心地よい手技をしますので、娯楽性はとても高いです。のんびりしたい、気持ちと体を休めたいときにはうってつけです。

 

オイルマッサージ:有用性→普通、娯楽性→高い
オイルマッサージはリンパ、静脈、筋などに対してアプローチします。按摩指圧よりも刺激が緩やか。私の場合、症状を扱える汎用性が鍼灸ほどないので有用性はここらへん。直接手が触れる温かみは按摩指圧より心地よさがあるので娯楽性が高いとしています。

 

美容コース:有用性→低い、娯楽性→とても高い
症状を改善するという趣旨とは離れているのでこのような位置です。場合によっては肩こりや歯痛、顎関節症など別の症状が美容面を悪くさせていることがあるので、美容なれど治療を行う場合があります。前提として美容コースは美しくするためなのでこの場所に。

 

リフレクソロジー:有用性→普通、娯楽性→高い
足の反射区を使うので全身にアプローチできるといえますが、やはり足のみなので限界があるかと思います。足をピンポイントしてもらって、更に他の部分も良くなるというイメージでしょうか。人によっては悲鳴を上げるくらい痛いのですが、それも楽しんでもらる項目として、娯楽性が高いとしました。

 

機能回復訓練:有用性→とても高い、娯楽性→とても低い
一度失われた身体能力を戻す作業です。それのみなので当然効果が高く有用性はとても高いと言えます。半面、患者さん本人が頑張ってもらわなければならないので、気持ちいいとかリラックスできるというものとは真逆のものです。

 

社交ダンサーケア:例外、分類不可
これは社交ダンスに特化しているため、分類ができません。愛好家のダンスパーティーで上手く踊りたい場合から、プロ選手として競技会に未来がかかる場合まで、求められるレベルが違います。また外傷を治したいのか、疲労が溜まった体をメンテナンスしたいのか、パフォーマンスアップをはかりたいのか、で意味合いが変わります。

 

相対的に表にすると画像のようになります。


これから私のスキルアップによって位置が変わることがあるでしょう。各技術に得手不得手があります。
利用されるみなさんが、そのときの状況と希望によってコースを選択してくれれば幸いです

 

甲野 功