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~長女との京都旅行~

あじさい鍼灸マッサージ治療院 平等院鳳凰堂を撮影する長女
念願の宇治平等院鳳凰堂を撮影する長女

 

 

10月の3連休が終わりました。暦の上では今年最後の3連休でした。その日曜日、月曜日(祝日)に長女と京都に旅行に行ってきました

 

京都は私がとても好きでよく訪れる場所。既に今年4月にも大学の後輩が主宰するダンスパーティーに出席するために行ってきたばかりです。東京に首都が移る前、1000年に渡りこの国の中心だった土地。歴史ある神社仏閣の宝庫でコロナ前は世界一の観光都市にもなりました。自分の趣味ですが子どもにも知ってもらいたいという想いがありました。

 

電車酔いや車酔いが激しい長女。遠出することはあまり好みません。頻繁に箱根に連れていっていますが、何度も乗り物酔いで大変なことになりました。京都は東海道新幹線で東京駅から2時間以上。これまでの新幹線での最長距離は名古屋まで。その先の京都はなかなか大変です。ただ学年が上がってきて体の成長に伴い、酔い止めを飲んでコンディションを整えることで行けそうな状況になってきました。こんこんと京都の良さを説いて一緒に行く決意をしてもらいます。

 

ところが

 

8月に京都に日帰りで行く予定だったのですが、二人とも体調不良。とても外出できるような状況ではなく止む無く中止。既に買ってあった往復の新幹線代を払い戻すこともできませんでした。そしてその後、私が救急搬送される事態に。苦しい闘病生活でした。一度京都に行くと決心をした長女、行けないとなると反対に京都への憧れが強くなりました。特に清水寺と宇治平等院に行って写真撮影をしたいといいます。私も体調が良くなったら必ず連れいこうと決意しました。何より自分の快気祝いにしたいと思いました。

 

体調の目途が立ってから旅行計画を作り始めました。長女が行ってみたいところをピックアップするとやはり日帰り旅行は無理があると判断。それまでは疲れるから日帰りがいい(宿泊するのは疲れるという。日帰りの方がずっと疲れると思うのですが。)と言っていましたが一泊二日の泊まり旅行で行くことにしました。8月のときは日帰りで計画していたので朝からあわただしくなりますが、宿泊することでスケジュールに余裕が生まれます。ただ京都の憧れが強くなった長女は“京都らしいところ”に泊まりたいと言い出します。いわゆる“京都らしい”となると老舗旅館になり宿泊費が高額になること間違いありません。予定日は3連休ですし。泊まるだけなら便利な京都駅前のビジネスホテルでいいじゃないかと考えていたのでちょっと困りました。しかしある意味私のエゴにつきあわせるわけで、なるべく希望を叶えたい。そういうことで探してみると和モダンなちょうどいい宿が見つかりました。内装を和風にしている民宿とホテルの間くらいの規模。少々鉄道駅から離れているのが気になりますが、京都の雰囲気がありながらそこまで料金が高くない。長女もサイトをみてここでいいと言ってくれたので決定。

 

これで何年ぶりかも分からない宿泊京都旅行が決まったのです。ここ数年の京都旅行は全て個人の日帰り旅行。一人で始発の東京発新幹線に乗り、行きたいところを巡って当日帰京するというもの。なお時間を更に有効利用したいと今年4月は夜行バスで行きましたが、もう体力的にやりたくないと思いました。個人的に京都で泊まれるなんて嬉しいという気持ちでいっぱいでした

問題は天気。2週間前から天気予報をチェックしていのですが、見事に10月9日、10日が雨。当日が近づくにつれて天気予報も変わるだろうと希望的観測をしていたのですが前日になっても雨。当日の天気予報では9日が雨で10日は雨のち曇りになりました。私も長女も写真撮影に強い情熱があるので雨というのは本当に避けたいところ。カメラマンのように雨具を揃えることまでしないのでカメラが濡れる、レンズが濡れるのが嫌なのです。稀代の雨男だった私の力が発揮されたような。

 

長女の希望は清水寺宇治平等院伏見稲荷大社。当初の予定では9日に京都について清水寺に行き、そこから宿泊先へ。翌日、京都駅まで出てから宇治に行き平等院と宇治のお茶やスイーツを食べて、京都に戻る途中にある伏見稲荷大社に行って千本鳥居を撮影するというものでした。私はこれまでの経験で長女の体力や天候次第で予定が崩れると予想し、ふたを開けてみてダメならしょうがないかなという気持ちでいました。

