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~長女との秋の京都日帰り旅行~

あじさい鍼灸マッサージ治療院 伏見稲荷大社で撮影する長女
伏見稲荷大社で撮影する長女

 

 

長女の振替休日を利用して一緒に京都日帰り旅行へ行きました。私個人では今年2回目の京都訪問です。

 

昨年、長女を連れて京都旅行へ。その時は一泊二日でした。10月半ばの3連休直前。新型コロナウィルス感染予防としての行動制限がほぼ撤廃される寸前でした。京都が初めての長女のために余裕あるスケジュールを組み、宿で一泊して観光しました。ところが初日が大雨。東京は晴れていましたが京都に着くと靴に水が染み込むほどの雨。当初の予定では清水寺に行く予定を断念し、宿から出ずに過ごしました。京風長屋をリニューアルした宿でそこ自体が京都を体験できるアトラクション。チェックイン時のお菓子から内装、翌日の朝食ビュッフェに至るまで楽しめました。半面、予定が崩れ翌朝から清水寺へ。そのあと宇治に移動し平等院へ。本来は伏見稲荷大社にも行く予定でしたが時間、体力がなく諦めて京都駅に戻り帰宅の途。長女の希望は伏見稲荷大社の千本鳥居か嵐山の竹林の写真を撮影したいというもの。竹林は優先度が低いのですが千本鳥居が撮影できなかったことが悔やまれました。それを今年成し遂げようということで計画しました。

 

昨年同様、京都に一泊しようと考えていたのですが長女は日帰りを希望。泊まりは疲れるのだそう。日帰りの方が疲れるだろう、というのは親の考えで長女には昨年の経験から日帰りでいいという判断のよう。日曜宿泊なら宿泊費が抑えられるだろうと目論んだのですが。長女の意見を尊重し、人が少ない平日を選ぶことにしました。

日帰りならば時間の制約があるので伏見稲荷大社だけを計画にしていましたが、時期は紅葉シーズン。患者さんで京都のことが非常に詳しい方がいて、この時期に京都に行って紅葉を観ないのはないだろう、という意見を頂きました。それならばと考えてみると東福寺がありました。伏見稲荷大社と京都駅の間という素晴らしい場所に。永観堂と並ぶ京都最高の紅葉スポットがあるではありませんか。私はこれまでかなりの回数京都を訪れていますが東福寺は行ったことがありません。言われて知りました。これならば移動も楽なので伏見稲荷大社東福寺の2か所に行く計画を立てました。また家庭内社会科見学ということで長女にとって成長する機会になるようにテーマを作りました。その中のいくつかを挙げます。

 

・京都の文化を体験する

・京都のオーバーツーリズムを体感する

・写真撮影をする

・京都の紅葉を知る

・美味しいものを食べる

 

写真撮影が一番の目的ですがそれ以外も学んでほしいという願い。旅の行程表を事前に作成して長女に渡しておきました。また新幹線のチケットを購入しておきます。

 

当日。早めに起床し掃除、洗濯をしておきます。長女を起こして朝食。二人でJR市ヶ谷駅へ。今回は日帰りなので昨年と違うルートを選択しました。総武線で御茶ノ水駅、乗り換えて中央線で東京駅へ。東京駅でお茶などを購入し9:00東京発の東海道新幹線のぞみに乗り込みます。しかしここでまさかのトラブル。乗るはずの新幹線が機械故障で車両振替になるのです。今まで生きてきて新幹線が車両故障で動かないという経験が無かったので驚きました。子どもとの旅行は大小様々なトラブルに見舞われるのですが(以前は乗っていたロマンスカーが人身事故に遭い、乗車15分で止まって降ろされたなんてこともありました。振替輸送はなく普通列車で2時間半予定より遅れて箱根に行ったものでした。)、初っ端からこんなことに遭遇するとは。長女は昨年の大雨を未だに根に持っているので天気は気にかけていたものの、車両トラブルの方が出るとは想定外でした。ところが世界一時間に正確な新幹線。振替輸送を決めて整備し、15分遅れで東京駅を出発しました。そして京都駅には9分遅れでの到着。さすがとしか言いようがありません。東海道新幹線職員や運行システムの優秀さを感じました。京都を感じる前に。また車内で隣にいたのは外国人観光客。持ち物からオーストラリア人のよう。インバウンドがコロナ前の水準を超えた昨今。社会状況も体感したものでした。

 

昼前に京都駅に到着します。改札を出ないでJR奈良線に乗り換え。稲荷駅に向かいます。数年前に伏見稲荷大社に行くときは「稲荷」駅ではなく「伏見」駅に向かってしまい大幅な時間ロスがありました。その失敗から事前に行き先ルートを確認するようになりました。京都駅から稲荷駅は2駅。もっと車内はぎゅうぎゅう詰めかと思っていたのですがそこまで混雑はしていませんでした。京都の中でも最も観光客に人気があるとされる伏見稲荷大社。平日なのと伏見稲荷大社には紅葉スポットが無いからでしょうか。稲荷駅に降り立つとそこは外国人観光客だらけ。伏見稲荷大社には稲荷駅のほかに京阪本線の伏見稲荷駅もあります。やはり伏見稲荷大社は人気があるのだと思いました。

