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~長女の写真撮影~

あじさい鍼灸マッサージ治療院 日光の写真
長女の写真

 

 

先月末に子どもを連れて日光に行ってきました

二荒山神社。輪王寺、日光東照宮、大猷院を訪れたのですがどこも過去に行ったことのある場所。一部期間限定公開だったものは初めてみましたが。旅行の理由は子ども達に歴史的建築物を見せる、歴史を学んでもらう、生活圏ではない遠いところに行ってもらう、など子ども達の体験が主目的でした。浅草に行く。特急スペーシアに乗る。雪が降った日光駅にいる。宿に泊まる。土地の美味しいものを食べる。お土産を買う。諸々含めて暮らしている都心部ではやらないこと、できないことを体験させること。

 

私、長女、次女が旅行に行くとカメラを持参するのが通例になりました。スマートフォン全盛の時代。手軽に撮影できますが敢えて一眼レフカメラを持っていきます。次女には重たいのでほとんど私が次女のカメラまで持ち歩きますが、かさ張って重たい。私のものもありますし。結局使わないのに望遠、マクロと替えのレンズも持って。写真撮影は子ども達にとって能動的な行動になります。

 

私は両親の影響で写真撮影を子どもの頃からしていました。フィルム時代から。現像、焼き増しという言葉がもう死語になっていますがその頃から。母親がアマチュアカメラマンのようなものでお古の一眼レフカメラ(デジタル)を貰ってからはより撮影に力を入れるようになりました。フィルム時代の24枚撮り、36枚撮りで残りの枚数を気にしなくても良くなっていき、現像にお金がかかることも無くなり、その場で撮影できているか確認できるようになり。シャッターを押す抵抗がどんどん無くなっていきました。旅行先には一眼レフカメラを持参して様々なものを撮影するようになりました。

 

長女も次女も私が撮影している姿を見てきました。長女が保育園の頃、小学校に上がる前。一眼レフカメラを持たせて撮影をさせたらやけに上手く撮れていました。その出来事から数ヵ月したのち、長女を上野に連れていって撮影練習をさせました。するとセンスなのでしょうか。異様に上手なのです。構図の作り方、被写体の選び方、アングルなどいくつかテクニックを教えたところどんどん吸収して撮影を続けていました。上野を訪れた大人の観光客がスマートフォンで撮影する中、小さな長女が一眼レフカメラを構えて撮影している姿は異様で滑稽にうつりました。

 

今回の日光旅行では長女の写真撮影がより向上したようでした。冬の日光。住んでいる都心部では見られない自然の造形がありました。それを注意深くカメラにおさめていきます。日光の神社仏閣は色が派手で装飾が緻密。とても絵になる被写体です。人工物を撮影するのは当然ながら、雪や氷、凍った池といった冬の自然が生み出したものも写真に。一度ターゲットにすると何度もシャッターを押します。私は記録用という気持ちが強いので1枚撮影しておかしなところがなければ次に向かうのですが、長女は粘り強くカメラを構えます。設定を変え、方向を変えて。撮影に対する姿勢が辛抱強い。人が入るといなくなるまで待って撮影します。私はそこまで待っていられないので妥協してしまうのですが長女は納得するまで待ちます。

 

段々長女の撮影は写真家のような感じになってきたと思いました。

 

分かりやすい被写体だけでなく、自らおもしろそうと思うものを探すようになりました。派手な建物は当然です。そういうものを見つけたのか、という見過ごしそうなものを撮影しています。きっと地元に住んでいたら見慣れたどうでもいい風景なのでしょう。それを写真に切り取って作品にする。そのような気持ちを長女が撮影した写真から感じました。

 

長女のポリシーとして写真の加工をしません。デジタルカメラになり、取り敢えず撮影してそのあとトリミングや明るさ、コンストラクトを変えるなどするところまでが写真撮影というのが私の考え。フィルム時代は現像するまでどう映っているのか分からない。どれだけ現像されてピンぼけ、余計なものが入った、といった失敗をしてきたか。今はいい時代だなと気軽にシャッターを押します。デジタルが当たり前になった時代から撮影を始めた長女は逆に一度おさめた写真は何も手を加えないという考えです。誰に言われたわけでもないのに不思議です。そのこだわりがあるから何度もシャッターを押し、粘り強く待つのかもしれません。トリミングすら行わないので本当に被写体を狙っているのでしょう。

 

私と次女が先に歩いているところを後ろから撮影した写真。構図や光の感じ、ロケーションを含めていい一枚だと思います。我々は風景写真をしっかり撮るのですが観光地の集合写真のようなものはほとんど撮影しません。この日光旅行で3名一眼レフカメラを持参しているのに、いやだからこそ、有名観光名所をバックにして家族並んでピースするような写真が一枚も撮りませんでした。これまでも子ども達と旅行に行っても一緒に写っている写真がほとんどありません。だからこそ動作の風景を切り取った長女の一枚はセンスを感じました。

 

また朽ちた柱の中を敢えて撮影する。外側は色が塗り替えられて綺麗ですがその中は建てられてから何百年と経過した木材。表面が剥げたことで朽ちているところが見えていました。それに注目する。遠めに全体を見れば立派な綺麗に装飾されたお堂。しかしそれを支えている柱は時間が経っていることがわかる。そのような視点で撮影するのが学術的な面が垣間見えて頼もしくなります。

 

撮影した写真から長女の成長とこだわりがみえました。

 

甲野 功

 

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