開院時間

平日: 10:00 - 20:00(最終受付19:00)

: 9:00 - 18:00(最終受付17:00)

 

休み:日曜祝日

電話:070-6529-3668

mail:[email protected]

住所:東京都新宿区市谷甲良町2-6エクセル市ヶ谷B202

~2026年のテーマ~

あじさい鍼灸マッサージ治療院 2026年のテーマ
2026年のテーマ

 

 

今年、2025年・令和7年の通常営業が開始しました。本年もよろしくお願いします。

 

不安もありますが毎年恒例となる今年のテーマを書いていきます。今年のテーマは『鍼通電を研究する』です。年初にテーマを決めてそれを意識しながら1年を過ごすようにしてきました。まずは過去の9年のテーマを振り返りましょう。

 

2017年『取捨選択』

2018年『ハングリーでいる』

2019年『願う』

2020年『臨床能力を上げる』

2021年『知識技術を届ける』

2022年『衝動を生む』

2023年『身体を鍛える』

2024年『灸術を高める』

2025年『按マ指を探求する』

 

このようになっています。1年のテーマを決めるようになり今年で10年目。これも節目です。2017~2019年は抽象的で心の在り様をテーマにしていました。2020年では年初に新型コロナウィルスによるパンデミックが起きるなど露とも思わず、『臨床能力を上げる』とふわっとしたテーマを掲げました。2020年の日本はおろか世界中を襲ったコロナ禍を経験し、翌2021年は段々と具体的なテーマになっていきます。『知識技術を届ける』というのは経営面に意識が行っていてどれだけ能力があっても周囲に認知されなければ生き残れないという考え。2022年、2023年は心身共に陰りが実感してきて巣ごもりで衰えていく精神と身体を奮い立たせようという現れ。この時期に新型コロナにかかり、それが遠因となって蜂窩織炎による救急搬送されるという経験がありました。コロナ禍が本格的に明けたという実感が出てきて2024年は技術面に注目を戻します。きゅう師(灸師)としてのコンプレックスを解消するために『灸術を高める』としました。昨年は『按マ指を探求する』とし、あん摩マッサージ指圧師として数段階レベルアップをはかりました。灸、あん摩マッサージ指圧ときて、今年は鍼技術にフォーカスします。

 

鍼通電を研究する』。

 

これははり師(鍼師)としての能力アップを念頭においてテーマとしました。一般的に鍼灸師と称しますが国家資格でははり師・きゅう師と分かれています。ただ多くの人は一度に免許を取得しますし、養成施設(専門学校、大学、視覚支援学校)は鍼灸科として両方同時に教えるため、国家試験に落ちない限りは両方の資格を持つのです。全体的な傾向として鍼の方が灸よりも需要があり、臨床面でもやりやすいです。灸は(基本的に)火をつけて煙が出ます。患者さんへの火傷、煙による施設へのダメージが懸念されます。賃貸物件だと煙で天井や壁が傷む、匂いが付くといった理由でできないことがあります。医療機関で働いていたときも鍼はできましたが灸はできませんでした。やるならば温灸器という電気的な機械を用いるだけ。艾(もぐさ)を捻って線香で火を点け、皮膚の上で燃焼させるという伝統的な灸法ができる施設は限られます。私も修業時代にお灸はしていましたが、温灸ばかりで艾を捻って点火させる直接灸をほとんどしませんでした。そのため直接灸の技術が低く、2024年は主にそれに向き合いました。

 

一方で修業時代に現場で鍼をたくさんしました。元々鍼を受けるのもするのも苦手でした。あん摩マッサージ指圧師を取るためについでに鍼灸師資格をとった私は専門学校の試験に受かる程度しか鍼灸の練習をしませんでした。その後教員免許も取り、鍼灸マッサージ院を開業することができたのは東京都北区十条にある鍼灸整骨院時代の経験です。患者さんに鍼をしながら患者さんに教えてもらったようなものです。その職場では原則、鍼をするときは低周波パルス通電をしていました。体に毫鍼という刺入する鍼を刺し、鍼にクリップで導線を繋ぎます。オームパルサーという装置を用いてパルス通電をするのです。臨床的な鍼は低周波パルス通電からでした。当時は経絡治療も中医学も理解しておらず。痛いところに毫鍼を刺してパルス通電しておけ、という感じでした。患者さんの反応を見ながら技術を構築していきます。当時は週6日勤務で朝8時から夜22時くらいまで職場にいました。外部セミナーに行く暇もないですし、行く気もありませんでした。毎日で精いっぱい。幸運にも真面目に授業を受けていたので基本的な技術と知識はありました。働きながら専門学校で習ったことを思い出し、知識とすり合わせていきました。半年もするとそれなりに鍼師としてやっていける自信が芽生えてきました。当時は分かっていませんでしたがやっていることは筋パルスというものでした。筋肉に通電する。また東京理科大学の応用物理科を卒業していたので電気やパルス(矩形波)、周波数、振幅といった物理知識があり、理解が進みました。