 

伏見稲荷大社境内に入ると長女の写真撮影が始まります。自前の一眼レフカメラを構えて撮影。私よりはるかに撮影へのこだわりが強い長女。シャッターを押し続けます。お稲荷さんというくらいですから眷属たる狐の像がたくさんあります。狛犬ではなく狛狐。様々な狐像を写真に収めていきます。角度、方向、設定を変えて。私の場合、記録という考えが強いので1枚撮影して次にいくという感じですが、長女は作品と考えるのかこだわります。千本鳥居にたどり着く前にかなり時間を掛けています。私は伏見稲荷大社に何度も来ているので先に進みたいのですが長女のペースに合わせるため待ちながら。外国人観光客の多さを実感していました。印象的だったのが極真空手ポーランド代表選手団がいたこと。おそろいのジャージを着た集団でジャージに日本語で書いてあるので素性が分かりました。確か極真空手世界大会が開催されていたはず。ポーランド人は空手とともに日本の文化をどう感じるのだろうかと想いを馳せました。

そして遂に伏見稲荷大社の名物、千本鳥居へ。鳥居のトンネルをくぐります。テンションが上がった長女はシャッターを押し続けます。面白いのは長女は鳥居の裏側にも注目すること。無数の鳥居は個人や企業から奉納されたもの。裏面に奉納者と奉納した日付が入っています。風雨に晒され腐り始めている鳥居をみると奉納日が平成16年とあります。20年くらいで朽ちていくことが伺えます。反対に非常にきれいな鳥居を見つけて日付をみると令和5年8月の表記。つい最近のもの。進むだけだと気づかない裏側。文字が入った方も朽ちた柱の部分も撮影する長女。またたまにある扁額にも気づきます。扁額とは鳥居に付いている案内板のようなもの。伏見稲荷大社と書いてあります。千本鳥居は鳥居が密集して並んでいるので下から見ないと扁額が見えません。それも数十本に1つくらいしか付いておりません。それに気づいて下から撮影しています。私だったらどんどん進んでしまって気づかないことでしょう。

途中、お茶屋があり、わらび餅を食べて休憩しました。長女はわらび餅が好きです。小学生でわらび餅が好きというのは意外なのですが、神楽坂の和菓子屋でもっと小さいときから食べ親しんでいます。私一人なら間違いなく目もくれず進んでいるところです。一緒にのんびりわらび餅を食べることでここのものは質が高いと思いました。過去の参拝では観てこなかったものを長女と来ることでみることができました。

そして進んでいきます。伏見稲荷大社といいますが伏見山がご神体のようなもの。山なのです。つまり山登り。山頂まで登ったことがありますがその道中は結構険しいです。また他に道が多数あって果てしなく道が続いています。どこまで登るかは長女の判断に任せることにしました。色々な見どころがあることを知っていますが、長女の撮影しながらの進みではまさに日が暮れると思われます。人の流れが途切れるのを待って撮影するのがなかなか進みません。案の定、山頂までの3分の1程度進んだだけで降りることを決めます。この先には視界が開けて京都市内を一望できる展望台がある。芸能で有名な社がある。そのようなことを内心思いながらも主役は長女だからと考えて戻ることにしました。途中晴れているのに雨がポツリポツリと降ってきて、まさに「狐の嫁入り」だ、なんて話しました。

 

駅前のお店が立ち並ぶところ歩いて昼飯をとることにします。時間は午後1時半過ぎ。遅めの昼食。ところが雨が本降りになってきて、迷う余裕がなくなり席が空いているお店に入ってしまいました。長女はうどんが食べたいというのでうどんがあればどこでもいいかという感じ。天気予報では降水確率0%と出ているのに雨が降ってきて、昨年の京都を思い出します。雨が降ると撮影ができないので長女は不機嫌になります。食事をしている間に雨が止むことを願う私でした。入ったお店は鰻を出します。それを知った長女はうな重を食べることに。私はきつねうどんを頼むことにしてうどんを長女に少しあげることにしました。稲荷うどんというものがあるのですが、それはメニューになかったのできつねうどんにしました。何が違うのかを知りたかったのですが。また稲荷寿司も当然あったのですが、東京でも食べられるので選ばず。鰻をきちんと焼くので出るまでに時間がかかります。その分、ゆったりとできました。一人旅では絶対にしない昼飯に時間をかけることでした。そこで気づいたのは周りの客は外国人ばかり。それも一見日本人のようですが言葉が違うので分かるという。西洋人ではアジア、それも日本に近い国の人でした。和服を着ているのですが日本語を話していない。伏見稲荷大社でも着物を着たカップルに写真を撮ってくれと頼まれた際に英語だったことに驚きました。英検4級の私は英会話が苦手ゆえ。

