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~地域散策 神楽坂の石畳み~

あじさい鍼灸マッサージ治療院 神楽坂の石畳み
神楽坂の石畳み

 

 

神楽坂。かつて都内でも有数の花街として栄えた地域。総理大臣を務めた昭和の大物政治家、故田中角栄も通った場所です。

その後衰退し(敢えて地元民としての感想としてこのよう表現します)、アイドル「嵐」の二宮和也氏主演のドラマ撮影地になったことで息を吹き返し、更なる発展を遂げたといえるのです。

 

今では有名な観光地でミシュランの星付きレストランが多数あるグルメの街。ちなみにミシュランガイド2022によれば神楽坂には3つ星が2軒、2つ星が1軒、1つ星が5軒、ビブグルマンが7軒。これほど評価されているレストランがあるのは、花街としての歴史的背景が影響しているでしょう。

現在では芸者さんを神楽坂で見かけることはほとんどありませんが、その時代の雰囲気を残しているのが石畳みの路地ではないでしょうか。神楽坂は目抜き通りから奥に入ると入り組んだ路地があり、それも石畳みになっているところがあるのです。この風景は京都祇園にも似ていて再開発されていない懐かしい雰囲気を醸し出しています。

 

本日は神楽坂の石畳みについて紹介します。

 

神楽坂として有名な場所は東京メトロ東西線神楽坂駅や都営大江戸線牛込神楽坂駅よりもJR他各線飯田橋駅からの方が近いです。飯田橋駅を出て、外堀通りを背にして神楽坂通りの坂を上って東西線神楽坂駅へ向かって歩きます。大久保通りまでのエリアを神楽坂下と言われます。大久保通りを超えると神楽坂上になります。

どちらも商店が並びますが雰囲気が違います。神楽坂下は観光客が多く訪れ、外向けのお店が多い感じ。神楽坂上は地元住民のための商店街という感じです。近年、神楽坂上の方も注目されて新しいお洒落なお店が増えました。更に”奥神楽坂”なる言葉も生まれて注目されるエリアが広がりました。

 

石畳みの路地があるのは神楽坂下のエリアです。神楽坂上にも細かい路地がありますが地元住民のためのもの。神楽坂下の路地にはかつて料亭や一見さんお断りのお店、旅館が並ぶ非日常的な空間でした。生まれからずっと神楽坂近くに住んでいる私も2007年に入って二宮和也氏主演、倉本聰脚本の連続ドラマ「拝啓、父上様」が話題になるまで足を踏み入れたことが無かったのです。狭いし複雑ですし看板も出ていないお店ばかり。私の大学は東京理科大学で校舎が神楽坂下にあり、散々この近辺を歩いていたにも関わらず。

2007年以降、聖地巡礼と称して二宮和也氏ファンの若い女性が神楽坂を訪れるようになって、石畳みの路地が広く知られるようになったと記憶しています。私が初めて路地を通ったのはまさに知り合いがドラマの撮影地に行ってみたいというので連れて行ったときでした。

 

石畳みの路地として有名なのが「兵庫横丁」と「かくれんぼ横丁」。神楽坂には細かい路地があり、それぞれ名前が付いています。地元の私も完全に把握できない細かい道があるので初めて訪れた人はだいたい迷うのではないでしょうか。「兵庫横丁」の由来は戦国時代の武器庫=兵庫があったことから。「かくれんぼ横丁」は路地がせまく、曲がり角があるため、後ろから人をつけてもすぐに見失うから。これらのように言われています。

 

位置関係や他の路地については下記サイトの地図を参考にしてください。

東京note 人と街をつなぐ場所。 神楽坂・路地横丁マップ

 

風情のある景色が残っています。

特徴は扇形に並んだ石畳み。これが芸者さんの扇を表していると言われています。道幅は狭く、人がすれ違うのも苦労するくらい。階段、坂、段差も少なくなくバリアフリーとはかけ離れた造り。それがまた歴史を感じさせます。建物、塀が景色を作ります。長く黒い塀は京都を彷彿させます。「通り抜けできません」という札があるのも祇園のよう。お金をかけて景観を再現しても人々の生活感や歴史を再現するまではできません。これは何十年、何百年と積み重ねた結果ですね。石畳みをモチーフにしたお菓子もありますし、このロケーションがいいと出店する店も多々あります。目抜き通りに面するよりも奥まった石畳みの路地にある方が価値があるという。

 

再開発が進み古くからある建物が壊され(古民家を改装した茶寮の旧店舗は最近更地になりました)、大久保通りの拡張工事があります。高層マンションも建築されました。神楽坂の路地裏、石畳みは残しておかないといけない景観であるでしょう。一度壊したらもう再建することはできません。観光がまた盛んになってきて、楽しみに神楽坂を訪れたひとが期待通りだったと思えるものが残っていくことを願います。

 

甲野 功

 

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