治療時間

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~プロカメラマンから学ぶこと~

先月、ずっと考えていて、行動にうつしたことがプロフィール写真撮影です。プロカメラマンに新しい私の写真を撮影してもらうというもの。

 

もう6年前に出張治療専門で独立したときに、赤ちゃんだった長女を抱えて妻に写真を撮影してもらいました。妻は広報の仕事をしていたのでそれなりに写真撮影ができました。当時は経費をかけられる状態では無かったので身内に撮影してもらう選択しかありません。
それから2年、店舗型のあじさい鍼灸マッサージ治療院を開業した時も同じ写真を使い続けて4周年を迎えました。


6年も経てば私に抱っこされていた赤ちゃんも小学校に入学します。私自身も年齢を重ねて実際の姿と写真に差が出てきました。いつまでも昔の姿をホームページに掲載するのもまずいなと心の奥で思い始めていました。

 

そして4周年を迎えるにあたり、リボーンを掲げ、ユニフォームを新しくオリジナルのものにしました。そして次がプロフィール写真の段階になりました。

当初お願いしたかったカメラマンさんに断られて、計画が延期していたのですが、学生競技ダンスの一大イベント夏の全日本選抜が終了したことを区切りとして、改めてカメラマンを探すことにしました。


ネットの出張カメラマンのサイトに行って値段とカメラマンのプロフィール、雰囲気で選んだのが
フォトグラファー伊藤大幸氏
でした。

 

サイトに登録しているカメラマンはたくさんいて、値段はピンキリ。大企業向けから家族写真向け、結婚式を始めとしたイベント専門、個人商店向け、色々あり価格帯も違いました。
正直なところ、初めてのことで値段の価値が分からないところがあったので安い人からピックアップしていきました。その中で雰囲気が良さそうで、まだサイトに登録したばかりで実績がほとんどない伊藤氏を選びました。

 

カメラマンとの相性が重要ではないかと予想していたので、性格が合いそうな人にしました。経歴をみると東北大学大学院工学研究科修了という理系のエリートではないですか。しかも弁理士でもあります。私も理系ですのでこの凄さがよく分かりますし、同じ理系出身で親近感がわきました。

また伊藤氏が駆け出しで、サイトから写真撮影をした実績が少ないことも気になりました。私も自営業ですから、開業当初のお客さんが少ない時期の辛さがよくわかります。最初の苦しい時期に依頼するのは励みになるだろうとも思いました。

 

登録し料金を振り込み写真撮影当日になりました。

実際に会った伊藤氏はとても物腰が柔らかい方でした。待合室にて、撮影に入る前に雑談をしながらお互いの経歴や素性を確認しました。私と似た空気を感じたものです。雑談をしながらカメラを構えてシャッターを押しています。あくまで自然な会話の表情を撮影するというものでした。

 

それから治療室に移動して本格的な撮影が始まりました。
私も一眼レフカメラで風景写真を撮ることがあるのでカメラ器材に注目しました。さすがに高性能そうなカメラが2台と光の量を測定していると思われる装置がありました。
猛暑のお昼だったので自然光が強い状況下。光の具合を調整するためにカーテンを開けたり閉めたり、また場所を変えたりしながら撮影していきました。ここら辺の動きはやはりプロカメラマンの技術だと感心しました。私は一眼レフで人物を撮影することがほとんどありませんが、細かくチェックする所作は専門家のプライドを感じさせます。

 

それとは別に、被写体である私の表情を引き出そうと雰囲気を良くしてくれることが印象的です。
ダンス系の服装でダンスの構えのポーズで写真を撮影することは事前に決めていました。社交ダンスをしている方に一目で分かるプロフィール写真を撮ることも今回の目的でしたから。そのような要望に対して、間違いなく初めてのケースだったようですが、どのようにすれば表情が出るか工夫してくれていることを感じました。

 

他にも外の看板と一緒に写すショット、語っているショットもありましたが、どれも気遣いがあり、暑い中大変ですがもう少しです、と声をかけてくれました。こちらはポーズをとるだけですから、絶対に撮影している伊藤氏の方が大変なはずなのですが。

 

 

 

 

撮影後に画像がデータで納品されました。当初の話より早く届きました。さらに通常よりも多めに頂くことになりました。モデルの立場として、撮影前に猛暑の中患者さんに入った直後だったので、顔が疲れているのが不満でしたが、写真自体には満足しています。また現場の顔はこのような顔になっていることを受け入れるものでもありました。いつまでも若くないなというか。

 

今回の伊藤氏による撮影を経験し、同じ対人関係の職種として学ぶところが多々ありました。


カメラ撮影や加工といった専門技術があるのは最低限のこと。それに加えて被写体であるモデルの表情を引き出すために細かい工夫をしていること。私の立場で言えば治療技術や知識が患者さんよりあるのは最低限のこと。加えて患者さんが安心して身を任せられる、人には言いたくないかもしれない不調のことを素直に話してもらえる環境を作れる、なにより信頼してもらえる、ということが重要です。


この点についてはプロカメラマンも臨床家も変わらない真理なのでしょう。

 

高性能カメラを使えばそれなりの写真が素人でも撮れることでしょう。パソコンで色々加工すれば更に見栄えがよくなることでしょう。これからの時代、カメラマンは技術の先に人間性が無いと生き残れない。そう感じました。
それは私の仕事でも言えること。医療が発達しても対人間という部分がしっかりしていればしばらくは生き残れる職種だと考えています。

 

これも小さな新しい挑戦でしたが、プロカメラマンに撮影してもらう機会を作って良かったです。

 

甲野 功

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