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~猫と触れ合った日々が仕事の基礎に~

あじさい鍼灸マッサージ治療院院 猫を撫でる
猫を撫でる

 

 

最近、近所に保護犬猫のカフェができました。かつて餃子バル・ラッキーギョウザがあったところです。最寄り駅である都営大江戸線牛込柳町駅南東口からすぐのところ。この場所についてはまた別の機会で紹介します。

 

長女は私に似て猫が好き。元来、動物や虫といった生き物は苦手なのですが、私は猫が好きなので猫だけは好意をもっている感じです。長女が小さな頃に実家で猫を飼っていたので、ギリギリ猫と一緒に過ごした記憶があります。下の子だとほぼ覚えていないようです。今年に入って長女と高田馬場にある猫カフェに行って猫に触れあうことをしました。そこで猫に慣れてきた様子。

 

近所に保護猫と保護犬を預かって触れ合う施設ができました。アネラカフェといって<保護犬猫シェルター&ふれあいカフェ>という定義になっています。2階建てで1階に犬、2階に猫がいます。長女と私は2階の保護猫ゾーンにずっといました。

他と違って結構猫たちに触らせてくれて、おもちゃでじゃらすこともできました。遊びまわる猫、ずっと丸くなって寝ている猫、などなど6匹ほどいました。

長女に猫のじゃらし方を教えて私も楽しみました。

 

人生の大半を猫と過ごしてきました。小学校2年生の時に姉が子猫を拾ってきてから3年前に最後の飼い猫が亡くなるまで。ずっと猫を飼っていました。幼少期から猫と触れ合ってきました。

アネラカフェで猫を撫でながら、現在している仕事の基礎を猫から学んだのだと再認識しました

 

私はあん摩マッサージ指圧師、鍼灸師として日々患者さんの体に触っています。人に触れることが大前提の仕事をしています。この仕事を選ぶきっかけは、子どもの頃から母親の肩もみをしていきたこと、そして大学の部活で周囲にマッサージをしてジュースを奢ってもらった経験、この2つが大きく関わっています。

母親に喜ばれた原体験と大学1年生のときに自らの技術で対価を得た経験。

小学校4年生くらいのときからおそらくセンスがあったのでしょう。肩もみが上手と喜ばれました。

アルバイトをしたことが無かった大学1年生の夏休み。部活の合宿で同級生の足をマッサージして、お礼にとジュースを1本貰ったこと。これが自分が労働した上で対価を得た最初の経験。しかも雇われたのではなく自らの技術のみで。

今独立して仕事をすることの元となった出来事です。

 

この仕事に就くきっかけとは別に、技術的な基礎は猫を撫でることだったと思います

猫を撫でる。生き物に触る。それを日常的にしていたことが手や指の感覚を鋭くし、力の加減を覚えいったのではないでしょうか。

 

猫は人間よりも素直です。嬉しければ尻尾をピンと立てます。気持ちよければうっとりと目をつむります。甘えていれば喉をゴロゴロ鳴らします。反応がはっきりと分かります。子どもがせっかく肩もみしてくれるのだから、という大人の気遣いや忖度は皆無。表情にも体にも分かりやすくでます。

 

猫を撫でていると触られるのが嫌な場所、急所というのが分かってきます。尻尾は掴まれたくない。耳の穴も触れられたくない。そういったことが自然と分かるようになります。その代わり気を許してくれれば急所のお腹を撫でさせてくれるし、ここを触ってほしいと体を寄せてくるようになります。触った時の猫の反応に敏感になります

 

 

あじさい鍼灸マッサージ治療院院 顔を寄せる猫
顔を寄せてきます

 

 

 

猫の体は全身毛に覆われていますがその下には皮膚や骨が当然ながらあります。肉球に爪。触りながら感触が異なるので違いを知ることができます。今思い返すと自然と手の感触で猫の体を触知していたのです。

 

猫には触られると嬉しい部位があります。そういう場所を抑えることでどんどん触らせてくれるようになります。それも試しながら反応をみながら。小学校低学年からマッサージの勘を磨いていたようです。

 

 

あじさい鍼灸マッサージ治療院院 猫が喜ぶ
触ってもらいたい場所に頭を動かす

 

 

猫は肉食動物で鋭い爪を持っています。普段は爪を隠していますが攻撃する際に爪を出してきます。本気でひっかいてくると決して浅くない傷を負います(飼い猫は外猫だったので爪を切らないでいました)。下手な触り方をすれば怒られますし、時には攻撃されます。飼い主に悪いからという気持ちはマイペースの猫には希薄で。そういった状況で合計8匹ほど猫を飼い接してた経験は(広い意味で)生き物に触れるという仕事の基礎を学ぶものでした。

 

鍼灸師の表現で『手を作る』というものがあります。これは手や指の感触を高めるという意味合いがあります。図らずも幼少期の頃からずっと猫を撫でて一緒に遊んでいたことで『手を作る』練習になっていたようです。体温のある生身の肉体、自我のある生き物に常に触れていたことが大きな財産になりました。そこに母親の肩もみという実践練習が利いたと言えます。

 

『手を作る』こととは別にもう一つ猫と接していて培った能力があります。それは『殺気を消す』というもの。殺気といっても殺意を持つということではなく、相手に警戒されない技術、ということです。

医療関係者は皆さんそうでしょうが、初対面の他人と話し、体に触れ、検査をしたり処置したりします。大人はいいかもしれませんが子どもや赤ちゃんは泣いてしまうことがままあります。大人でも白衣高血圧という言葉があり、白衣を着た医者や看護師の前では、あるいは病院に居るだけで普段よりも血圧が高くなる場合があります。これは緊張のため血圧が上がる現象です。大人でもこれから何をされるのだろうかという不安があるものです。小さな子どもは知識がない分より不安であり、注射をして痛かった記憶があれば恐怖を感じることでしょう。問診が尋問に感じることもあるでしょう。

 

そのような状況で相手に緊張させないように雰囲気を柔らかくし触れることは大切な技術になります。新規患者さんであれば初対面のひとの体に触れますからより大変です。社会的信用度も医師に比べれば劣ります。その際に信頼してもらえる触れ方が必須なのです。特に人体の大きな筋肉は大部分が背面にあるので、背中側を触ることが必然的に多くなり、死角から他人に触られることは不安を生みます。

 

それを解消するための立ち振る舞いを猫から学んだと思います。

猫は警戒心が強いので知らない人に体を触らせません。警戒を解くために意識を他にそらしてなるべく感情を波立てないで近づくようにします。遠くから写真を撮ろうと構えるだけで逃げられてしまうものです。大きな動作を控えてなるべく背を低くなるように屈んでおきます。素早い動きも警戒されるのでゆっくりと優しく触るようにします。ちょっとでも気持ちが昂ると猫には伝わるのです。

 

猫に近づくために『殺気を消す』所作は、臨床で大いに役立っています。赤ちゃんや小児と接したとき、あまり泣かれないのです。大人の男性しかも白衣を着ているという特に警戒されやすい状況であるのに。それは子どもの頃から猫とスキンシップを取るためにやってきた雰囲気作りの賜物だと考えています。

 

保護猫カフェに行き猫と一緒に過ごしたおかげで、自身のルーツが再認識できました。猫を接してきた日々が今の仕事に大きなプラスになっていると思います。

 

甲野 功

 

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