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~三重苦の箱根へ~

あじさい鍼灸マッサージ治療院 エヴァンゲリオンとコラボしたユネッサン
ユネッサン入り口。ATフィールドを模している。

 

 

昨日は娘二人を連れて箱根小涌園ユネッサンに日帰り旅行をしてきました

 

箱根は昨年からの箱根山噴火警戒に、超大型台風である台風19号の被害、更に今年に入って新型コロナウィルスという、いわゆる「三重苦」を受けてきたと言われています。

 

噴火警戒により大涌谷にロープウェイが進むことができず、ゴールデンルートと称される箱根湯本→(登山鉄道)→強羅→(ケーブルカー)→早雲山→(ロープウェイ)→大涌谷→(ロープウェイ)→桃源台・芦ノ湖というルートが寸断されることになりました。ロープウェイで空中から山を越えて噴煙が広がる大涌谷を眼下に見下ろすのは箱根の大きな魅力の一つ。その観光資源が使えませんでした。


昨年の台風19号により甚大な雨量を記録、登山鉄道の線路が一部崩落して箱根湯本⇔強羅間が運休することになりました。登山鉄道は観光客の足だけでなく地元住民の足でもあります。その代わりをバスが担うことになり道路の渋滞を招くことになります。


そして今年主に3月からの新型コロナウィルス流行。緊急事態宣言も発令され外出が全国で自粛要請。箱根のある神奈川県は県外からの観光を控えるように知事が発言するほどでした。春休みもゴールデンウイークも人は訪れず。噴火警戒レベルも下がり登山鉄道が当初の予定から3ヵ月前倒しで復旧させるも、夏休みも厳しい状況でした。

 

このように立て続けに苦難を受けている箱根。三重苦とマスコミが名付けるほど連続して災難に見舞われます。

 

更に東京都心からとても近い観光地として便がいい箱根。政府が推しだすGO TOキャンペーンに当初東京が除外されることで、東京都からの観光客はキャンペーンの恩恵がなく、地方からみれば箱根(神奈川県)も東京と一緒くたに見なされて敬遠されがちという状況もありました。

 

今年は4連休となったシルバーウイークを終えて、子ども達を連れて行っても大丈夫と考えて箱根日帰りを実行しました。前々から子ども達とまたユネッサンに行きたいと話していたので。


三重苦と言われる箱根。秋の行楽シーズンの日曜日。どのよう状況になっているか確かめる意図もありました。

 

昨年11月にも子ども達を連れて箱根小涌園ユネッサンに行っています。今回と同じように日曜日の日帰りでした。当時は台風19号の被害がまだ残っており、登山鉄道が使えず超満員のバスで小涌園を目指したものでした。紅葉が始まっている時期で多くの観光客がいました。ユネッサンから帰るときも道路が渋滞し通常30分かからない箱根湯本駅までの道中が1時間半近くかかったものでした。

 

その記憶がありながら新宿に着き、小田急線切符売り場で子ども達の乗車券を買おうと券売機にいきます。ロマンスカーの特急券は事前に買っておいたので乗車券だけが必要でした。下の子は未就学児なので乗車券が要らないのですが、ロマンスカーに乗る場合は小児乗車券が必要ということで少々買うのに手間取っていました。

 

そこに駅員さんが現れ、日帰りならば子ども用フリーパスが100円でありますからそちらを買ってくださいというのです。
100円?目と耳を疑いました。
新宿から小田原まで往復して100円。二人で200円。そんな馬鹿な、という感じです。

チラシを見ると10月3、4、10,11日限定の1日全線フリー乗車券が確かにあるのです。驚きました。大人ならば新宿小田原間の乗車券は片道900円くらいします。小児料金でも半額するわけです。これだけ安くするのは思い切ったキャンペーンでしょう。

 

 

あじさい鍼灸マッサージ治療院 小田急こども100円乗り放題デーちらし
小田急こども100円乗り放題デーのちらし

 

 

ロマンスカーに乗ると空席が目立ちます。昨年は日曜日の箱根行きロマンスカーは満席になるのが当然で早めに席を確保しておかないといけないものでした。子ども料金を安くするということはすなわち家族連れを狙っているということ。そのことからも箱根観光が苦戦していることが伺えました。

 

箱根湯本駅に到着。続いて復旧した登山鉄道に乗り換えます。
昨年は満員のバスで立って乗りましたが、今回は登山鉄道で前の席に座れて快適でした。やっと登山鉄道の凄さが分かってきた子ども達は、その風景、急こう配の斜面、スイッチバックを楽しみながら登山鉄道に乗りました。


あじさい鍼灸マッサージ治療院 登山鉄道の先頭
登山鉄道の先頭に座ることができました。

 


快適であった反面、観光客の少なさを感じさせるものでもあります。ちょうど1週間前にアド街ック天国という観光地紹介番組が大涌谷をはじめ箱根を特集していたました。通常ですとこの番組で取り上げられた直後はより混雑するものですが、想像以上に空いているのが気になりました。子ども連れの私には助かることではあるのですが。

 

