開院時間

平日: 10:00 - 20:00(最終受付19:00)

: 9:00 - 18:00(最終受付17:00)

 

休み:日曜祝日

電話:070-6529-3668

mail:kouno.teate@gmail.com

住所:東京都新宿区市谷甲良町2-6エクセル市ヶ谷B202

~京都の紫陽花を求めて~

あじさい鍼灸マッサージ治療院 京都の紫陽花を求めて
京都の紫陽花を求めて

 

 

昨日の6月8日、日曜日。この日は早朝から自宅を出発して京都に向かいました。

 

毎年京都を訪れているほど京都に魅了されています。そして紫陽花も好き。いつか京都にある紫陽花の名所に行ってみたいと考えていました。それは新型コロナが世界を席巻する前から。京都に外国人観光客が多数押し寄せて来てインバウンドとかオバーツーリズムといった新しい用語が定着してきた頃からです。ただ京都には会いたい人も含めて行ってみたい場所がたくさんありました。子どもを連れていくこともありました。なかなか紫陽花のために京都まで行くというのは優先順位が高くなりません。紫陽花はどこでも見られますし、紫陽花の名所は関東でさえ無数にあります。昨年ずっと気になっていた神奈川県開成町のあじさい祭りと小田原城のあじさい祭りに行ってきました。想像以上に素晴らしいものでした。昨年は開院10周年記念で伊勢神宮参拝をしています。その関係で春から梅雨にかけての遠出を控えていました。昨年の時点で来年(つまり今年2025年)は京都のあじさい祭りに足を運びたいなという考えが頭にありました。また毎年京都を訪問してきて行ってみたい神社仏閣がかなり周れてきました。まだ気になる名刹、エリアはありますが超メジャーなところはかなり済みました。紫陽花の名所、という条件にすることで一般的にはあまり有名ではないところにも行けるわけです。

 

事前に調査をして「あじさい園」がある神社、お寺をピックアップ。交通アクセスを加味して京都駅から遠くないところを選択しました。大原三千院も紫陽花が綺麗らしいのですがちょっと距離があります。一番名前が挙がるのが三室戸寺。私は聞いたことのなかったお寺でしたが、京都における紫陽花の名所でいうと三室戸寺がトップに入るようです。三室戸寺は必ず行こうと決めました。さらに三室戸寺ではあじさい園がありあじさい祭りを開催中。しかも今年は特別に紫陽花でミャクミャクを描いているといいます。ミャクミャクとは現在開催中の大阪万博のキャラクター。大阪万博に行こうとは思いませんが、せっかく国際的なイベントを日本でやっているので少しは関わりたい。恐らく今年しか紫陽花でミャクミャクを描こうとはしないことでしょう。そう考えて時期が早いと思いながらも京都行を決意しました。サイトを確認すると紫陽花の見頃は中旬以降。ですから15日や22日が最適でした。あまり後ろにずれると京都は暑くなります。ミャクミャク展示が6月8日までという情報があり早めました。

 

6月8日(日)。いつもように早朝4時台に起床して準備をし、4:50頃自宅を出ます。JR総武線市ヶ谷駅に向かい5:11の始発千葉行きにのります。お茶の水駅で中央線に乗り換えて5:22に東京駅に到着。買い物やトイレを済ませて6:00発の東海道新幹線のぞみ1号に乗ります。そして8:08にJR京都駅に到着です。一人で京都に行くときはいつものこのスケジュール。朝8時過ぎに京都に居ることができます。予定よりも早いJR奈良線に乗り三室戸駅に到着します。この時点で9時前。早起きと文明の利器で朝の9時に京都駅から南に下った三室戸にいるのです。三室戸駅から徒歩15分とありましたがそんなに時間がかからず。山の方に向かって住宅街を歩いていくと大きな駐車場があり交通誘導をする複数の警備員がいます。この時期参拝者が大勢いるのだと感じました。京都で一番の紫陽花名所、三室戸寺に到着しました。

 

