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~京都清水寺~

あじさい鍼灸マッサージ治療院 京都清水寺
京都 清水寺

 

 

10月の連休に長女と京都旅行に行きました。京都で最初に行ったのが清水寺でした。言わずと知れた京都でも有数の有名スポットです。あまりにも有名、定番観光地ですが紹介します。

 

音羽山 清水寺

 

あまりに有名な京都の清水寺。正式には「音羽山清水寺」と言います。音羽山の中腹にあり、バス停から清水坂を登らないとたどり着けません。その道中はお土産もの屋さんが並ぶとても賑やかなところ。有名な寺院によくある風景です。創建が宝亀9年(778年)と1200年以上前。その歴史から数多くの国宝、重要文化財があります。またその長い歴史ゆえに度重なる大火災に遭ってきました。その都度再建を繰り返し現代まで残り、1994年にユネスコ世界文化遺産「古都京都の文化財」の一つとして登録されます。

 

清水寺の開祖は「賢心(けんしん)」。奈良にある観音菩薩を本尊とする子島寺で修行を積み山岳仏教の修練に励んだ僧で、のちに「延鎮」と改名します。ある日、賢心は夢で”南の地を去れ”というお告げを受け北に進み、京都音羽山で滝を発見します。のちの「音羽の滝」です。ここで「行叡居士(ぎょうえいこじ)」出会い、彼から霊木を授かりこの霊木で観音像を彫りお堂を建ててくれと言われます。そして十一面千手観世音菩薩を御本尊とする寺院を建立し、音羽の滝の清らかさにちなんで「清水寺」と名付けました。

 

奈良仏教の法相宗を宗旨として始まり、奈良にある法相宗大本山興福寺の末寺としてありました。近年になり昭和40年(1965年)に当時の貫主「大西良慶和上」によって北法相宗本山として独立します。南の奈良に対して北の京都という意味で北法相宗となりました。大西良慶和上は「仏教の社会的活動」を掲げて老人福祉施設や児童養護施設の開設や運営、災害時の慰霊や復興ボランティアなどを行い、公益のために尽力することが自身と仏教が担う使命だと考えていたといいます。清水寺の中興の祖と崇められています。

 

清水坂を登ってくるとまず見えてくるのが珍しい狛犬。狛犬は一対、つまり2体並んでいて、口を開けたものと閉じたものが対になっています。これは陰陽論の阿吽に対応しており、口を開けているのが阿形で口を閉じているのが吽形。五十音の“あ”(阿:始まり)と“ん”(吽:終わり)を示します。ところが清水寺はどちらも阿形狛犬なのです。つまり両方とも口を開けているのです。しかも天に向かって叫んでいるような。色々な寺や神社を巡っていますがこのような狛犬はとても珍しいです。どうして両方とも阿形狛犬なのかは諸説あるようです。

 

続いて目立つのが仁王門。清水寺の正門になります。応仁の乱により文明元年(1469年)に焼失するも1500年前後に再建され平成15年(2003年)に解体修理されました。重要文化財になります。この仁王門をくぐると清水寺境内に入っていきます。

 

立派な西門のある像が祥雲青龍です。雄叫びをあげたような姿は迫力があります。1200年の歴史がある清水寺においてとても新しいもので平成27年(2015年)12月に建立されました。この年は清水寺門前会が創立30周年で、かつ毎年行われる青龍会誕生から15年に当たり、それを記念して造られました。

 

祥雲青龍の後ろに控える立派な建物が西門です。現在の西門は寛永10年(1633年)に再建されたもの。400年近く前から残っている重要文化財です。西門というくらいですから西の方角を向いています。この門からみる日没の景色が素晴らしいといいます。仏教には「西方浄土」といって極楽浄土は西にあると考えられています。

 

西門の奥にそびえ立つのが三重塔です。高さが約30mという国内最大級の三重塔です。京都というと東寺の五重塔が東海道新幹線からも見ることができて象徴的。対して高台にある三重塔が清水寺のシンボル的な存在になります。創建は承和14年(847年)で現在の三重塔は寛永9年(1632年)に再建されたもので重要文化財です。

 

続いて胎内めぐりができる随求堂。今年清水寺を訪れたときはたくさんの人が並んでいたので止めましたが、10年以上前に訪れたときは真っ暗な道を手探りで歩いてきました。享保2年(1735年)に建立され大随求菩薩を本尊(秘仏)としています。

 

そして本堂。寛永10年(1633年)年に再建されました。国宝に指定されています。本尊は千手観音菩薩です。ここには清水寺で最も有名な「清水の舞台」があります。断崖絶壁に建つ本堂からせり出した舞台の高さは13m。「清水の舞台から飛び降りる」という諺の語源になっています。なお実際に何人もの人が舞台から飛び降りたそうで、助かる確率は低くなかったそうです。舞台は懸造りという日本古来の伝統工法で作られており、支えているのは18本の柱。樹齢400年余の欅を使い、釘を一本も使っていません。下から眺めるとその建築技法の素晴らしさが分かります。舞台の床を平成の大修理で張り替えています。この舞台はご本尊である千手観音菩薩に芸能を奉納する場所としてあり、古くから雅楽や能、狂言、歌舞伎など日本の伝統芸能がこの場所で演じられてきました。本堂内部は手前から外陣(礼堂)と内陣、内々陣の3つに分かれています。一番奥の内々陣には御本尊が奉祀され、内陣も聖域として通常は一般参拝客が立ち入ることができません。

 

本堂の先に阿弥陀堂があります。寛永8年(1631年)に再建された重要文化財。御本尊は名前の通り阿弥陀如来になります。阿弥陀堂にも小さな舞台があり、そこから見ると本堂舞台の様子がよく分かります。本堂と異なり阿弥陀如来像を参拝することができます。

 

阿弥陀堂を過ぎると山を下りていきます。下の方には清水寺の起源といえる音羽の滝があります。3筋から流れていて正面から見て右が延命長寿、中央が恋愛成就、左が学業成就のご利益があるとされています。流れる水を飲むのですが、今年の清水寺訪問ではたくさんの人が並んでいてやめました。なお10年以上前のときは飲んだらお腹をくだしました。

 

他にもたくさんの見所があります。休めるお茶屋も充実しています。しっかりと予習をした上で訪れて時間をかけてみて回るといいでしょう。

 

甲野 功

 

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