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~知識と技術~

あじさい鍼灸マッサージ治療院 ガラス工芸品
ガラスのオブジェ 

 

技術と知識、どちらが大切でしょうか

臨床において、経営において、この命題は結構出てくる問題です。


知識は乏しいのに腕が良くてお客さんがつく人がいます。

知識は豊富なのですが鍼が痛い、マッサージが下手と言われてリピートされない人もいます。

経営面で言えばお客さんがつくほうが正義ですから、技術があれば知識が無くとも問題ないのか。


反対に、腕は確かですが疾患、疾病の知識がほとんどない人は、触ってはいけない患者さんをずっと抱えてしまい、病院に行かせる機会を奪ってしまったとします。これでは臨床面でみれば絶対に悪です。そのときだけ売り上げが上がっても評判が下がる悪影響を考慮すれば経営面からも悪です。

技術があればいいのか?
知識がなくてはダメなのか?
そして技術と知識との関係は?
ということを書いていきます。

 

技術と知識がどちらが大切か。

 

前に書いた経営戦略でのポジショニング派とケイパビリティ派の論争に近いものを感じます。結論はどちらも大切・重要・必須。当たり前ですが。
そして成長段階で優先度が変わり、相互に関係すると言えます。

私の本業は患者さんに鍼灸・按摩・指圧・マッサージらの施術行為を行うことです。徒手及び器具(鍼や灸)を用いて物理的な刺激を与えること。いわば技術屋です。
技術が無ければダメです
腕が悪くては論外です
下手な技術は患者さんを治療できないどころか不快にさせて、ときに害を与えてしまいます。人様の身体に触れるのですから、最低限の技術がなければいけません。

しかし、技術の向上はあるところで頭打ちになり、その壁を超えるには知識が必要である、と私は考えています。

押している場所にはどのような筋肉、靭帯、腱、血管、神経、その奥にある骨、内臓があるのかを理解することで、押すという行為が一段階上の施術になります。
さらに、押すことで身体に及ぼす影響を考慮することでより効果を予測できます。反射が起きて血流が良くなる、筋肉が緩む、反射で内臓に影響が受ける、といった生理学的な考察ができた方が技術は上がります。
加えて、私は東洋医学を勉強しているので、その場所は経穴(ツボ)でいうとどこなのか、どの経絡(気の流れ)なのか、どの五臓六腑に属しているのか、どのような東洋医学的効果が認められるのか、を考えます。そうするとより広い視野で押すという行為が、治療にまで進化します。

小学生の頃から肩もみをしていたので押すこと、揉む事は30年以上前からできました。それでも、それはただ押していること、揉んでいることで、裏付けがない行為にすぎない。知識が伴うことで裏付けができて臨床に耐えうるものになるのです。


小学生の頃の肩もみは、息子が肩を揉んでくれて嬉しい、我が家で手軽に無料でできる、という母親だけのもの。(肩こりがきつい母によく肩もみをさせられていました)


大学時代に部活の合宿で部員にマッサージをしていたのは、ジュース1本で疲れを取ってくれて助かる、という部員だけのもの。(部活で同期にマッサージをすると助かると言われ、報酬としてジュースを貰っていました)


知識が伴って初めて不特定多数の患者さんに提供できるものになりました

技術を上達させるには、技術のみを磨いていても頭打ちになり、そこからは知識が必要だと考えています。

もう一度技術の話に戻します。
鍼灸師になって10年以上経ちました。鍼灸は知識に技術が追いついていません。徒手療法に力を入れてきたので技術が乏しいです。
東洋医学は範囲が広く深淵です。現代医学も日進月歩で進化しています。それらを勉強してきましたし、今もしています。特に教員養成科ではかなり深くて広い知識を学ぶことになりました。
その知識を鍼灸技術に活かせているかというと、まだまだといった感じ。陰陽論も五行説も気血水も知識を技術にして患者さんに具現化して還せていません。


知識を使って何をするのか。そのための技術が足りていないのです。こうなると話が戻って、技術を磨くことが大切と言えるのです。

結論として
技術があることが最低限
技術を向上させるには知識が必要
得た知識を患者さんに還元するには技術がないとできない
ということになりました。

技術と知識は両輪のタイヤ。片方だけでは車は進まない。

どちらかが大きいと曲がった方向に進むのでハンドルを常に切らないと前に進みません。片方が極端に大きくなってはその場をぐるぐる回って、まさに空回りするだけでどこにも進みません。

両方を大きくすればタイヤが大きいので少ない回転数でもスピードが速くなります。より速く前に進めるということ。

この先も勉強と練習は続きます。

甲野 功

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