開院時間

平日: 10:00 - 20:00(最終受付19:00)

: 9:00 - 18:00(最終受付17:00)

 

休み:日曜祝日

電話:070-6529-3668

mail:kouno.teate@gmail.com

住所:東京都新宿区市谷甲良町2-6エクセル市ヶ谷B202

~東京医療専門学校の新しいホームページ~

東京医療専門学校ホームページトップページより
東京医療専門学校ホームページトップページより

 

 

私が合計8年間通った学校が東京医療専門学校です。

2004年~2007年にⅠ部鍼灸マッサージ科、2008年~2011年に柔道整復師科、2012年~2014年に鍼灸マッサージ教員養成科に在学しました。各1年間空いていますが足かけ10年通ったことになります。今でも授業やイベントなどで関係が継続しています。

 

ここ最近とみに感じていることが東京医療専門学校の広報がどんどんレベルアップしているということ

 

東京医療専門学校は創立1926年の超老舗専門学校。あと数年で100周年を迎えます。また系列校が3校あり業界最大手といってよい規模を誇ります。

私が入試を受けた2003年当時は老舗校の強さというか奢りのようなものがあって、黙っていても生徒は集まるという感じがありました。しかし今は、業界で言えることですが、生徒集めに苦労するようになっています。柔道整復師専門学校及び鍼灸専門学校の新設が解禁となってから爆発的に専門学校が増えました。その結果、供給過多に陥り年々学校数は減っています。

 

卒業生だからはっきり言いますが、かつては老舗の胡坐をかいてきちんと広報活動をしていなかった我が母校。それはどこも一緒だったかもしれませんが。あの当時に比べるとここ数年の進歩は目を見張ります。

 

目に見えて分かるもので東京医療専門学校のホームページがリニューアルしました。

 

学校法人呉竹学園 東京医療専門学校

 

私が入試をした2003年当時は紙ベースの入学案内が主流でした。それを読んで学校見学をするという。もちろん現地に来ないといけません。それが昨年からの新型コロナの影響も後押ししてネット部門の強化が図られています。

 

まずホームページには東京医療専門学校の7つの強みが出ています。それが以下の7つ。

 

①25,000人超の卒業生が支える

25,000人超の卒業生が就職をサポート。年間求人件数800件以上。

 

②全国トップクラスの国家試験合格率

あん摩マッサージ指圧師100%。万全なサポートで合格に導く。

 

③学内外での充実した臨床教育

3つの附属施術所と120施設以上の臨地実習先で真の『現場力』を養成。

 

④最大4つの国家資格を目指せる!

「柔道整復師」「はり師」「きゅう師」「あん摩マッサージ指圧師」の4つの国家資格が目指せる全国で数少ない学校。

 

⑤日本初の教員育成課程

1983年、鍼灸マッサージ教員養成科を設置。900名を超える卒業生の多くが全国の養成校で教員として活躍。

 

⑥都心に位置する絶好の学習環境

四ツ谷、代々木は都心に位置し交通アクセスが良く駅チカの好立地で学べる。

 

⑦卒業後も続くキャリアサポート

在学中はもちろん、卒業後も続く教育サポートで最新の医学知識・技術の向上を支援。

 

7つの項目、それも長所を出すというのは簡単なことではありません。あなたが突然「あなたの長所を7つ挙げてください」と言われてスラスラ答えることができるでしょうか。おそらく2、3個は出ても7個出すのは結構苦労すると思います。短所なら割と出てくるものです。短所は気になっているのですぐに思い浮かびますが、長所はそれが当たり前なので普段から意識しづらいのです。また思い付きで適当に挙げるのはいいですが、ホームページに載せる公式なものに決定するにはかなり考え込まないといけないでしょう。ほんの数人の組織ではないので、何を強みに挙げるか意見が分かれることも予想できます。

 

強みを見てみると表現に工夫が見られます。

 

