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~京都東寺~

あじさい鍼灸マッサージ治療院 東寺
京都 東寺

 

 

京都は本当に好きな土地で、新型コロナウィルスが起きる前は毎年のように夏に訪れていました。今年は昨年春に行く予定だった計画を1年待って行ってきました。初めて京都に行った高校3年生、卒業間近の春から大好きになり、まだまだ観光したい場所が残っています。

今年の春に京都を訪れて世界遺産のお寺に行きました。東寺です。

 

東寺 – 世界遺産 真言宗総本山 教王護国寺

 

東寺名前はよく聞いていましたが行ったことはありませんでした。調べてみて単純な疑問が浮かびました。西寺って聞かないな、と。東があるなら西もあるはず。上下、左右のように対になっているはず。東洋医学を学んだ鍼灸師ですから陰陽を考えてしまいます。仏教には西方浄土という思想があり、極楽は西にあるとされています。西がなくて東だけということは考えられません。平安京は左右対称に設計されていましたし。調べてみるとなんて事はありません。西寺はもう残っていないのですね。見方を変えると東寺がここまで残っていることが奇跡的なことなのかもしれません。東寺は現代まで残る唯一の平安京をしのぶお寺なのです

 

東寺がある場所はJR京都駅から歩いて行けるくらいの距離。私は歩いて行きました。京都駅の南側に位置しています。私はこれまで京都観光はほぼ北側に行くことがほとんどでした。そのため南側エリアは伏見稲荷大社くらいしか行ったことがなく、まだまだ知らないところです。東寺周辺はザ・観光地という感じが少なく、地元の人の暮らしが息づいている場所だと歩きながら見ていました。

東寺は正式には教王護国寺といい、真言宗総本山です。かの弘法大師空海によって開かれた日本最初の密教寺院。私は仏教や密教については高校生の頃に読んだマンガ「孔雀王」(荻野真著)から知識を得ました。そこで曼荼羅や仏像の違い(如来、菩薩、明王、天、など)といったことを知りました。孔雀王を読んでからはお寺周りがより楽しくなり、孔雀王後の作品である「夜叉鴉」(同じく荻野真著)から神道の知識を得たものでした。密教の主尊は大日如来。広大な東寺の境内で空海は曼荼羅を表現しようとしたのかもしれないと言います。真言宗総本山というだけあった広い敷地に見ごたえのある建物が点在していました。

 

周りには堀があり、門も立派です。境内に入るとまず訪れた方がいいというのが御影堂。この場所に空海は住房を構えました。今でも御影堂では空海がいらしたときと同じように一の膳、二の膳、お茶を出しているそうです。

東寺を訪れて最も分かりやすい建物は五重塔でしょう。京都のランドマークとも言われる象徴的な建造物。高さが約55メートルあり、木造建築物として日本一を誇ります。有名な話ですが五重塔には心柱という構造があり、東京スカイツリーの建築法に応用されています。東寺境内は美しい庭があり素敵な風景が広がります。庭越しに見える五重塔はとても絵になります。

そして講堂。東寺境内のほぼ中央に位置します。中は写真撮影禁止なので撮影していませんが仏像が鎮座しています。立体曼荼羅という、平面の図で宇宙を表した曼荼羅を、仏像を並べて表現したものがあります。如来像を中央に、左右を明王像と菩薩像が挟むように置かれています。

講堂の隣にある金堂が、東寺の本堂になります。本尊は薬師如来で横に日光菩薩と月光菩薩があります。こちらも中は撮影禁止ですが素晴らし仏像が置かれています。

更に食堂。中はとても広く、天井が高いです。十一面観音菩薩が本尊です。(平面の)曼荼羅もあります。

東寺境内に南から北へ金堂、講堂、食堂と並んでいます。この並びは「仏法僧」を表しており、金堂は「仏」、講堂は「法」、食堂が「僧」に対応しています。仏教の思想(抽象的なもの)を建物(具体的なもの)で表すという。そういうことを知った上で拝観すると面白いです。

 

他にも宝物殿や門、お堀など絵になる場所がたくさんあり世界遺産も納得の名刹です。

 

甲野 功

 

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