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~日光旅行~

あじさい鍼灸マッサージ治療院 日光旅行
日光旅行

 

 

先月の週末に長女、次女と一緒に一泊二日の日光へ旅行に行ってきました。

 

栃木県日光。関東の有名観光地の一つ。何といっても日光東照宮が有名です。今年の大河ドラマの主人公である徳川家康が祀られている神社。それ以外にも著名な神社仏閣が集中しているエリアで世界遺産、国宝、重要文化財に認定されているものが点在しています。

私は日光へ何度も訪れたことがあります。一番印象深いのはあん摩マッサージ指圧師、鍼灸師になって臨床現場で働き始めた年のこと。仕事に行き詰まり、肺の病気を患って自宅療養したことがありました。入院はしなかったのですが点滴を受ける状態だったのです。30歳を前にした新卒の秋。人生の節目であることを痛感していて、悩みや不安がありました。そのときに観たテレビ番組で関東一番のパワースポットが日光東照宮だと知り(もちろん諸説ありますが)、身体が治って職場復帰してすぐの休日に単身日光に向かいました。日光東照宮を参拝しました。その時点で何度か行ったことがある日光東照宮、新鮮味はありませんでしたが気持ちを込めて参拝したのです。その直後から色々なことがうまくいき今に至ります。妻と出会ったのもこの頃。この29歳のときに日光東照宮を参拝した経験が、今のパワースポット巡りに繋がっているのです。

 

このような体験から、日光東照宮は特別な場所になっています。子ども達にもいつか連れていきたいと考えていて前々から話をしていました。子ども達も成長してきて、遠出ができるようになってきました。昨年秋には長女と京都次女と箱根と宿泊旅行をして慣らしてきました。そこに年末に放送したテレビ番組から日光山輪王寺において秘仏である鎮将夜叉尊を9年に一度の御開帳をしていることを知ります。輪王寺は日光で有名なお寺です。何度か訪れたことがあります。しかし9年に一度しか公開しない秘仏のことは知りませんでした。長女がこの秘仏をみてみたいと言いました。また1月末に誕生日を迎えた長女。誕生日祝いも兼ねて日光旅行を計画しました。

 

東京都新宿区から栃木県日光に行くとなると王道ルートは浅草あるいは北千住から東武鉄道特急スペーシアに乗ること。たまに新宿駅からJRで日光直通の特急が出ることがありますが本数が少ないのであてにせず。私にとって久しぶりのスペーシア乗車を決定しました。とにかく電車、バスに酔いやすい長女。浅草から日光までの1時間50分もの乗車が困難になります。また浅草まで出るのも普段箱根旅行に使う新宿駅よりは遠いのも懸念でした。朝起きてから朝食をとってスペーシアに乗る時間を決めます。

 

どこを周るかも考えました。日光エリアは奥日光と呼ばれる山深いところや中禅寺湖華厳の滝といった山の上も魅力があります。しかしそこまで行くには有名ないろは坂をバスで登らないといけません。曲がりくねった山道。ただでさえ車酔いしやすいルート。長女には危険だろうと思い今回は除外。目的である日光山輪王寺は必ず行くとして、その周囲にある日光東照宮、二荒山神社大猷院を巡ることにしました。それ以外に日光らしい食べ物を食べたいと思い、調べてみると日光ぷりん亭というお店の評判がいいことが分かります。子ども達は湯葉とか肉よりもこのようなスイーツに興味をひかれました。

そして宿。東武日光駅、あるいはJR日光駅の近くで宿を探してみると、東武日光駅の目の前でとても安く泊まれる宿がみつかりました。昨年の京都、箱根に比べると格段に安い。子ども達は温泉だ、食事だ、内装だ、というところを重要視しないので利便性と価格を追い求めて格安ホテルにしました。

 

事前に最も懸念していたことが気温です。1月末の日光は当然ながら新宿区より寒いのです。天気予報を眺めるとだいたい氷点下まで気温が下がります。そこで旅行前にユニクロに行って防寒具を揃えることにしました。コロナ前に新潟県へスキーに行った以来の防寒対策をすることにします。なお一番寒さに弱くなったのは私。体重を落とし始めて非常に寒さに弱くなりました。諸々考えてスキーウェアーの下を持参することにします。日光に着いたら普段着の上から着て防寒対策をすることに。その分荷物が増えるのは仕方ないと考えて。

 

