治療時間

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~お腹をみる~

日常生活で、他人にお腹をまじまじと見られたり触られたりすることは、なかなないでしょう。

 

しかし、医療・治療の世界ではお腹を触ることは少なくありません。

 

医師は腹部の触診によって内臓の状態を診ます。私自身麻疹に罹ったあと肝臓が腫れていると触診によって診断された経験があります。

 

按摩には按腹(あんぷく)というお腹に対する手技があります。

揉捏の中で紹介した櫓盪揉捏法(ろとうじゅうねつほう)はほぼこの按腹でしか使用しません。それなのに基本手技として教科書に載せている以上、按腹の重要性が伺えます。


また指圧、オイルマッサージ、タイ古式マッサージにも腹部を触る手技が存在します。


鍼灸において、特に日本では伝統的に、腹診といってお腹を見て触ることを大切にしてきました。中国、韓国では高貴な人のお腹を触ることは許されない、寒くてお腹を出していられないなどの理由で、日本よりも腹診は盛んではありませんでした。

湿っているか乾いているか、柔らかいか固いか、押して痛いかなど、お腹の状態で様々なことが分かります。


お腹に刺激を与えることで中にある内臓に対してアプローチできることもできます。

私も過敏性腸症候群という下痢を起こしやすい体質であり、いつもお腹がカチカチになっているので、緩めてくれるととても楽になります。
更に腹部の緊張を取ることで腰痛が緩和されます。慢性腰痛の患者さんには按腹を必ず行うようにしています。


最近、「腸能力」や「腸は第二の脳」などと腸に対して注目が高まっているようです。今一度、お腹をみることを大事にしようと思います。


甲野 功