～地域散策　保護犬猫シェルター＆カフェ～

当院の最寄り駅である都営大江戸線牛込柳町駅南東口横に古民家と言えるくらい古い建物があります。これまでに何度もテナントが変わってきた物件です。過去には、長らく何が入っても続かずいまいち目立たない場所でした。牛込柳町駅すぐ、外苑東通り沿いで大久保通りからも近い好立地であるにも関わらず。何か商運が悪いかのように。

４年前に新しい牛込柳町駅の出口として南東口が完成しました。南東口が開通したことにより、一層人が通る場所になりました。ここからこの場所の存在感が増してきた印象があります。

私が最初に注目したのは４年前にできたウサカフェです。狭い２階建ての建物で過去にバーがあった居抜き物件を活かしたやり方でした。２階席には絵本があって今よりももっと幼かった子ども達を連れて入れる数少ないお店で重宝しました。

ここは本当に料理が良くて、贔屓目抜きに繁盛しました。週末の昼時は何人もお客さんを断る様子が見られました。狭い店舗で座席が少ないのと料理のこだわりなのか出てくるのに時間がかかります。昼時は回転率が悪いのは傍目から見ていてもはっきりしていました。

程なくしてウサカフェは別の場所に移転することになりました。

次にテナントに入ったのが餃子バルでした。昼間はレストラン、夜はバー。餃子を中心とした商品展開をしていました。こちらはお世辞にも流行っていたとはいえませんでした。そもそも看板メニューの餃子が美味しくないという声が地元住民から挙がっていました。義理の父が孫のイベントで来たたときも、週末の昼時なのに空いているからという理由で食事に入ったそう。私の意見としては悪くないお店でしたが、長くは続かず短い期間で退去となりました。

そこから一定期間空き家だった店内ですが、やっと工事が始まり新しいお店が入ることが分かりました。今年の２月にオープンしました。それが以前触れた保護犬猫シェルター＆カフェです。今回はこちらを紹介します。

正確な名称を

ＤｏｇＣａｔ ｒｅｓｃｕｅＡＮＥＬＬＡドッグレスキューアネラ

と言います。

保護犬猫シェルター&カフェ | アネラカフェ　インスタグラム

ＡＮＥＬＬＡ　ＣＡＦＥ　（保護犬 猫シェルター＆ふれあいカフェ）　 アネラカフェ　グーグルマップ

１階にあったカウンターは撤去して広く使えるようにして保護犬がいます。

急な階段を上って階段の上の空間も閉ざして出ていかないように改装した２階には保護猫がいます。

つまり１階は犬で２階は猫と棲み分け（住み分け）ができているというわけです。

一般客に対してはふれあいカフェという形にして犬猫と触れ合う施設になっていますが、主たる目的は何かしら事情のある犬猫を保護したシェルターであり里親を探すこと。現在は新型コロナウィルスの影響でドリンク提供はしていないので、カフェ機能はありません。商業的な猫カフェ、犬カフェとは根本が違います。

ホームページよりもインスタグラムでサイト運用しているのも、里親が保護した犬猫の様子をアップして状況を知ってもらうためだそうです。里親になった人にインスタグラムで引き取った犬猫の様子をアップしてもらいフォローして確認できるように。

長女は私に似て猫が好きで、猫と触れ合うために行きますが、引き取る猫や犬を探しに来ている人もいます。引き取る場合は細かく取り決めがあるようで、保険、犬猫病院の受診、買う際の注意など詳しくスタッフと確認をしていました。世界的にも動物愛護の声が高まっており、私が小学生の時に道端で子猫を拾って飼いはじめたというようなことは無くなってきている気がします。

このような施設ができることで子ども達に動物を飼うことの大変さ、重要性、生き物との触れ合いを知ってもらえると思いました。

２階は古民家の内装を活かした作りで大きな木の梁があります。そこに猫ちゃんが上ることができます。ゲージに入っている猫ちゃんに、丸くなって寝ている猫ちゃん。保護猫シェルターでもあるのでずっと同じ猫ちゃんがいるわけではなく、里親が決まれば家庭に保護されていくわけですね。気に入ったあの猫ちゃんがいなくなっているということもあるわけです。喜ばしいことですが。

頻繁に前を通りますが、いつも人が入っているように見えます。人が入っているのは良いことです。気付けばこのテナントに入ったお店を紹介するのは３度目。定着してほしいものです。

ただ保護犬猫がいなくなって、みんな幸せに暮らせるようになってほしいという願いもあります。子ども達には生き物との触れ合いに社会勉強も踏まえて連れて行きたい場所でもあります。

甲野　功

電話　　　：070-6529-3668

メール　　：kouno.teate@gmail.com

ＬＩＮＥ　：@qee9465q

ご連絡お待ちしております。

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