旅行当日。朝起きられない次女が不機嫌で大変でしたが何とか自宅を出発。都営地下鉄大江戸線に乗り蔵前駅へ。そこから都営浅草線への地上乗り換え。同じ都営地下鉄の乗り換えなのに地上乗り換えという。改札を出て道路を歩き駅構内に潜って乗り換える。その距離は数百メートル。同じ駅というのは無理がある距離ですが仕方ありません。乗り換え一度で済む結果的に最短ルートです。天候に恵まれて助かりました。

 

次女は初めての浅草。遠くに見えるスカイツリーと街並みに感動、することはなく、歩くのが面倒なようでした。浅草仲見世通りにあるマクドナルドに入り朝食。朝マックです。子ども達との旅行では朝食を外食にすることが常なのです。自宅を出るのに手間取ったため時間的な余裕が無くなりやや足早に東武浅草駅へ。子ども達は初めて乗るスペーシアです。いつもは小田急のロマンスカー。足置き台が付いていることに喜んでいました。ただ座った車両には我々しかいないことを不安がっていました。北千住からたくさん乗ってくるから大丈夫だよとフォローします。子ども達はクレヨンしんちゃんで有名な春日部を通ることや映画の描写でスペーシアが出てくることが興味の対象でした。

 

朝10時に浅草を出発して東武日光に11時50分頃到着。想像以上に乗り心地が良かったのか睡眠をとって割と快適に過ごせた子ども達。長女はやはり酔ったようですがそこまで大変ではなかったようです。ホームに降り立つとやはり寒い。数日前に降った雪が残っていて遠くに来たことを感じさせます。

駅のロッカーに必要ない荷物を全て入れて観光開始です。日光の土地勘はあるので迷わずバスへ。これまでの旅行に比べるとエリア内の移動は非常に狭いです。私一人ならば歩いて周れるくらい。駅前から施設観光バスに乗って終点の二荒山神社前まで行きます。乗っている時間は10分ほど。これくらいですから長女も酔わず助かります。

 

最初の観光地は二荒山神社

背の高い日光杉に囲まれた二荒山神社。こちらもテレビ番組で事前に観ていてアトラクションが多い神社だと子ども達は知っていました。二荒山神社は遊びというかアトラクションというか楽しめる神社です。江戸時代のテーマパークといえるでしょう。輪投げ、石投げ、ハート投げ、七福神めぐり。子どもも楽しめます。今年の干支である兎、金色で宝石を持った像があります。身の丈2mくらいある宝刀。お菓子の神様の像。散策路に点在する七福神像の数々。幸せの黄色いハンカチならぬ、黄色い布を木に巡らせた紐に括り付けて祈願する。四つ葉のクローバーを探す。他とは毛色が違う神社です。境内を遊びながら巡る感じでした。

 

二荒山神社を出ると午後2時ごろ。遅い昼飯をとることに。集団旅行者向けの広い広い食堂でラーメン、うどんを注文しました。昼時が過ぎたとはいえお客が私達しかいません。かつての日光からするととても寂しい光景です。箱根、京都はもう人が戻っていました。この3年間、観光業が大変だっただろうと感じました。

 

昼食後は旅の目的である日光山輪王寺へ。

まずは宝物殿へ。色鮮やかな仏像、仏具などが展示されています。特に風神・雷神像が圧巻でした。ただ子ども達はそこまで興味を示さず、私もそうでしたが、さっさと次のところへ。宝物殿の前にある逍遥園という庭園に進みます。典型的な回遊式日本庭園。冬なので花は咲いていません。紅葉も終わっています。その代わり感動したのが凍った池です。広大な池の表面が凍って一部割れて。日に照らされて独特な情景を出しています。私達3名は全員一眼レフカメラを持参していて、写真撮影が重要な旅の目的の一つ。普段見ることができない自然の美にシャッターを押しまくり。宝物殿は写真撮影ができないので興味が半減するともいえるのです。皆でいい写真が撮れたねと喜びます。そして三佛堂へ。その名の通り3体の大仏が並んでいるお堂。大仏の下を歩くことができ、目が合う大仏としても有名です。そしてそこには旅の目的であった秘仏・鎮将夜叉尊に参拝できました。大仏と対照的に身丈一寸五分(約5cm)という非常に小さな仏像。はり師として普段は1寸6分の鍼を用いているので馴染みのある大きさ。その小ささにもかかわらず細かく彫られていて緻密な芸術品とも言えるご様子でした。

 

