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~鍼灸学生とプロセス・エコノミー~

あじさい鍼灸マッサージ治療院 これから色づく紫陽花
これから色づく紫陽花

 

 

以前紹介したプロセス・エコノミー

この概念を既に鍼灸専門学校に通う学生さん達が活用しているなと思うようになりました。

 

最近多くの鍼灸学生さんがTwitterでアカウントを作るを見かけます。TwitterというSNSを鍼灸師が頻繁に使うようになったのは割と最近のことだと思っています。以前から使っている人は使っていたのでしょうが、4年前くらいから一気に広がったとみています。あくまで個人的な感想ですが。

 

その前からFacebookを利用する鍼灸者はいましたし、その前に流行ったmixiにも一定数いたと思います。それらに対して最も拡散力が高く、いわゆる“炎上”と言われる問題になることが多いTwitter。それまでは鍼灸師という個性が強い人が多い世界には向かないのかなと思っていました。しかしイベントや交流を増やす目的で加速度的に広まったように感じています。何より母校である東京医療専門学校鍼灸マッサージ教員養成科で毎年「鍼灸師のSNS活用」というテーマで年に一回話をさせてもらっていることが証明なのではないでしょうか。

 

情報収集、交流を目的に鍼灸師アカウントが増えていってから鍼灸専門学校の公式アカウントも増えていきました。元々そういうのが苦手というか嫌いであったであろう母校東京医療専門学校もSNSでの発信を年々強化しています。

それらと呼応するかのように鍼灸学生のアカウントが増え、更には鍼灸マッサージ専門学校に進学希望の人や入学予定者といった“プレ鍼灸学生”と呼べるアカウントが増えてきました。あくまで個人的な感想ですが。

 

鍼灸学生、鍼灸マッサージ学生が素朴な疑問、要望をTwitterに出すことで臨床鍼灸師がそのサポートをするという動きが見られるようになります。かく言う私、そしてあじさい鍼灸マッサージ治療院も学生さんのツイートから多くの企画を実現してきました。「学生向けあましセミナー」とか「学生ペア割引き」はまさにそれです。

 

そして昨年から社会環境を一変させた新型コロナウィルス。これにより今までいなかった鍼灸師アカウントが増え、鍼灸学生さんも増えたように感じます。

 

話を戻してプロセス・エコノミー。大雑把にいうと、完成品になる前の制作過程から商品を売ることができるのでは、という話です。

 

鍼灸学生に置き換えると最低3年間の勉強・練習をして年に一度のはり師・きゅう師国家試験に合格してやっと仕事になるのです。それまでは鍼灸師としての仕事はもちろんできません。免許制度ですから。この現代において3年間はとても長い期間で、その間どう生活費を捻出するかは大きな問題です。生活費以外に学費ももちろん必要です。どこの専門学校でもおそらくそうでしょうが入試時の確認事項に「学費を支払うことができますか?」があります。行間には、学費はもちろん3年間生活することはできますか、それも勉強と練習をしながら、という条件が隠されています。

 

私のところに進学相談に来る方の多くは、社会人ばかりで3年間の学費・生活費、そして卒業後に稼げるようになるかを心配します。相対的に勉強についていけるか、国家試験に合格できるか、技術を習得できるか、という不安が少ないです。高校生、大学生ですと保護者に学費を払ってもらう実家で暮らすという条件が当てはまることが多いと思うので懸念することが変わります。

 

お金の問題は常につきまとい、学費は奨学金で何とかするにしても生活費、更に勉強するためにセミナーや勉強会に参加するための資金はどうするかは多くの学生さんの悩みの種です。もちろんバイト、あるいは正業を持っている人はそれを頑張ればいい話なのですが鍼灸専門学校の授業はそう簡単ではありません。おそらく誰でも「思っていた以上に難しいと感じる」座学「たくさんの地道な練習が必要な」実技が待っています。私もそうでしたがこんなことまで知らないといけないの、と唖然とするくらい量が多いです。年々国家試験も難しくなっていますし。生活のためにバイトばかりしていては学業が疎かになってしまうのです。

 

そこで逆転の発想で鍼灸学生である立場を活用し、勉強して学んでいく様を見せていって何かしらの恩恵を得る。これもプロセス・エコノミーに入るかと考えています。

 

具体的にいうと私を含めて臨床に出ている鍼灸師、特に独立して自分で院を持っている鍼灸師は学生に優しい人が多いです。格安で受けに来てください、セミナーやります、教えます、という姿勢。それは自分の裁量で決定できる立場もあるのですが。

かつて通った道。

後輩のために手助けしようという気持ちがある人が少なくありません。様々な学生向けの無料あるいは割引の取り組みは鍼灸学生という成長過程に期待し、実質お金を支払っていると言えるのではないでしょうか。新型コロナが流行ってからこの動きが加速して広がっているように思います。

 

もっと具体的な金銭的な話になると、学生だからこそのコンテンツを持ちそれをマネタイズできているケースもあります。有料ブログ(note)やアフェリエイトなど。リアルタイムで学んでいることをノウハウとしてまとめる。体験談をまとめる。一般人よりは鍼灸の知識があるセミプロとして鍼灸院に行ったことをレポートにする。成長過程である学生にしかできない、作ることができないコンテンツを生み出すことで金銭を得ることもあります。これは直接的なプロセス・エコノミーです。

 

他にも学生のうちから先輩鍼灸師と交流することで人脈、知識、技術、情報といった無形の資産を増やすことができます。鍼灸師以前の(以外の)能力・人柄を買われて内定をもらうこともあるでしょうし、就職先を紹介されることもあるでしょう。卒業してすぐに開業という場合でも、学生のうちから周囲に知ってもらえれば大きなプラスになりますし、先輩からのアドバイスやノウハウを得ることができます。こういったことも共感者を増やすというメリットということでプロセス・エコノミーに入るものだと思います。

 

何より私のこれまでの体験ですが、学生さんが発信する様はドラマを観ているような感覚となり、気になるし応援したくなります。入学前からSNSを通じて知っている人が基本的な練習で躓いたり、学内試験で苦労したり、理解できることが増えて悩むことが増えたり、といった過程をみると成長を感じます。3月に国家試験に合格しましたという内容が投稿されると手放しで「良かったですね」と思います。ライバルが増えて嫌だなという気は起きません。

 

きっとこれまでもそういうことがあったのでしょうが、プロセス・エコノミーという言葉を作り概念を定義したことで明確になったことが出てきたと思います。鍼灸学生さんは学生という立場を活用して色々な恩恵を得て欲しいと願っています。経済的なことだけでなく。前回書いたように人はプロセスが好きだと思うので

 

今何に困っている、こういうことに興味があります、どうしたらいいですか。このような悩みを外に出せば手を差し伸べてくれる人は少なくないと思います。

 

将来こうしたい、今こういうことができるようになった、こんなものが欲しいです。このような願望やポジティブな報告は共感して応援してくれる人がいるはずです。

 

学生で何もできない、ではなく、学生の今だから何を得られるのか、と考えると鍼灸学生の期間を有意義に使えるのではないでしょうか。

 

甲野 功

 

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