まず①25,000人超の卒業生が支える。つまりは伝統があるということなのですが、伝統があるからだから何?という部分を具体化していると感じました。伝統があるからすごいということは一理ありますが、すなわち卒業生が多数いてその卒業生が業界内で活躍しているから卒業後もサポートされやすいということを述べています。入学希望者に具体的な利点を挙げているのです。

 

次に②全国トップクラスの国家試験合格率。これはどの専門学校でも同じことを謳っています。国家試験合格率は最もそして唯一の養成機関における客観的な指標です。全国平均と並べて合格率を表示して実績をアピール。

 

③学内外での充実した臨床教育。これも伝統校であり大規模校の強みを具体的に示しています。学校内の施設が充実しているだけでなく学校外にも提携施設があり現場での教育ができることを述べています。

 

④最大4つの国家資格を目指せる!。「あん摩マッサージ指圧師」、「はり師」、「きゅう師」、「柔道整復師」の合計4つの国家資格免許を取得するための科があります。はり、きゅう、柔道整復師は全国に数多くありますがあん摩マッサージ指圧があるのは全国でも数が少ないのです(視覚障害のない健常者向けという条件で)。これは大きな強み。

 

⑤日本初の教員育成課程。これもかなり重要な強みです。1983年設立、あと2年で40周年を迎える鍼灸マッサージ教員養成科。東京医療専門学校卒業生だけなく全国から学生が入学し全国に行きます。教員養成機関として最古参、最大規模の母校。この事実は入学希望者や在校生にはあまりピンとこないかもしれませんが相当な強みになります。教員を自前で育てることができるのですから。

 

⑥都心に位置する絶好の学習環境。立地の利点を強みにしたことは凄いなと思いました。通勤している職員からすればあまりに当たり前のことでしょう。しかし進学を考えている人には立地は大きな要素です。四ツ谷はJR総武線・中央線、メトロ丸ノ内線・南北線が通ります代々木はJR山手線・総武線、都営大江戸線が通っています。都心部で複数の路線からアクセスできることは毎日通学する学生には大きな影響を与えます。更に駅からとても近い場所。都内には他の専門学校でよい立地の学校があるので見落としがちになると思いますが、立地面を強みに挙げるのは良いことだと考えます。

 

そして⑦卒業後も続くキャリアサポート。卒後研修が充実していることをアピール。国家試験に合格させることが専門学校における最低限でかつ最大の使命だと考えていますが、学生からすれば卒業後の時間の方が長くて大変。卒業後も学べる体制を持っていることは安心に繋がります。それができるのも規模が大きく設備も教員もいる、卒業生も多数いるということがあるのです。

 

7つの強みはそれぞれ単独ではなく深くみていくと互いに関係しあっています。ホームページでは各項目から「詳しくみる」で別のページに飛ぶような作りになっています。

 

①25,000人超の卒業生が支える

資格と就職 卒業後の進路・就職サポート

 

ここでは活躍の場、就職サポート、就職担当メッセージの3項目が書いてあります。本校は職業訓練校といってよいですから基本は技術を学ぶために入学します。卒業後に勧めるジャンルを紹介し学生の就職もサポートします。就職担当という専門の職員がいることを顔写真入りで知らせています。

 

また別のページになりますが卒業生の情報が掲載されています。

資格と就職 活躍する卒業生

 

これは活動分野別に分かれていて親切ですし掲載卒業生の数も多い。進学希望者には開業、勤務、スポーツ、美容、介護福祉と将来像を考えやすいでしょう。私も掲載されていますが、卒業生が見ると知り合いが載っていると今こういう状況で頑張っているんだなと思い嬉しくなります。取材するのも大変だったと思いますが掲載卒業生数が多いのは素直にいいものです。

 

②全国トップクラスの国家試験合格率

資格と就職 国家資格合格実績

 