 

そして10月9日(日)当日。普段は朝起きられない長女は早めに起床。録画したアニメ「SPY×FAMILY」最新話を観ると布団から出てきました(※しかし世界卓球放送延長のため最後の6分しか録画できていませんでした)。これだけきちんと起きられるなら、もっと早い時間の新幹線でも良かったのにとやや後悔する私。早めに起きてコンディションを整えないと乗り物酔いをするので12:51東京発の東海道新幹線にしていました。とても余裕をもって11:00に自宅を出発。12時前には東京駅に到着します。東京駅でサンドイッチを買って昼飯に。連休中の昼間ということもありますが、これまでコロナ禍が始まってから京都に行くときに乗った東海道新幹線の中で最も人が多かったです。天気予報で京都は間違いなく雨だったので折りたたみ傘ではなく通常の傘を持参しました。我々だけ傘を手に持っていることにやや恥ずかしさととても邪魔だなという気持ちになります。

 

12:51東京発、東海道新幹線のぞみ91号広島行き。時間に余裕をもって長女のお腹を満たせておき、事前に酔い止めを口にして対策万全で新幹線に乗り込みます。途中互いに睡眠をとりつつ15:06に京都駅に到着です。京都は想像以上の雨。小雨くらいと願っていたのですが雷注意報が出るほどの本降りです。ここで折りたたみ傘ではなくきちんとした傘を持ってきて本当に良かったと思いました。更に私は事前に防水処理がしっかりされた新しい靴を買っておいたことに、よくやったと自分を褒めました。あまりに強い雨に、この中で外を観光することはできないと判断した二人は五条堀川の宿に直行することにします。京都駅で市バスに悩みながら(乗り込もうとしたバス停が違いました。系統が同じなのに乗り場が複数あるとは思わずにあやうく間違えるところでした。)バス停に並びます。運よくすぐにバスが来たのですが、乗ってみると1時間予定より遅れていたのだとか。京都市街地名物の渋滞が戻ってきたのでしょうか。何にせよ運が良かったです。

 

バスに乗ること15分ほど。五条通りから少し入ったところにある宿に到着しました。バス停から2分ほどしか歩いていないのにけっこう濡れてしまいました。

宿にチェックインするとお茶とお菓子が出てきます。予想以上に内装がオシャレで、老舗旅館のような重厚感がなくとてもちょうどいい感じでした。部屋も必要最低限のものしかないのですが、シンプルで内装は和テイストで落ち着いていました。私の予想以上に長女が喜んでくれたのが幸いです。この雨の中で歩きたくないというので早いですが(17時台)夕食にしようと話しました。宿は夕食無し朝食付きプラン。バス停から歩いて来る時に見えたうどん屋さんに行ってみようと。雨のなか歩いていくと「麺がなくなったので今日の営業を終了します」という立て札。18時になる前に終わっていました。更に京都といえば喫茶店文化です。近くにあった地元の人が入りそうな喫茶店をみたら18時終了。もう歩き回る気がなくなった長女はコンビニで夕食を買って部屋で食べようと言い出します。京都まで来てコンビニ飯か、というやるせない気持ちもありますが、ここは子ども優先でと考えてファミリーマートで食事を買って宿にUターンしました。

 

部屋はお布団が敷かれており、久しぶりの畳に布団、長女は喜んでいました。結局どこにも行かないことにした私たちは部屋で夕食をとってのんびり。すると夜8時頃に長女が疲れたからもう寝ると言い出します。新幹線2時間と前後の電車やバス移動が堪えたのでしょう。稀にみる早い時間の就寝。

それからの時間、私は本当にのんびりと過ごしました。家事をしたり子どもの勉強をみたりすることもせず。自宅だと時間ができるとつい仕事をしてしまいます。何もしなくていい。何もしない。普段は寝相の悪い次女がぶつかってきてしがみついてきて夜中に目が覚めてしまうのですが、それもなく広々とした布団で眠れる。非常に贅沢でした。実は快方に向かっていた右顎がまた腫れてきて口が開かなくなってきていました。想像するに日々の疲労がたまって体の治癒力が落ちてきたようなのです。9月は開業以来過去最高益でした。月初に救急搬送されるくらい体調が悪くて休んだにも関わらず。それだけ月の半ばから忙しかったのでした。京都の宿でゆっくりと過ごしたらまた調子が良くなり腫れがおさまってきたのです。清水寺の観光や京都らしい夕食、夜景を撮影しようという計画は全て消えましたが心身ともに休まる時間を得たのでした。