小涌園駅で降りて徒歩でユネッサンへ。昨年は道路が一部陥没し、ユネッサン前には大きな岩が転がり地面から水が噴き出している様子が見受けられました。今年は綺麗になっていました。


あじさい鍼灸マッサージ治療院 昨年のユネッサンの前
あじさい鍼灸マッサージ治療院 昨年のユネッサン
昨年来た時のユネッサンの様子

 

 


ユネッサンはちょうどエヴァンゲリオンとコラボレーション企画中

エヴァンゲリオンとは90年代に放送された超人気アニメであり、DVDの売上枚数が日本一とされるアニメ界の金字塔です。作品の舞台が箱根であるためこれまでに幾度とコラボレーション企画が行われてきました。過去に仙石原のコンビニエンスストアをエヴァンゲリオン仕様に変えたところ、ファンが殺到して大混乱となりわずか数日で企画が中止されたことがあります。

 

 

あじさい鍼灸マッサージ治療院 エヴァンゲリオンとコラボ
ユネッサンとエヴァンゲリオンのコラボ企画

 

 

現地に訪れてみると新作映画が公開されると発表されているこの時期ですが、かなり人が少ないなという実感でした。三重苦、せめて新型コロナウィルスが無ければ記念撮影をするファンでごった返していたと思うのですが。エヴァンゲリオンを持ってしてもこの感じなのかという気持ちが私にはありました。

 

今までに何度も訪れたユネッサン。その分、細かい点で縮小しているところが目につきました。


入り口の記念撮影スペースがあるのですが撮影に使う小物類が無くなっており簡素な撮影。レストランやブースがしまり、エリアの一部が稼働していません。スタッフの数も昨年よりも少なくなっています。12時前にプールに入ったのですが、そのときは賑わっている感じでした。しかし午後3時半くらいになると目に見えてお客が減ってきました。昨年は午後4時をまわってもまだまだたくさん人がいたものですが。


何より違うのは外国人と若いカップルが少ないのです。箱根は外国人観光客に大人気のエリア。ユネッサンにもパッと見ても多くの人種だと分かる人々がいました。多国籍の人々が仲良く楽しんでいる光景が見られるのもユネッサンの特徴でした。
また大学生、高校生のデートスポットでもあります。いつ行ってもたくさんの若いカップルやグループがプールで遊んでいました。社会人らしき人はいても学生らしき人々が本当に少なかったです。


昨日はお客の多くが家族連れ。遠方から来ているとすると早い時間帯に出て帰宅の途につかないといけないのでしょう。日曜日ですから宿泊者も多くないでしょうし。

 

人が少ないことで良かったこともあります。貸切家族風呂に入ったことです
昨年11月のときも貸切露天風呂を利用しようとしたのですが満員で入れず。今年は入ろうと予約をしておきました。おそらくこの状況でなかったら予約できなかったと思います。もともと温泉街として栄えてきた箱根。子ども達と大きなお風呂で温泉に浸かりました。この施設には子ども達が感激して、日が沈んで暗くなっていく山々を見ることができました。
こういった体験はここまで来ないとできないこと。普段都心部に住んでいるので山も温泉もありません。室内プールは都内にもありますが山が見える温泉露天風呂に入る経験をさせることができたのが良かったです。

 

 

あじさい鍼灸マッサージ治療院 森の湯貸切露天風呂
あじさい鍼灸マッサージ治療院 森の湯貸切露天風呂からの景色
ユネッサン併設「森の湯」 貸切露天風呂

 

 

 

 

18時半にお風呂を出てユネッサンを出るとお土産ものエリアが終わっています。子ども達には荷物になるので帰りに見ようねと話していたので、家族のお土産が買えないことを残念がっています。私も残念。仕方ないので箱根湯本駅で買おうと言ってバスに乗り駅に向かいます。
箱根湯本駅の改札前にはお土産物を売るスペースがあります。駅に到着すると全て閉まっています。下の子は泣きだしてしまいました。おじいちゃんへのお土産やキーホルダー、ロマンスカーで食べたかったお菓子など買えないと。
これには私も参りました。まだ7時前なのに。観光地で?という気持ち。駅構内のキオスクも閉まり、ロマンスカーでの車内販売も無し。ほぼお土産が無く帰宅することになりました。

 

昔から箱根が好きです。昨年から観光地として大変なのは分かっていました。ささやかながらお金を落として支援したいという気持ちがあります。それが買う気があっても買えないとは。新型コロナウィルスによる時短営業ということなのですが、これは本当に残念でした。観光客が少ないので開けていると人件費がかかって苦しいのだと推測しますが。

 

報道によっては箱根に観光客が戻ってきたという見方もあるようですが、まだまだ人が少なく、かつ受け入れる方も整っていない感じがしました。そして人気のある箱根でこの状況であるならば他の観光地もまだまだ苦しいのであろうと思います。観光立国を目指していた日本は経済ダメージが激しいはず。しばらくは国内観光客でもたせないといけないでしょうから地方観光都市に踏ん張ってもらいたいです。


また家族で箱根に行ってささやかな支援をしたいと思います。

 

甲野 功

 

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