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電話:070-6529-3668

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~モクサアフリカジャパンinアースデイ東京2019~

あじさい鍼灸マッサージ治療院 アースデイ東京の入り口
代々木公園で開催されたEARTH DAY TOKYO。晴天に恵まれました。

 

去る4月20日(土)、21日(日)の2日間に渡り、東京代々木公園で「EARTH DAY TOKYO 2019」(以下、アースデイ東京)が開催されました。昨年同様、モクサアフリカジャパンがブースを出しました。そちらの様子を書いていきます。

 

アースデイ東京とは?モクサアフリカとは?という話は昨年書いたので省略します。

昨年の様子はこちらをお読みください。

~モクサアフリカジャパンinアースデイ東京2018~

~お灸×アート~

 

モクサアフリカの広報活動
まずアースデイ東京にモクサアフリカジャパンが参加する理由は広報活動が大きいはず。都内の大きなイベントで世界を関係する内容。来場者も多ければ海外志向の人、国際貢献に関心がある人、外国人、国際協力を行う団体(NGO、NPO、企業、プロジェクトなど)が集まる時間と空間。ここにブースを構えて活動することは大きな団体PRになります。

昨年はお灸とアートを融合させた作品があったり、お灸体験が無料ということで多数の一般体験者がいたりと、団体の活動をアピールするよりは

お灸という古臭い(?)ものがお洒落なものとして表現している!

という印象でした。まさにインスタ映えを狙う。Twitterでリアルタイムに画像や動画が拡散される。昨年訪れたときの<時代が変わった!>という衝撃は忘れられません今年は募金を集める目的でお灸体験が500円かかるということで、体験人数は昨年ほど多くなかったようです。その代わり、昨年よりもしっかりとモクサアフリカジャパンの活動を伝える情報が前に出ていた気がします

 

お灸をすることで結核予防になる。

発展途上国の人たちに手を差し伸べることが本来の団体が持つ使命。
その手段がお灸という日本から古くからある伝統療法。
最初の発展途上国を救うための活動をしていることをアピールする。

 

そのために説明パネルや写真が昨年よりも目立っている印象を受けました。特に学術的なデータを貼りだしていて、ただ闇雲に良いからやっているよ!ということではなく検証を重ねている姿を出すことは大きな意義があると考えます

 

あじさい鍼灸マッサージ治療院 モクサアフリカのパネル展示
あじさい鍼灸マッサージ治療院 モクサアフリカのパネル展示
モクサアフリカのパネル展示

 

私の妻が長年国際協力の現場に携わっている関係で、NGOの仕組みが自然と耳に入るようになっています。学術的な検証、科学的なデータ・実績を残す。
ただ善意だけでやっていては団体が続かず、必ず資金を調達する能力がなければいけません。モクサアフリカのスタッフが「エビデンスが出てから(援助が)降りやすくなった」という言葉が出ました。団体の広報活動を見ることができました。

 

鍼灸師によるお灸広報活動
ボランティアで集まった鍼灸師および鍼灸専門学校生の多くは普段馴染みのない方にお灸をアピールすることが大きな目的だったのではないでしょうか。アースデイ東京といういわばお祭りでほうろく灸紫雲膏灸台座灸の3種類を体験させました。ほうろく灸は私も初めて受けるものでして、主にお寺で行われているそう。見た目が派手なので訴求力があります。紫雲膏灸は紫雲膏(しうんこう)という火傷に聞く塗薬を皮膚に塗り、その上に直接灸という艾(もぐさ)を捻って線香で火をつけて燃やしきるものです。艾とはヨモギを精製して作られます。プロ向けで鍼灸師が行うもの。台座灸はシールで皮膚の上につけて着火するタイプの灸。一般の方でもセルフでお灸ができるアイテムでもあります。


三者三様のお灸を紹介、体験することで知らなかった人にも「へー、面白そう」と感じてもらえるものでした。

 

あじさい鍼灸マッサージ治療院 モクサアフリカ 紫雲膏灸の説明
紫雲膏灸の説明

 

昨年の無料体験と違い、ワンコイン500円の寄付があったため混雑が緩和されて一人一人と話をする時間がより取れたように見えました。お灸体験をしなくとも興味があってその様子を見学し、説明を受ける人も多数いました。広報活動としてはそれだけでも大きな成果があったことでしょう。また灸そのものを体験するだけでなく、鍼灸師と話をすることも大きなアピールになったはず少なからず「鍼灸師って胡散臭いんじゃない」というイメージを持つ人がいるでしょう。鍼灸師と初めて会話をしました、という方が結構いたと思うので、「鍼灸師」の人柄がみてもらうことが大きな「鍼灸」の広報に繋がると常々考えています。

発表では668名がお灸体験をしたとのこと。実際にはそれ以上の人々にお灸の存在を知らしめることができたのではないでしょうか。

 