 

翌日、10月10日(月)。

 

朝食がついています。感染症対策のため時間を指定することになっていて、8時15分に予約をしていました。長女は早く寝たせいか、きちんと早起きしてくれました。旅の準備をして朝食へ。バイキングスタイルで和食と洋食、両方がありました。味噌汁、湯豆腐、だし巻き卵、漬物。有名パン店のパン。各種ドリンク。それを小さいながらも日本庭園を眺めながら食べます。長女は湯豆腐とだし巻き卵の美味しさに感動していました。京都らしい食事だと。朝食も含めて長女はいたくこの宿が気に入っていました。その姿をみると最初の日帰りプランではなく宿泊に替えて良かったと思いました。

 

さて前日行けなかった清水寺から観光が始まります。長女に聞いて、彼女の優先順位が、清水寺に行き清水の舞台に立つ>宇治に行き平等院鳳凰堂をみる、宇治のお茶やスイーツを楽しむ>伏見稲荷大社の千本鳥居を撮影する、というものでした。事前の計画では10日は京都駅からJR奈良線で宇治に向かう予定でしたが、朝一番で清水寺へ向かうことにしました。

幸いなことに宿の目の前に清水寺方面に行く市バスのバス停があります。しかもバスが遅れていたのか待たずにすぐにバスが到着しました。五条通りをまっすぐ進み、途中かの有名な五條大橋、そして牛若丸と弁慶の対決を示した石像を車窓からみることができました。途中やや渋滞に遭いながらも最寄りバス停に到着。そこから徒歩で坂をのぼっていきます。清水寺は山。バス停から15分ほど登らないといけません。バス停を降りたときは寒いと話していた長女はすぐに暑いと言い出します。長い坂をのぼっていくとどんどん土産物屋さんが増えてきてとても華やかな街並みになります。

 

コロナ前はいつも人混みが絶えなかった坂。2020年には人が歩いていない閑散とした様子が報道されました。そして2022年10月10日。再び人がごった返していました。中国人と思われるツアー団体客。修学旅行の大型バス。個人旅行と思われる外国人グループ。そして国内観光の日本人。あの混雑した京都が戻っていました。時間は朝の9時。早い時間帯でもお店は開き、買い物客がいます。美味しそうな食べ物、華やかなお土産。目移りします。2020年以降京都に何度か来ましたが、ここまで活気のある京都は2019年以来でした。

 

清水寺に到着します。撮影しようとカメラを構えると嫌でも人が写ってしまいます。京都の中でも1、2位を争う有名観光地。さすがです。人が多くて迷惑、ではなく、よくまたこの賑わいが戻ってきた、という気持ちでした。長女は人の多さに驚いていましたが。

本堂に入るための拝観チケットを買うために並びました。お寺や神社に入るのに並ぶのは本当に久しぶり。混雑する中、長女が熱望した清水の舞台に立ちました。雨は止みましたが曇り空で白い空を残念がっていましたが、高台から遠く京都タワーまで見える風景を喜んでいました。一眼レフカメラを出して撮影をしていきます。舞台を下からも撮影しました。途中茶屋に寄って甘酒を飲みました。そこは結婚する前に妻と入った茶屋。10数年ぶりに今度は娘と入りました。そこで足を休めたあとは次なる場所、宇治に向かうことにします。

 

バス停まで下っていきます。ここでも幸運にも市バスがすぐに到着。天候には恵まれませんでしたがバス運は完璧でした。予想よりも渋滞に遭わずに京都駅に到着します。ここで帰りの新幹線のチケットを取ることにします。長女の体力(気分)次第と思って帰りに新幹線を取っていなかったのです。京都駅に着いて長女とは18:00くらいの新幹線にすることに決めて券売機へ。しかし二人で隣に座れる席が残っていません。ちょっと舐めていました。3連休最終日。京都から東京に向かう東海道新幹線は大人気だったのです。仕方なく次の便を探してやっと隣に座れる席を発見。チケットを購入。この判断は後々助かることになります。

 

それからロッカーを探します。手に持っている傘が邪魔です。また荷物が地味に重たくて疲れます。どうせ京都駅に戻るのだから使わない荷物をロッカーに入れておこうと。しかしここでも舐めていたことを実感。大量に並ぶロッカー。どこも空いていません。京都の混雑ぶりを忘れていました。ひとしきり二人で空きロッカーを探しても全く見つからないので宇治に向かう決断をします。手荷物が煩わしいですが浮いたロッカー利用料で美味しいものを食べることにしようと。

