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~気血水の気を抜くと、医師にはわかりやすいらしい~

あじさい鍼灸マッサージ治療院 鎌倉鶴岡八幡宮の橋
医師に東洋医学を説明するときは気血水の気を抜いて話すと分かりやすいのでは

 

皆さんが病院に行くと薬を処方されると思いますが、漢方薬を出されたことはありませんか?
製薬会社の売り込みや保険適応になったこともあり、昔に比べて漢方薬を扱う医師が増えたように感じます。

 

漢方はもともと東洋医学、伝統医学の分野。病院でも東洋医学を取り扱ってくれることは鍼灸師として喜ばしいこと。

西洋医学と東洋医学のバイリンガルであれ、と諭すのが東京医療専門学校現校長。その東京医療専門学校卒の私としては、医師側が東洋医学に理解を示してくれることは本望です。

 

私は新宿区内クリニックリハビリ室と栃木県にある大学病院麻酔科で勤務した経験上、医師に東洋医学とはどのようなものか話す機会がありました。また医師の学会を公聴した経験から、どうすれば医師に東洋医学のことを理解してもらえるか何となく分かってきた気がします。

 

医師に東洋医学を知ってもらうためにどうすればよいのか、一つの方法を紹介したいと思います

 

現代医学、西洋医学の医師には東洋医学は迷信、まじない、占いに近いいかがわしいものと考える人もいます

 

最近は大学で東洋医学を教えたり、東洋医学研究をする機関ができたりするため、そこまで反発はないようですが、たまに医師側から

何の効果もないまがいものを堂々と治療と称する似非科学

と言われたことがあります。

そういった声とは真逆で医師が東洋医学を研究し臨床に応用しようという例もあります。


医師の立場から東洋医学を眺めたときに、気の概念を省くと分かりやすいようだと私は感じています。

 

東洋医学の基本に、気・血(けつ)・水(すい)の不調を整えることが大切、ということがあります。

水を津液とし、更に精を加えて、気・血・津液・精の4つを整えるという考えもあります。ここでは気、血(けつ)、水(すい)の3つで話を進めましょう。


気とは大雑把に言えば生命エネルギーのようなもの。
血(けつ)はそのまま血液と考えていいでしょう(東洋医学の血は解剖学の血液と若干異なる面がありますが)。
水(すい)とは血以外の身体にある正常な水分。津液と同義。
大まかなにこのような意味です。

 

この気・血(けつ)・水(すい)が各々足りなくなるか滞るかすると、体に不調をきたすと考えます。

厳密にはこれらだけではありませんが簡略化してこう表現しておきます。

要は足りなければ増えるようにし、滞っているなら流れをよくするようにする。それを3種類で考えるというもの。

 

医師にとって血(けつ)はほとんど血液と同じことなのでとてもとっつきやすいわけです。血液は内科医でも血液検査で成分の詳細が分かりますし、外科医ならばよく目にします。特に血が滞る瘀血(おけつ)、血が足りなくなる血虚(けっきょ)という状態は舌診という舌の状態で分かりやすい指標があるので医師に好まれるようです。漢方薬で血を補う、もしくは流れを良くする薬を処方すればよいわけです。


水(すい)も医師からすればリンパ液、細胞間質液、唾液、組織液と具体的に見ることができます。水(すい)の不足は脱水症状、水(すい)の滞りは浮腫と西洋医学の症状に似ているものがあるので理解しやいようです。各症状に効くとされる漢方薬を選択するだけで良いので話が簡単になるのです。

 

ところが、「気」が入ってくるととても複雑になります。


そもそも気は目に見えないものと定義され正確な計測も目視もできません。

気の流れである経絡(気のライン)は全身に12種類、24本。これは正経と言われるもの。

奇経を入れると8種類追加。

気のポイントと言える経穴(ツボ)は正穴、奇穴合わせて約400種類。いちいち覚えていられません。位置と流れがあるので考え方が複雑になるのです。

 

鍼灸師は脈診を始めとした各種検査方法を駆使し、気の状態を推測し、経穴と経絡を考えて鍼を刺すなどして気の流れを良くしたり、足りない気を補ったりします。薬も画像診断もメスも使えないため、伝統的な治療手段としては、気の不調を整えることが鍼灸師の真骨頂と言えるでしょう。
この技法は医師を始めとした他の医療従事者には真似できない強みだと思います。強みである反面理解しがたいものに映ります。

 

これが漢方薬ですと、服薬により体の中に入るため、気の流れ(経絡)やポイント(経穴)のことをあまり考えなくてもいいわけです。直接体内に入る薬を処方できる医師には、体表面からアプローチするしかない鍼灸師のようなことは必要ないといえるでしょう。

 

気が足りない(気虚)ようなら気を補う漢方薬を、気が滞っている(気滞)なら流れを良くする漢方薬を使えばいい。そのように東洋医学を捉えることで、医師が漢方薬を処方する際に腑に落ちているように思います。あくまで私個人の感想ですが。

 

鍼灸師から見ればこの解説は穴だらけで突っ込みところが多々あると思います。細かいことを言えばキリがありません。より深く東洋医学を研究する医師の方もおられますが、ほとんどは日進月歩の現代医学についていくのが精いっぱいなことがほとんど。


とっつきやすい部分から東洋医学のイントロダクションを知ってもらい、相互の理解に努めるべきではないでしょうか。医師には東洋医学を学ぶ義務がありませんが、我々現代の鍼灸師は西洋医学を学ぶ義務があるわけです(国家試験に出るため)。

鍼灸師側が医師に分かってもらえる表現をすることが大切だと思うのです。

 

甲野 功

 

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