三室戸寺は山寺で本堂に向けて登っていきます。広い日本庭園、三重塔。本殿はかなりの大きさ。立派にお寺でした。ただ引っ掛かることがしばし。私が境内を歩いていくとミャクミャクではハート型の紫陽花になっていました。それも鉢植えを並べている最中。まさかもうミャクミャクは終わっていたとは。鉢植えの紫陽花が枯れてしまって数が足りなくて描けないのだと推測しました。次にあじさい園。ネットの紹介記事に掲載されていた画像に比べると明らかに紫陽花が少ない。時期が早くて色付いていないのではなく花自体が圧倒的に少ない。広々とした敷地に紫陽花が咲いている様は美しい。ただ前情報で期待値が上がってしまっていたためちょっと釈然とせず。三室戸寺をあとにしました。

当初の計画では三室戸駅に戻り京阪電車を使い藤森神社に行くつもりでした。しかし三室戸は宇治に近い。数年前に宇治を訪れて平等院や宇治川をみました。その際に体力の限界で宇治神社だけ参拝して戻ったのです。宇治神社の先に宇治上神社があり、世界遺産なのです。宇治上神社も行くつもりがそれが叶わなかったという悔いが残りました。幸いまだ午前中で猛烈な暑さではない。ここは歩いて宇治上神社を目指そうと方針転換しました。一人旅の目的の一つに歩くというテーマがあります。普段の運動不足を解消するために歩く。この日も歩き回る覚悟でタオルと着替えのシャツを持参していました。重たい一眼レフカメラを持って宇治の方に向かいます。

 

想像よりも近かった宇治上神社。宇治神社とは社格の違いを感じました。歴史を感じ、社殿の造りも立派。厳かな雰囲気でした。無理してきて良かったと思いました。そして京阪宇治駅を目指します。そこで意外なことに気付きます。宇治上神社と宇治神社は本当にすぐそば。こんなに近いと分かっていれば前回宇治神社に来たときにちょっと足を延ばして行けたのに。土地勘が無く距離感が掴めないのでこのようなことが起きました。宇治川のほとりを歩き、宇治橋の途中までいきました。水量が増している宇治川を眺め、そのあと京阪宇治駅にいきました。

宇治駅から京阪宇治線に乗り墨染駅へ。墨染駅から徒歩で藤森神社を目指します。藤森(ふじのもり)神社も京都エリアでの紫陽花名所としてよく紹介されています。2つのあじさい園を持ち、この時期はあじさい園に入るのに拝観料が必要だといいます。墨染という初めて降り立った土地を歩いて藤森神社へ。住宅街の平地にあり大きな石鳥居が特徴です。ここでも引っ掛かることが。柵の向こうに見えているあじさい園。思ったほど紫陽花が咲いていない。確かに色とりどりの紫陽花が咲いてはいるのですがこれまで見てきた名所に比べるとやや見劣り。そして関係のないことなのですがなぜか境内には大勢のコスプレイヤーさんがいて至る所で撮影会をしています。紫陽花を撮るために一眼レフカメラを構える私の横にコスプレイヤーを撮るためにカメラを構えるカメラマン。ちょこちょこ派手な容姿が見切れてしまいます。そして千本鳥居といわないまでも複数の鳥居がある社の前でずっと撮影しているコスプレイヤーさんが居て、結局その社には行きませんでした。またテントに露店があり、「あじさいうどん」、「あじさいそば」、「あじさいだんご」を販売しています。あじさい鍼灸マッサージ治療院を運営する身としては食べておこうと思ったのですがうどんもそばも紫陽花の要素が感じられず。しかも温かい。暑くてつらいので冷たいざるそばを選び、せめてもの「あじさいだんご」をオーダー。だんごは蓬なのできゅう師の私にも縁があります(※灸は蓬の葉を精製した艾を燃やします)。「あじさいだんご」も温かいのは参りました。

 

藤森神社を出てJR奈良線藤森駅に向かいます。奈良線に乗り伏見稲荷大社のある稲荷駅を通り過ぎて東福寺駅に降り立ちます。今回紫陽花と関係なく東福寺にもう一度行こうと思っていました。東福寺には長女と紅葉を見に過去に訪れています。そのときが初めての参拝でした。長女のペースに合わせたので境内を周ることができず、紅葉の写真撮影に専念したのみ。京都五山の一つで東福寺を改めて散策したいと考えていたのでした。その道中で気になるお寺を幾つか立ちよったのちに東福寺へ。巨大な山門から本堂を見ます。前回いけなかった庭園も拝観し、青紅葉の東福寺を観ました。