二荒山神社を出るとバスに乗り東武日光駅へ。駅で荷物を回収して宿に向かいます。地図で確認していたつもりでしたが本当に駅前で面食らいました。そしてそれ以上に面食らったのが、店員さんが外国人の方だったこと。いまいち言葉が理解しきれず。水が出ない、水出るところが山の上にある、私達そちらに行く、ドミトリータイプ、プライベートルームある、あなたたちだけ。詳しく聞くとトイレが使えないわけではないので泊まれる。ドミトリーという言葉の意味が分からずどういうことなのだろうと頭には?。他のお客も外国人の方で英語でやり取りをしていてそちらの方がスムーズにコミュニケーションを取れている。サイトからは分からなかったのですがインバウンド(海外旅行者)向けの宿のようでした。色々と気になる点がありましが、鍵がかかる部屋が用意されて安心しました。外国人向けなのでしょう。二段ベッドが並ぶ横に畳と布団が敷いた部屋が襖を隔ててありました。食事は一切でないので外に買い物に出ます。

 

夕食にこだわりがない子どもたちはコンビニエンスストアで食べ物を買って部屋で食べるのがいいという希望。大人だと夕食は土地のものを豪華に味わいたいという気分になりますが。その代わり長女が気になっていた日光ぷりん亭へ。歩いて5分くらいのところにありました。プリンを3個買って持ち帰ります。続いてコンビニエンスストアで夕食と朝食を購入。それに切手。駅前の土産物屋に入り絵葉書を購入。宿に戻って子ども達は絵葉書を書くというイベントを計画していました。食事を済ませると普段では考えられないくらい早く寝る子ども達。疲れていたのでしょう。

 

翌朝。きちんと起きる子ども達。旅行先の方が規則正しい生活になります。再び東武日光駅のロッカーに荷物を預けて日光観光後半戦です。

 

バスで日光東照宮へ。

ここまで日光が栄えているのは日光東照宮があるからと言ってよいでしょう。世界遺産にも登録され、江戸時代から人気のある観光地。海外観光客もたくさん訪れるメジャー観光地。その中心にあるのが日光東照宮。石鳥居では黒田長政の名前が彫られていることを確認。期間限定で公開されている五重塔では中に納められた仏像と心柱を確認しました。更に特別公開されている御仮殿へ。御仮殿の存在自体を知りませんでした。また五重塔の中を見たこともありませんでした。今年は大河ドラマの影響かもしれませんが今まで見ることができなかった、入ることができなかったものが見ることができました。日光東照宮に入る前から子ども達と盛り上がってしまいました。そして日光東照宮の境内へ。分かりやすい派手な色つかい。緻密な彫刻の数々。カメラを構える手が熱くなります。有名な三猿をみて、鳴龍を体験し、眠り猫の実物が可愛いといい。長い石階段を登って奥の院までいきました。二荒山神社とは質が異なる体験です。豪華絢爛な装飾を写真に納めながら周りました。

 

日光東照宮を出ると12時頃。お腹が空いたと訴える子ども達。一番近い飲食店に入りました。そこで名物湯葉料理を食べます。うどんと蕎麦。この旅唯一の郷土料理でした。長女は湯葉が気に入ったようです。料理が好きな長女は湯葉の作り方を知っていて、料理に興味がない私は初耳の情報を教えてもらいました。かつては行列が続いていたお店なので並ばずに入れてしまう状況が寂しく思いました。

 

最後に行ったのが大猷院

東照宮が江戸幕府初代将軍徳川家康を神として奉る神社であり、大猷院は家康の孫である3大将軍徳川家光公の廟所(墓所のこと)です。当然ながら東照宮を造ったときよりも時代が進み、建築・装飾技術は向上しています。しかし家光の、祖父家康の東照宮よりも目立たないように、という意向から敢えて地味な色使いをしています。黒と金を基調とした。カメラで写真撮影をする子ども達には、東照宮と大猷院を連続で見せてその違いを感じてほしいと思いました。

 

大猷院を見終える頃には疲労が溜まってきて不機嫌になる子ども達。バス停にいくもバスが来ないので歩いて通りに出ることに。途中でお土産を買って励ましつつ、幹線道路のバス停までたどり着きます。その時には雪が舞い始めていました。前日食べて美味しかった日光ぷりん亭にまた寄ることを決めており、雪の中バスの到着を待っていました。バスで山を下りると雪が止み青空に。10分バスに乗っただけで世界が変わっていました。3人でプリンを食べて東武日光駅へ。早めの帰宅を考えてスペーシアに乗りました。

 

細かいトラブルがありましたが概ね順調な旅でした。雨に遭われることもなく(雪にはちょっと遭いましたが)。子ども達には歴史の勉強を含めて、色々な体験ができたと思います。どれくらい私の意図が伝わったかは分かりませんが無事に日光旅行ができました。

 

甲野 功

 

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