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~お灸×アート~

昨日に続いて、アースデイ東京2018における、モクサアフリカジャパンのブースを訪れて一番驚いたことを書いていきます。

 

ブースで行われていたのは、お灸体験を通して団体の告知やお灸の良さを幅広く知ってもらおうという取り組みでした。このような活動自体は以前からやっていることで、目新しいものではありません。
そこに、幾つか新しい可能性を感じたことを昨日書きました。その中でも一番、斬新で新たな可能性を感じたことは、ブースのテント横に車が停まっていたこと。

 

そこにはこのような文面が書いた紙が貼ってありました。

 

お灸×モバイルハウス

 

そして心を打たれたのが、

新しい医療の形を体験型アート作品として表現して見ました

この一文です。

 

 

 

 

何をしていたのかというと、車の荷台を使ってそこに乗り込み、一般参加者がお灸を受けるのです。三方向は大きな窓のように開いており、外からその様子を見ることができるのです。プランターで装飾され、メッセージが込められたポスターが周りを彩ります。


窓枠は額縁のようで、それはまるで絵画のよう。


トータルでお灸体験を「体験型アート作品」としてみせていたのです


その概念に胸を打たれました。

 

お灸という、言ってしまえばとても古い臭いものを、アート作品にしてしまう。この視点はとてつもない可能性を秘めているのではないでしょうか。


鍼灸やマッサージといった施術行為をアートにする。何となく今まで頭の片隅にあったものを、想像を超えた形で具現化していることに驚きを隠せませんでした。

 

私はもともと競技ダンスをしていたので、治療行為に運動美のようなものを感じていました。特に按摩、指圧、マッサージといった徒手療法は、体の動かし方がとても重要です。重心移動と体重移動を理解しなければ効果が出ないのです。これらを習得過程でダンス経験がとても役に立ちました。


また、機能美という言葉があります。特に意識したわけではないが、最大限の機能を求めて作られたものは自然と美しくなると言います。新幹線は男の子がかっこいいと感じさせるためにあのような形状になっているわけではなく、空気抵抗を加味して最高の機能を追求した結果、ああなっています。
同じことが職人さんの手さばきにも同じことが言えます。熟練した按摩や指圧の技術は外から見ていても美しく、勉強になるものです。

 

このように外からみる治療行為そのものが運動美、機能美を備えていると考えています。鍼灸の場合はこれに様式美のような茶道や華道に近いものを感じていますし、道具があるため、道具そのものがアートの感覚があるかもしれません。とにかくアート、芸術の要素があると漠然と考えていました。

 

そこに体験型アートという視点。

 

マッサージも鍼灸も、治療行為全般は体験です。薬を飲んで、はい終わり、ではない。注射をして、はい終了、ではありません。ある程度の時間をかけて、術者と患者が創り出す体験なのです。治療を、施術を、受けている姿が一つのアートと考えてしまう。この発想は私にはありませんでした。

 

今回、モクサアフリカジャパンのブースで担当していた方と少しだけお話をさせて頂きました。体験型アートの部分を担当しているということを知って、凄いと素直に思います。お灸体験だから鍼灸師がボランティアでお灸を据えるだけ、という規制概念を超えたことをしていることに。

 

今回、短い時間でしたがらモクサアフリカジャパンのブースに訪れて本当に良かったと思っています。

 

最近、鍼灸に限らず治療業界全体が新しい世界に広がるような予感をする出来事にたくさん遭遇しています

患者さんに治療するのは当たり前で、それに加えて何かを生み出す。
良い刺激を受けたひと時でした。

 

甲野 功

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