ここでは過去4回分の国家試験合格率が掲載されています。ただ細かいところですが新卒合格率のみを出していてその記載がないことがちょっと残念です。新卒とは現役で受験した者のこと。国家試験に合格できず浪人、すなわち既卒者として受験した者もいます。そうすると全体の合格率は下がります。よい数字を出したいので仕方ありませんが各回のトータル合格率はもう少し下がります。せっかくなら既卒合格率も掲載してよいと思います。既卒合格率はかなり下がりますが、全国的にも大きく新卒合格率より数値が下がるので全国平均から見ても既卒合格率が高いので浪人生にも強い学校というアピールになると思います。というのも東京医療専門学校にはKuretake塾という呉竹学園卒業生向けの国家試験予備校を持っているからです

 

卒業生の方へ Kuretake塾

 

在学中に嫌というほど思い知りましたが東京医療専門学校の国家試験対策はすごいです。そのノウハウを持って始めたのがこのKuretake塾。設立当初は呉竹学園以外の卒業生も入れましたが今は学園内のみ。予備校という専門部署を持っている専門学校を母校以外知りません。

 

③学内外での充実した臨床教育

臨床実習先施設一覧

 

これはとても素晴らしいデータです。臨床実習先が120もありますし、それを項目別に検索することができます。マップによるエリア別、学科別(鍼灸or柔道)、カテゴリ別で検索できるのです。一覧をみると私が知っている施設もあります。院長は東京医療専門学校卒でないところもあり、業界内の顔の広さを感じます。

平成30年度より教育カリキュラム改正があり外部研修が必須になりました。臨床実習先を確保できることは学生にとって有利です。内輪の話ですが臨床実習先になるには諸々の条件を満たさないといけないのでそう簡単に提携先を見つけることができません。数とデータをまとめている作り込みに感心します。

 

④最大4つの国家資格を目指せる!

学科紹介

 

鍼灸マッサージ科、鍼灸科、柔道整復師科、鍼灸マッサージ教員養成科の各科のページに飛びます。以前のホームページよりも細かく詳しく情報が掲載されています。進学希望者にとっては基本となる情報でだいたい他の学校と同じような内容になりますが、卒業生のインタビューが多数掲載されており、①の強みに繋がります。

卒業生の立場からすると今の東京医療専門学校がどのような教育状況になっているか分かります。どうしても在学時の環境で記憶が止まってしまうから。このページは今を知るのに役立ちます。

 

⑤日本初の教員育成課程

鍼灸マッサージ教員養成科

 

鍼灸マッサージ教員養成科について説明しています。東京医療専門学校では卒前と言われる鍼灸マッサージ科、鍼灸科、柔道整復師科とは違い、内容もより深くなります。柔道整復師は関係ありませんが、このページを見るのは鍼灸師、鍼灸マッサージ師の人(資格取得見込み者を含む)。より具体的に生徒のデータ(年齢性別内訳、進路先など)を提示しています。本当に日本全国から学生が集まる科なのでしっかりとした情報を載せています。

 

⑥都心に位置する絶好の学習環境

本校について 交通アクセス

 

交通アクセスについて。私もあじさい鍼灸マッサージ治療院のホームページを全て作っているので分かるのですが、グーグルマップだけでなくイラストの地図を載せていることは親切です。スマートフォン片手にするより余計なことが描いていないイラストの方が分かりやすかったりするのです。たまに住所だけでグーグルマップのリンクもイラストもないホームページがありますが作り手が想像している以上に不便です。加えて外観の写真があるのも大事で、どの建物か分からないために迷うことがあります。実体験でそれを知っているので細かい点ですがしっかりと作り込んでいます。

また別のページですが学校付近の施設について紹介しています。

 

学校生活 よりみちガイド

 

学校の近くにどんな面白いところがあるのかを紹介することは絶対必要ではありませんがよいお節介。『君の名は。』の須賀神社が近い!と知る人がいるのではないでしょうか。

 

⑦卒業後も続くキャリアサポート

奨学金・各種サポート

 

※これは本来卒業後研修のページに飛ぶのが正しいかと思います。

 

奨学金や給付金、ローン、更には寮についての情報が掲載されています。実は8年間も在籍していたのに知らない制度がいくつもありました。学生寮や学生マンションがあることを知らなかったですし大学(人間総合科学大学)と併修できるということも。在学当時と制度が変わっているので進学希望者に話をするときに気を付けようと思いました。そして補助制度が充実するようになったと。