 

京都駅からJR奈良線宇治駅へ向かいます。途中、稲荷駅がありそこに伏見稲荷大社があります。宇治での状況で伏見稲荷大社も行くか決めようと話していました。予想すると少々時間が厳しくなりそうだと。奈良線も幸いにも上手く乗ることができました。約20分で宇治駅に到着です。

 

宇治駅を下車し、歩いて平等院に向かいます。途中お茶屋の本店が並んでいます。時間は12:30。平等院に行く前に昼飯を食べてしまうことにしました。通りにあったうどん屋さんに、昨日食べることができなかったうどんの無念を長女が思い出したのです。入ると抹茶うどんの文字。やはり宇治。抹茶推しです。私は抹茶うどんのつけ麺で九条ネギと京鴨が入っているものを、長女は普通のうどんできつねうどんにしました。京都、それも宇治らしい食事を食べました。

13時過ぎに店をあとにして平等院へ。参道は抹茶のお店だらけ。抹茶ラーメン、抹茶スイーツ、抹茶餃子などなど。よくもまあ何でも抹茶にしたものかと。清々しい抹茶だらけのお店の数々。目移りしながら平等院に到着。長女が念願だった鳳凰堂に辿り着きました。

 

4月に私が訪れて写真を見せてから、自分も観て写真撮影をしたいと言っていた平等院。言わずと知れた10円玉のデザイン。曇りのため背景の空が白いことを残念がっていましたが何枚も撮影しました。その後は境内にあるミュージアムへ。国宝、鳳凰象をみました。1万円札のデザインとなっているあれです。それからお土産屋で折り紙セットを買いました。組み合わせて正8角形の箱ができるやつです。

 

平等院の次は宇治でもう一つしたかった、お茶を飲むこと、をします。京都宇治に興味がわいた長女は宇治で抹茶やお茶を飲んでみたいと考えるようになっていました。その要望を叶えるために辻利本店に入ります。抹茶ラスクで有名。京都のお土産で定番の辻利。その総本店が宇治にありました。立派な店構えで4月に前を通ったときは感動を覚えました。そこに長女と入ることにしました。テラス席に座り日本庭園を見ながら急須で入れるお茶とわらび餅を頼みます。なかなか渋い趣味がある長女はわらび餅が好きなのでした。煎茶やわらび餅もさることながら冷たいほうじ茶の美味しさに感動する長女。小学生でこの味が分かるとは。あまりにほうじ茶が美味しかったのでラスクなどのお土産と一緒にほうじ茶のティーバッグを購入しました。なおこのティーバッグ、辻利本店ですのでびっくりするお値段でした。

 

この時点で伏見稲荷大社に行くのは諦めることにしました。帰りの新幹線の時間を考慮すると厳しいと判断しました。宇治駅に着いた時点で長女には疲れの色がみえてきた。その代わり早めの夕食を京都駅でとろうと、スマートフォンでレストランを検索しました。京都駅の高層階にあるレストラン街を巡って気に入った料理を探します。長女が鰻が食べたいというので、せっかくということで決めました。オーダーを受けてから炭火焼きをするきちんとしたお店。個室に用意されました。長女は値段を気にしていました(そこを考慮する年齢になりました)が、前日の夕食がコンビニ飯で安かったのでいいよと話しました。ひつまぶしという京都ではなく名古屋の料理ですがいい食事をしました。

 

夕食が終わったら京都駅ビルの展望台に行きます。ちょうど日の入りで美しい夕焼けが見られました。また近代建築とイルミネーションのある京都駅の撮影。二人で写真撮影に没頭してしまいました。緑にライトアップされた京都タワーも綺麗でした。撮影に熱中し過ぎてお土産を買う時間が削られて焦る二人。急いでお土産を購入します。そして新幹線ホームへ。凄い人混み。ひっきりなしに到着する東海道新幹線。満席の車内。こんなに混雑した電車を経験したことがない長女はびっくりしています。スーツケースを引いている人だらけです。無事に新幹線に乗り東京駅に20:21に到着。箱根日帰り旅行よりも早い時間に帰宅することができました。

 

京都という遠方の旅行でしたが一泊宿泊したことでとても余裕のある道中でした。天気には恵まれませんでしたが2日間両方雨という最悪な事態は避けられました。伏見稲荷大社に行けなかったのは残念でしたが楽しい旅だったと長女は振り返ります。私単独で行く京都旅行とは異なるのんびりとした旅でした。

 

甲野 功

 

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