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~世界は広い~

松永光将先生を中心にした技術交流会集合写真
松永光将先生を中心にした技術交流会 世界は広いと感じました

 

先日、神田で技術交流会があり参加してきました。

 

きっかけは松永光将先生です。松永先生は豪華客船で鍼灸師として働き世界を旅していた方。最近帰国したしました。


実は松永先生とは一度お会いしています。昨年行われた代々木公園でのアースデイトーキョー、モクサアフリカジャパンのブースでした。そのときにご挨拶をさせていただきましが、それ以来SNS上でやり取りをするだけでした。豊富な知識を持っていると評判で、Twitter上で勉強会をすると知って手を挙げました。

 

この技術交流会で感じたことは
世界は広い
ということでした。

 

普段、業界内の集まりは鍼灸師ばかりです。鍼灸師に加えて柔道整復師やあん摩マッサージ指圧師、理学療法士免許を持っている人、鍼灸メーカーの方、鍼灸専門学校学生、鍼灸院の人など「鍼灸」が中心です。

 

先日の勉強会は柔道整復師、カイロプラクター、理学療法士、といった非鍼灸師が大半でした。松永先生と私のかかりつけ鍼灸師といえる卜部先生以外の参加者全てが鍼灸師ではありませんでした。

 

ランチをしながらの交流会を経て、勉強会に移行。中心は松永先生の話。
脈診や腹診といった鍼灸の話が出てきて、私には素直に聞けることばかりですが、鍼灸を知らない方々はどのように受け止めるのだろうか、と興味がありました。
経絡、気の流れ、脈診、腹診、虚実。どれも西洋医学からすると眉唾物ではないだろうか。胡散臭く感じないだろうか。そう内心思っていました。

 

結果は良い意味で裏切られます。皆さん興味深く耳を傾けているのです。なかには、脈診を覚えたいな、ツボ(経穴)は知っておいた方がいいな、と感想を漏らす参加者。私は理系出身で根が科学的思考なので当初東洋医学(というより東洋思想、東洋哲学)に嫌悪感がありました。まして柔道整復師や理学療法士といった、鍼灸師よりも現代医療を深く学ぶ資格の人々も説得させている。凄いことなのです、これは。

 

そのカギは松永先生が豊富な現代医療の知識に裏付けた解説をしているからにほかなりません。
海外で活動しているので当然英語ができます。英語の論文や資料もそのまま読めます。海外の鍼灸事情にも詳しいわけです。そこには日本では入ってこない情報が多々あります。


鍼灸業界団体の上にいる方が認めていましたが、日本は戦後GHQにより鍼灸が危険思想とされて排除されそうになった経緯があることで、実は諸外国より研究が遅れている部分があります。国を挙げて研究を進めている中国や効果があるならば素直に認める欧米と違い、少々不安定な位置付けにある我が国の鍼灸。松永先生は古典や日本の先人たちのこともよく勉強されていますが、文字通り世界を見て触れて勉強している。


PVS(Primo Vascular System:原始脈管系)という言葉を初めて知りました。解剖学的に経絡(気の流れるルート)かもしれないというもの。世界の研究は進んでいることを資料とともに目の当たりにしました。

 

世界は広い。

 

松永先生の手技も興味深かったです。ガチガチの解剖学を根拠としたものだけと思いきや、古典的な鍼灸であったり経絡であったり五臓であったりと東洋医学ベースを使います。それでいて解剖学の要素を入れてきます。東洋医学否定派ではなく、それをうまく使いこなしています。
私の母校である東京医療専門学校の校長はよく「バイリンガルたれ」と話します。これは東洋医学と西洋医学のどちらも理解し翻訳できるようになれという意味。松永先生はそれを体現しているし、リアルなバイリンガル。鍼灸専門学校で習うことそのままと言えるのですが、学ぶ世界はとても広い。改めて思います。

 

参加者には柔道整復師や理学療法士の方がいるので久しぶりに鍼灸以外の世界にも触れました。
聞いたことが無い単語がたくさん飛び交い、その都度スマートフォンで言葉を検索します。同じ業界でも知らないことは無数にあるのだと。
今やスマートフォンですぐに調べられる時代です。「分からない、理解できない」は仕方なくとも「知らない」は単なる甘えになってしまいます
「知らない」イコール「調べない」ということ。知らないことをほったらかしにして批評・批判・判断することはフェアではないと思います。

 

鍼灸師でない方々が脈診にきちんと耳を傾けたように、私も知らない技術や用語にしっかりと向き合おうと思います。この業界も世界が広い。知識を得た上で取捨選択する。大きな学びです。

 

神田で行われた勉強会は様々な「世界が広い」ことを思い知らされました。私にとって最後の学校、鍼灸マッサージ教員養成科を卒業するときに納めたビデオレターに書いた言葉がこれ。
Passing point まだまだ、これから
本当に今も通過点であり、勉強はまだまだ、これから、です。

 

甲野 功

 

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