 

食事をした後は稲荷駅に戻ります。またJR奈良線に乗りとなりの東福寺駅へ。この時の電車はかなり混んでいてわずか一駅でも窮屈に感じました。平日とはいえ午後になると観光客が増えるのだと思いました。東福寺駅はJRの他に京阪電車も通っています。4月の京都旅行では東福寺駅で乗り換えて出町柳駅に行ったものです。紅葉のシーズン関係なく乗り換えの要所です。ここからは初めての土地であり、どれくらいで東福寺につくのか分かりません。徒歩10分と案内にあったのでそれなりの距離。道に迷わないように地図アプリを使いながら進みました。途中色々なものがありつつ、東福寺に到着しました。まず橋があり、これが噂の通天橋か?と思ったら違いました。後で知りましたが東福寺は3つ橋が架かっていて真ん中の橋が紅葉で有名な通天橋でした。東福寺には紅葉を観る、写真撮影をすることが主目的。伏見稲荷大社と違い、私も初めてなので撮影に力が入ります。何があるのか知らない分、目移りしてしまいます。不幸にも曇りで青空が見えないことで長女の撮影意欲が大いに低下。青空と赤い紅葉を撮影したかったのが当てが外れてしまって。時間は午後3時をまわり日が落ちてきていることもありました。西日になると逆光が強くなって撮影しにくくなります。それでも互いの写真を見せあいながら通天橋を目指しました。途中で虹が出ていることに気づいて二人で撮影。機嫌がよくなってくれました。虹の撮影はそうそうできるものではありません。普段の生活では空を見ることがないので気づかないでしょうし。一眼レフカメラを持ち歩きもしませんし。すごく得した気持ちになりました。虹が消えるまで眺めていました。そして通天橋へ。紅葉はまだピークではなく、左右両方が紅葉で染まるという状態ではありませんでした。それでも圧巻の景色でした。閉館時間ギリギリだったので人も減っていて撮影もしやすかったです。

東福寺には紅葉以外にも国宝の三門、国指定名勝の方丈庭園などたくさんの観る場所があります。それは今回観ることができませんでした。続きはまた別の機会になります。またいつかきちんと拝観しようと思っています。

 

16時半過ぎに東福寺を出て東福寺駅に戻ります。もう京都駅に行くことに。18:21京都発の新幹線に乗るためです。一人旅ならば更に別のところを巡りますが長女は夕食を食べたいということ無理をせずに。時間に余裕を持って余ったらのんびり土産を買えばいいだろうと。東福寺駅には高校があり、下校する高校生の集団と一緒になりました。東福寺駅のホームは凄い人で入場制限がかかります。ホームの幅は狭く人が多いと線路に落ちそう。日常生活で利用する京都府民からすればこれは迷惑だなと思いました。東京であればすぐに電車がくるのでしょうが、次の電車が8分後。無理をしないで8分後の電車を待ってくださいとアナウンスが流れます。個人的な感覚として日常生活で8分足止めされるのは嫌です。これは確かに観光公害だろうなと思いました。超満員の電車に乗る機会も減ったので一駅ですがなかなか大変でした。特に長女を連れていると。

 

京都駅に到着し、夕食は何がいいかと長女に尋ねると思案した結果、昨年も食べたひつまぶしが食べたいというのです。駅ビルの11階にある鰻屋。昨年京都から帰るときに立ち寄ったお店です。そのとき長女はうな重を食べ、わたしはひつまぶしを食べました。私の頼んだひつまぶしを味見したらとても美味しかったようできちんと食べたいとのこと。普段では食べない価格帯ですが、宿泊費がかからないから良いだろうと入りました。報道によると現在の京都は昨年に比べて宿泊費が1.9倍に値上げしているそう。つまり約2倍。平均値ですから場所によってはもっと値上りしていることでしょう。日帰り旅行にしたのは正しい選択だったかもしれません。そもそも宿が取れたのか疑問ですし。すごく遠いところになったかもしれません。それならば行く場所を集中し、移動時間を減らし、お金を使う所を少なくしたのは賢明だったかも。長女はここで山椒、わさびと普段食さないものにも挑戦しました。いいものを食べるという経験にもなりましたし。問題は想像以上に時間がかかってしまいお土産を選ぶ余裕がなくなったこと。接客面での不備を感じ、余計な時間をくったという気持ちでした。そのため駅改札内の土産物店でほぼ決め打ちで商品を選んで走ってホームに向かいました。妻に今回はお土産が少ないねと言われたのですが、選ぶ時間がなかったのでした。もっと色々と買いたかったのですが。

 

18:21京都発の新幹線に乗ります。当然のように満席。新型コロナウィルスの頃が噓のよう。20:33東京駅着。行きと逆の経路で帰宅しました。半日の京都旅行。細かいトラブルがありましたが素晴らしい体験ができました。

 

甲野 功

 

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