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~令和の鍼灸師 齊藤校長の願い~

あじさい鍼灸マッサージ治療院 梅の花
2月に咲く梅の花

 

先日、東京医療専門学校鍼灸マッサージ教員養成科の第35回卒業論文発表会に参加してきました

 

毎年のことですが、発表を公聴するだけでなく、閉会の辞における呉竹学園齊藤秀樹学校長(以下、齊藤校長)の話を聞くことも重要な目的になっています

 

私が教員養成科に在籍して時は村居先生が校長でした。村居先生の後任が齊藤校長となります。私は母親が小学校の校長先生だったため、母から「校長が変わると学校が変わる」と聞かされていました。学生からすると授業を担当する教員の方が接点があり馴染みがあるものです。対して管理職である校長先生はよく分からない存在であるものです。家庭にその校長先生がいたため校長先生の役割というものが肌感覚で理解しています。


私が鍼灸マッサージ科のときは呉竹学園現理事長である坂本先生が校長でした。柔道整復師科、教員養成科時代の校長が村居先生。そして卒業後に齊藤校長。本当に学校の雰囲気が異なることが感じられます。

 

毎年卒論発表会の閉会の辞は齊藤校長が務めます。これから卒業する教員養成科2年生に向けてのメッセージ。それは鍼灸師業界全体に影響を及ぼすものであり、卒業生には期待している面と責任を持ってもらいたいという願いがありました。

 

閉会の辞の前に、ある教員養成科2年生から学校への希望が齊藤校長に向けて語られました。
医療現場と連携できるようにもっとチャンスの場を拡げてほしい。それと倫理委員会を作ってほしい。
そのような内容でした。

 

もう何度もこの場にいますが、直談判とは初めて目にする光景でした。生徒のほとんどが発表を終えた安堵感でいっぱいで、この後の懇親会に意識が向いているものばかりだと思うのですが。そのタイミングで願いをぶつける。意欲を感じました。


生徒への回答を含めてこのような話を齊藤校長はしました。

 

令和の鍼灸師は(医療関連の)異業種と連携する。

 

コメディカルを含めて他の業種の人間と西洋医学の言葉を持ってコミュニケーションをとり、その先に東洋医学を出していくようにしましょう。他の医療従事者との連携やチーム医療の一員になるという構想だと私は感じました。

齊藤校長はこのように続けました。

 

医療の定義は色々とあると思いますが、個人的な意見として患者さんから得た情報をフィードバックできるようにするのが医療の定義だと思う。鍼灸もそこに入っていこう。

 

この言葉の意味を私は以下のように解釈しました。
患者さんから得た情報、この場合問診やバイタル値といったはっきりとしたものだけでなく、脈や証といった東洋医学特有な曖昧なものも含んでいるのではないでしょうか。その情報を当事者である患者さんにも理解してもらえるようにフィードバックする、そして他の医療従事者にも共有して役立ててもらうことができる。

それができなければ医療ではない。

ひとりよがり、鍼灸師だけの世界では医療とは言えない。鍼灸も情報がフィードバックできる状態にならなくてはいけなくて、そのために西洋医学の言葉を知り率先して使っていこうということだと私は考えました。

齊藤校長は鍼灸師になり、週末土日を病院で働くことを4年間続けたといいます。鍼灸師として医療現場に出て学んだ経験があるのです。

 

他業種に入る。他からどうみられるのか。身内ではない。

 

このような言葉がありました。我々鍼灸師は他の業種のこと、例えば理学療法士や看護師のことをだれだけ知っているのか、知ろうとしているのか、という話を卒業論文発表会の質疑応答で話していました。他を知ろうとする努力をせずに、東洋医学は鍼灸は素晴らしいものだからやりましょう、とはいかないないわけです。相手に知ってもらうために、相手を知ろうと努力をしましょうと。

 

最近NHKで東洋医学特集が放送されて、今は追い風のようであるが、実際に(鍼灸を)受けてダメなら逆風になる。

 

このように齊藤校長は危機感を持っています。本当に異業種なり患者さんなりに認められるようにならないと、世間の注目が高まっている今、逆効果になるというのですね。


また鍼灸専門学校の校長としてもこのように内情を話しました。

 

(学校教育の)法律が変わって、学生が医療機関に行かないといけない。今契約をしているところ。

 

カリキュラムに医療機関の実習が必要となり、提携先、関連病院を探しているということです。嫌でも鍼灸学生は医療機関のところに行って学ばないといけないのです。

まさに異業種と話ができる、厳しいことを言えば相手にされる、力がないといけないのでしょう。私もある大学病院麻酔科で鍼灸師として勤務した経験があるので病院内での鍼灸師がどのように見られるのか、扱われるのかは分かります。鍼灸師の常識は医師やコメディカルに通じないのです。

 

改めて
令和の鍼灸師は異業種と連携する。
というメッセージを強く感じます。

 

今後、混合診療解禁の流れがあり、これまで以上に鍼灸師が医療機関で活躍することになるかもしれません。東洋医学及び鍼灸への関心が高まる機運があります。この令和の時代に進む鍼灸師像を齊藤校長は示していると私は受け取りました。

 

そして教員養成科を卒業する生徒に向けた言葉がこれです。

 

今教員養成科がある学校は全国で5校。今年から外部の人間が卒業認定を行うことで教員免許をとる人数がわかりました。44名です。毎年、新卒鍼灸師がだいたい4000名いて、その1%しか先生になる資格がない。業界を牽引するのは教員養成科。開業した場合、(そこは)外部の学校と言えるので頑張れ。第一線を生むのが教員養成科である。

 

今日現在、教員養成機関は5校しか無いことと今年の新卒は44名ということを知りました。それだけしかいないのです。
全国の教員養成科新卒44名のうち、大多数が会場にいる東京医療専門学校の生徒です。その実情を知るとこれは大変なことだと身に沁みます。私も卒業生。専門学校の教員ではありませんが、あじさい鍼灸マッサージ治療院は外部の学校であるという気持ちを持ちなさいと言われた気がしました。

 

齊藤校長の、そして東京医療専門学校の、おそらく呉竹学園の示す、“令和の鍼灸師”像にどのように向き合うのかを考えます。

 

甲野 功

 

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