 

筋パルス鍼通電が鍼師として、最初の技術だったのです

 

新卒から1年。午前中に柔道整復専門学校に通い、午後から仕事をするという生活になります。柔道整復師になるための授業で勉強をし直すことで鍼技術が飛躍的に向上します。鍼灸科よりも解剖学、生理学、病理学などの西洋医学科目は深く勉強します。東洋医学を学ばないので。また急性外傷をみるのが柔道整復師であります。インプットが増えた私は臨床というアウトプットに余裕が出てきました。

柔道整復師になって1年後。更に鍼灸マッサージ教員養成科に進学します。鍼灸専門学校時代にきちんと練習してこなかった後悔がありました。もう一度しっかりと鍼灸と、東洋医学と向き合おうと考え、鍼灸師になって5年後に教員養成科に入ります。ここで業界トップレベルの講師陣から各ジャンルの技術を学びます。そこには鍼通電の授業もありました。週1回の実技授業で3ヵ月1クール、2クールありました。教員養成科の実技試験において、唯一本試験で落ちて再試験になったのがこの授業。鍼灸師になり5年。パルス通電はずっとやってきたという驕りが生んだ失態でした。2クール目の試験は凄く練習して臨んだものです。

教員養成科では2年時に卒業研究をしないといけません。卒業要件です。私は、外側広筋(太ももの筋肉)にパルス通電を行い垂直跳びの記録が向上するか、を研究しました。教員養成科2年間の集大成である卒業研究。1年間かけて行います。そこにテーマとして選んだのはパルス通電だったのです。研究はただ思いついてやってみましたというわけにはいきません。仮説を立て、先行研究を調査し、研究計画を立て実現可能な実験プロトコルを作り、被験者を集めて、実験をして、結果を統計学的処理を行い、データをまとめて、結果を考察し、発表用の抄録を作成し、発表資料を作成し、論文として完成させる、ところまでします。パルス通電についても調査をしました。

 

思い入れがあり得意な技術分野である鍼通電を、教員養成科を卒業して12年経ち、もう一度向き合おうことにしました。鍼灸師となったルーキー時期にそればかりしていたので、段々と他の技術に目がいきました。ただでさえ資格として鍼・灸・按摩・マッサージ・指圧という独立した5つの技術を扱います。鍼だけでも膨大な種類があり全体像が見えません。教員養成科の卒業研究で一区切りという気持ちになり、あじさい鍼灸マッサージ治療院を開業してからはパルス通電をあまりしないようになっていました。ところが昨年はパルス通電が必要な場面に出くわし、相当な頻度で行いました。その時に技術をもう一度磨かないといけないと感じたのです。

 

またテーマを『鍼通電技術を研究する』としたのはパルス通電だけではないという意味が込められています。鍼通電技術にはパルス通電以外もあります。厳密は私が行ってきたのは筋パルス。他にも椎間関節や神経に向けたパルス通電があります。また年月が過ぎ、新しい通電装置が誕生しています。オームパルサーではできなかった通電パターンを実行することができるようになりました。良導絡という完全な直流電流を通電させるやり方もあります。筋パルス以外の鍼通電についても調査、研究したいです。そしてベースとなっている筋パルスは筋肉、腱、靭帯といった解剖学知識が必要。視覚で筋肉が動いているか確認できる技術が筋パルス通電。忘れていることが多くなってきた解剖学にもう一度勉強し直す必要があります。忘れてしまったことが多々あるはず。解剖学、生理学をもう一度やり直す機会になります

 

新しいことと既存の知識を復習すること。そして臨床技術。これら全てを踏まえて、元々苦手で好きではなかった鍼通電技術の研究を今年はやっていきます。

 

甲野 功

 

★ご予約はこちらへ

電話   :070-6529-3668

メール  :[email protected]

LINE :@qee9465q

 

ご連絡お待ちしております。

 

こちらもあわせて読みたい

あじさい鍼灸マッサージ治療院のエピソードついて書いたブログはこちら→詳しくはこちらへ