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~箱根大涌谷~

あじさい鍼灸マッサージ治療院 箱根大涌谷
大涌谷の風景

 

 

この夏休みに子ども二人を連れて箱根一泊二日の旅行に行きました。私個人としては数え切れないくらい訪れている箱根ですが、子ども達の希望はユネッサン大涌谷でした。ユネッサンは温水プールと温泉というアトラクションとして楽しい施設ですが、大涌谷にもう一度行きたいというのはなかなか意外です。2年前に連れて行ってからずっとまた行ってみたいと話してきたところ。その子ども達を魅了する大涌谷について書きます。

 

箱根町観光協会 大涌谷

 

関東では圧倒的、日本全国でも有数の観光地、箱根。その箱根エリアでもどこが一番人気があるでしょうか。例えば京都で一番人気のある観光地はどこでしょう?という問いに近い、なかなか選び難い問いだと思います。実はこの話題をまだ鍼灸整骨院で働いているときに箱根によく行く患者さん達としたことがあります。それは、私がその職場を辞めるときに記念としてスタッフの一部を箱根観光に連れていく企画を立てたからです。地方出身者もいましたし、あまり箱根を知らない人たちに箱根の良さを伝えたい。そうなるとどこに行くのがベストであろうか。複数の患者さんにこのような相談を持ち掛けて、私も含めて全員一致で出たのが大涌谷でした。正確には、箱根ロープウェイで大涌谷に行く。これに勝る箱根の観光はないだろうという。

数多くの有名スポットが箱根にはありますがロープウェイからの大涌谷に勝るものはない。それが箱根に何度も訪れている者の意見でした。誰だって初めてのロープウェイで山を越えたら眼下に広がる大涌谷の景色に、声を挙げない人はいない。本当にそう思いますし、実際誰もがそうでした。例えテレビ番組で見ていたとしても。圧倒的な光景を目の当たりにしたら。

 

箱根ゴールデンコースと言われるルートがあります。これは新宿からロマンスカーで箱根湯本駅へ。そこから箱根登山電車に乗り替えて強羅駅へ。強羅駅からは箱根ケーブルカーで早雲山駅へ。早雲山駅から箱根ロープウェイで大涌谷駅へ。大涌谷駅からロープウェイを乗り替えて桃源台駅へ。桃源台駅から芦ノ湖に出て海賊船で元箱根港まで。これが一般的なゴールデンコースです。乗り物だけで陸海空を制覇できます。大涌谷はそのコースのいわばハイライト。

都心から1時間半で緑豊かな箱根に入り、乗り物を乗り継いで急勾配の山を上っていきます。箱根の大自然といっても場所は神奈川県。東京からそこまで離れていません。それなのに険しい山道を乗り物で登っていく。その時間は新宿駅を出てから2時間足らず。ロープウェイで空から山を越えていくと突然それまでとがらりと違った景色になります。大自然が創り出した景色が突然眼下に広がるのです。ずっと青々した緑の山々から急に硫黄の匂いともうもうと吹き出す水蒸気、木々が枯れて剝き出しになった土。一部が硫黄によって黄色く変色しています。ほとんど前触れを感じさせず急に現れることに感動を覚えます。

 

さて大涌谷はどのようにできたのでしょうか。説明によると、およそ3,000年前の噴火により神山(標高1,438m)が崩壊してできたと言います。ちなみに大涌谷に対して小涌谷という地名も箱根には存在していて、我が家何度も行っている箱根ユネッサンは箱根登山電車小涌谷駅からバスに乗ります。神山というのも色々と興味深い山でして、いつか登ってみたい有名な霊山です。大涌谷は神山の中腹にあたり、ハイキングが好きな人は大涌谷から神山、駒ケ岳と縦走します。火山活動の状況によって可能かどうか決まりますが。

 

知っての通り箱根火山は活火山です。今も活動中です。都心から最も近い活火山ではないでしょうか。そのエネルギーを感じさせてくれるのでとても貴重な見学地とも言えます。前回よりも成長した子ども達には火山の自然造形を見るように伝えて、二人とも数多くの写真に風景を納めていました。

理科の課外活動で来てもらいたい自然の教本でもあります。二酸化硫黄(SO₂)と硫化水素(H₂S)が出ていて、もう少ししたら化学の勉強にもなります。硫黄と書くように黄色く変色した土地は化学変化の証ですし、名物黒たまごも同様です。観光地としての楽しさもありますが、理科を学ぶにあたりとても優秀な教材でもあるのです。

 

大自然が相手であるため、過去には噴火活動により立ち入り困難、立ち入り禁止になってきた大涌谷。それでも活動がおさまれば数多くの観光客が足を訪れる箱根エリア最高峰の観光地といえるでしょう。私が幼いときに観た景色を我が子にも観せられることは幸せなことです。

 

甲野 功

 

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