 

東福寺から先は徒歩と決めていました。次に目指すのは智積院。ここもあじさい園があり紫陽花が有名だといいます。場所は三条駅になります。電車やバスに乗るより徒歩で最短距離を進んだ方が早いと判断。旅のテーマに歩くがあるので京都の街並みを観察しながら歩いていきます。曇り空で気温が高くなり過ぎていないのが助かりました。智積院に到着です。

京都のことはかなり知っている方だと思っていましたが初めて耳にしたお寺、智積院。総本山で非常に大きなお寺。これほどの規模を誇る寺院を知らなかったことに自分で驚きました。さすが京都。凄いお寺がごろごろしているものです。拝観料を取る日本庭園とお堂は感動する豪華なものでした。仁和寺や天龍寺に匹敵するくらいです。お堂も大きかったです。ただ。またもという感じであじさい園の紫陽花はまばらでした。今年は不作なのか時期が悪いのか。期待を下回る紫陽花でした。

 

智積院の次はすぐ横にある三十三間堂です。三十三間堂は非常に思い入れがあるところ。また別の機会に触れますが約30年ぶりの再来訪に感動しました。そして境内に咲く紫陽花が非常によくて今回一番良いものでした。

三十三間堂をじっくり見た後は京都駅に向かって歩き東本願寺へ。そろそろ体力が厳しくなってきており、西本願寺、京都国立博物館など候補がありましたが東本願寺を選びました。今年父が亡くなり葬式、納骨を取り仕切ったのですがお寺が浄土真宗東本願寺派だということがそのとき分かりました。ですから東本願寺に行っておこうと考えました。結婚前に妻と京都旅行をした際に西本願寺か東本願寺に来たと思います。当時はお寺に集中できていなかったのでどちらだったのか記憶が定かではなく。お堂の中で座ってのんびりしたことは覚えています。そのときと同じ場所かは分かりませんがお堂の中でしばらく座っていました。時刻は夕方4時過ぎ。頑張れば西本願寺も行けたのでしょうが時間的にも体力的にもここを最後にすることにしました。カメラのレンズを外してしまいます。

 

朝からきちんとした食事をとっていません。藤森神社のざるそばとだんごでは歩き回った体に足りません。せっかく京都に来たのだから天下一品に入ろうと考えていました。京都発祥のラーメンチェーン店。京都駅八条口の方にお店があります。そこまで歩いていきました。そこは今年春先に次女と歩いたところ。そのときは東寺から徒歩で京都駅に向かった道中でした。またしても問題があり、天下一品が見えるのですが開いていません。調べたら17時から開店でした。時間にして16:30過ぎ。空腹が勝り京都駅で食事をすることに方針転換します。普段の私にしては豪華な食事と食後のカフェ。体力回復を計りながらゆっくりし、家族のお土産を買うことにします。ここで時間を無駄にしてしまい、これならもっと早い時間の新幹線にしておけば良かったなと少し後悔。ゆったり過ごせたと考えればいいのですが。

 

19:33に京都駅を出発。東海道新幹線で21:45に東京駅に着きました。そこから朝と逆のルートで市ヶ谷駅へ。帰宅したのは22:30頃でした。メインの紫陽花が期待ほどでは無かったのですが、よく歩き、新しい場所に行き、過去の思い出と向き合い、フィールドワークをした一日でした。今後テーマを分けて再度振り返ろうと思います。今年2度目の京都訪問。もう年内は行かないでしょう。今回も色々な気付きがあった一人旅でした。

 

甲野 功

 

★ご予約はこちらへ

電話   :070-6529-3668

メール  :kouno.teate@gmail.com

LINE :@qee9465q

 

ご連絡お待ちしております。

 

こちらもあわせて読みたい

院長の考えについて書いたブログはこちら→詳しくはこちらへ