あじさい鍼灸マッサージ治療院 モクサアフリカのブースで交流をする来場者
モクサアフリカのブースで交流をする来場者

 

 

交流が活発に行われた
2日間に渡り45名のボランティアスタッフが参加。

モクサアフリカのブースに参加したボランティアスタッフ一覧
モクサアフリカのブースに参加したボランティアスタッフ一覧


一覧を見ましたがなかなかのメンバー。同じ鍼灸師として興味深いところです。私もボランティアで参加するほどまとまった時間が取れないなので応募しませんでしたが、交流の目的で絶対に足を運ぼうと決めていました。昨年のこのイベントで初めてお会いして今でも関係がある先生もいます。聞けば沖縄からも鍼灸師がやってきているそう。名古屋方面からも訪れる先生もいました。来場者には業界の大物と言える先生もいらっしゃり、ここが重要な場だと思いました。開業鍼灸師、勤務鍼灸師、専門学校教員、学生、色々な立場の人々が集結したことで次に繋がる交流が生まれたと予想しています

 

私は紫雲膏灸を体験したのですが、他の鍼灸師さんに直接灸をしてもらう貴重な経験でした。というのも直接灸は煙と匂いが出るのであまり使われなくなっています。私も臨床では同時に何か所もできるので台座灸を選択することがほとんど。煙と匂いがダメという患者さんにはスモークレスのお灸を選択します。今回のお灸体験では手の甲と手首のツボだったので、目の前で手捌きを見ることができました。それだけでも大きな収穫です。更に別の鍼灸師が艾を捻っている所を目の当たりにすることで勉強になりました。私にとって直接灸は弱い技術なのでよい刺激を受けたのです。

 

もう一つ今年の目的に、妻を連れて行きたかったことがあります既に書きましたが妻は長年国際協力の分野を渡り歩いてきました。なお私が初めてアースデイ東京に来たときは妻の付き添いだったのです。今年は妻がお世話になった先生が他ブースにいるということで双方に来場する理由がありました。モクサアフリカと今回のイベントに関わる鍼灸師の中には海外志向、国際協力に携わる人がいるのでぜひ紹介しておきたいな、と。案の定、全く鍼灸と関わりが無かった妻も国際協力の共通項で、初対面の鍼灸師とも話が弾んでいました。仕事上の繋がりが生まれそうな雰囲気もありました。先に書いた「エビデンスが出て~」という発言は妻とモクサアフリカのスタッフとの会話の一コマ。

 

募金活動ができた
モクサアフリカ日本事務局準備室の発表によれば437,526円の寄付金が集まったとのこと。この金額は大きいと思います。

私も5月と10月にチャリティイベントを行っています。参加人数や内容も大切ですが、直接的な数値となる金額は大きな意味を持ちます。同業者の義理、知り合いからのカンパ、といったものも含まれているでしょうが、43万もの金額を集めたことは意義深いこと。お金の価値は万人に理解できるため実績として最も分かりやすい実質お灸とモクサアフリカの活動内容がこれだけ「売れた」ということです。まさに現金な話になりますが、素晴らしいことだと思います。自らイベントをやる側に立つので本当に。

 

シナジーがある
今回のアースデイ東京にブースを出すことはプロジェクトです。短期間で完結するもの。だからこそボランティアスタッフが集まり、熱狂の2日間で終わったのでしょう。鍼灸院としての店舗や専門学校では、(理想的には)永久に活動を続ける前提で運営をします。それが経営です。その場合、働く個々人の目的と全体の目的が乖離してしまい、トラブルになることがままあります。


おそらくモクサアフリカのスタッフは団体のアピール、実績作りが重要な目的。集まったボランティア鍼灸師の多くはお灸(及び鍼灸や東洋医学)を広めたいことが目的の人が多かったのでは。学生さんですと先輩鍼灸師と交流したい、現場の技術を見てみたい、情報を得たいという期待があったのでは。あるいは純粋に国際貢献に携わりたいという人もいたでしょう。
似ているようで異なった目的がプロジェクトであったためにうまく合致したと思います。Win-Winの関係と言いますか。最近の言葉ではシナジーがあると言いますか。組織ならばある程度意思疎通により目的を共通化しないと運営が回りませんが、このようなイベントだからこそ成功したと思います。チラシにはボランティアスタッフ一覧表が出ていたので、それこそ新規の患者さん獲得に繋がったケースもあるかもしれませんし、お灸での臨床経験を積めて良かったというスタッフもいるかもしれません。来場者側の私でも交流や技術習得という成果がありました。普段は職場も所属も立場も活動拠点も異なる鍼灸関係者が一堂に会してイベントを作りました。たまたま通った来場者もお灸を体験した方も加わって面白い空間ができました。みんながみんな不満のない幸せな時間のように見えました。

 

昨年と違ったところが見えた今年のイベント。主催者、ボランティアスタッフの皆様、会場に足を運んだ方々、素敵な体験をありがとうございました

 

甲野 功

 

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