 

これら7つの強み以外にも特筆すべきことがあります。

 

本校について 教員紹介

 

教員の情報を公開するようになりました。以前は誰が専任教員なのか外から分かりませんでした。学生からすれば実際に習う教員がどのような人かは知りたいはず。このホームページでは氏名、顔写真に担当科目、趣味・特技等、メッセージとあります。簡単ですがどのような教員がいるか分かります。これだけの教員を揃えている学校も多くはありませんので学校の規模が分かるというもの。

卒業生としても今学校にはどの先生がいるか分かるので助かるのです。

 

東京医療専門学校が伝統校と書いてきましたがその歴史が分かります。

 

本校について 沿革

 

以前のものよりも詳しく書いてありどのような変遷を経たのかを知ることができます。歴史を知ることで学校の雰囲気が分かるもの。

更に呉竹学園について分かる図があります。

 

本校について 特色

 

鍼灸業界では通称「呉竹(くれたけ)」と言います。それは学校法人の名称が呉竹学園だからです。呉竹学園グループとして3校あります。東京医療専門学校(東京校)呉竹鍼灸柔整専門学校(横浜校)呉竹医療専門学校(大宮校)。東京校以外にも施設がありそこと連携できることが更なる強みになります。大宮校にはMRIを持つクリニックがありますし、呉竹医学会では呉竹学園3校全体で行います。

 

そこに呉竹学園関連施設として

呉竹メディカルクリニック

東洋医学臨床研究所

ベテル南新宿診療所

呉竹学園教育センター

があります。これらの存在も大きな強みになるでしょう。

在校生も卒業生も結構母校の歴史や組織が分かっていないもの。ホームページに情報がまとまっていると便利です。

 

これから入学しようか検討している人にも便利になっています。オープンキャンパス、個別学校見学、オンライン個別相談と充実しています。コロナの影響でリモート能力が進んだ東京医療専門学校。現地に来なくてもオンラインで相談になることができるようになりました。また生配信するオンラインオープンキャンパスも始めています。

コンタクトする入り口も現地訪問、電話、メールだけだったのが今ではFacebook、Twitter、Instagram、公式LINE、YouTubeとSNSに対応しております。

 

ホームページには訪問者別メニューとして高校生、大学生、社会人、保護者、在校生、卒業生、治療院・企業と分けてページを作っています。この取り組みはとても理にかなっていると思います。在校生が知りたい情報と卒業生では違います。就職関連で問い合わせたい治療院や企業も余計なところに行かずに済みます。進学希望者も高校生と社会人では状況が変わります。高校生の場合、通うのは本人かもしれませんが学費を払うのはほとんどの場合その保護者になるでしょう。そう考えると入り口を分けることはとても大切です。

 

 

私はあじさい鍼灸マッサージ治療院を開業してからチラシ、ホームページ、看板、SNSなど全ての広報活動を自らやってきました。ポータルサイトに登録したりフリーペーパーに広告を出したりしたことがありますがそれも全て掲載内容を作ってチェックしています。また母校の教員養成科で毎年開業鍼灸師のSNS活用というテーマで特別授業をしてきました。

その経験からもうちの学校は広報が苦手なのか何もしないよな、と内心感じていました。

しばらくすると柔道整復師科が本腰入れてYouTubeやSNSを始めたなと思い、昨年くらいから鍼灸科も外へのアピールが始まったなと。私が鍼灸マッサージ科のときとはもちろん、3年前とは比べ物にならないくらい広報活動を広げています。

 

そしてホームページのリニューアル。業者の手が入っていると予想しますが内容は学校側でしか作れません。相当考えて工夫して作ったと思います。ホームページを一から自作しているのでその苦労は分かります。時代の流れに乗り遅れず攻めの姿勢がみえます。その伝統から本来ならば保守でどっしり構える学校だったと思うのですが、今はいい意味で行動的で最先端に行こうとしていると感じています。

 

甲野 功

 

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