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~彼岸の墓参り~

あじさい鍼灸マッサージ治療院 お墓参り
お墓参り

 

 

暑さ寒さも彼岸まで。このように言いますが一気に過ごしやすい気温になりました。激烈な猛暑が去った感があります。昨年を考えると10月でも猛暑日があるかもしれませんが秋の到来を実感する気温です。暑さが和らぐなかお墓参りに母といきました。

 

普段はお墓参りに行くことがありません。例年は春分、秋分の年2回。もっと若い頃は数年に一度しかお墓参りには行きませんでした。両親が衰えてきたことと自営業になったこと、子どもの手が離れるようになってきたことからお彼岸のお墓参りに行くように新型コロナ前あたりからなりました。政治家、芸能人、経営者。自分で道筋を創っていく職種の人は占い、縁起担ぎ、パワースポット巡り、とスピリチュアルなことが好きだといいます。自分の力の範疇を超えたところに頼りたくなる。そして墓参りなどご先祖を敬う者が多いと言います。思い返すと父も参拝や墓参りをきちんとしていました。

 

今回で今年4回目の墓参りでした。1月に父が急死。それからたくさんの出来事がありました。葬儀関連は直近の問題でした。死後4日で葬儀を行いましたが本当に大変でした。そこから様々な手続きがありましたが、大変だったことの一つがお墓のこと。霊園管理者を父から私に変更することはかなり苦労しました。葬儀になって甲野家のお寺、宗派を改めて認識しました。そして墓地の管理者が社会的にとても重要だという事を。霊園に電話をして管理者変更のための手続き方法を聞きます。そこから東京都に連絡。数多くの書類を用意して歌舞伎町の施設に行きました。なぜ喪主ではない長男が霊園管理者になるのか。そこを随分と詰められました。高齢の母には管理できないという現状がありますが、遺言書に私に霊園の管理を任せると書かれていることが大きな理由。公正遺言証書に記載するほど父にとって重要なことで、名指しで指定されているわけであり、父の遺言として私がするのです。かなり時間がかかりました。戸籍謄本、葬儀の領収書、火葬時の書類、霊園からの手紙、母の委任状などたくさん用意した上で。トラブルが起きても責任は負いませんという誓約書にサインもしました。

 

諸々の手続きに追われて、ふわふわした状態だった3月。お墓参りに行きました。この時点で納骨は済んでいません。お墓参りとともに納骨の打ち合わせをする意図がありました。現地の石屋さんと話をしてどのような形で納骨するかを考えました。戒名を彫る、花を用意する、住職に来てもらう、日程を決める、などなど。納骨のための手続きも霊園としないといけないと言われました。

色々とあり、1月に亡くなり5月にやっと父の納骨ができました。お骨を持って霊園管理所へ。手続きをするため一人先に霊園に行きました。喪服でかなり暑い中、納骨が終わりました。

その数日後。子ども達を連れて再びお墓参りへ。納骨では子どものことを気にする余裕はなく、本当に父に近い人たちだけで行いました。子ども達には改めてということで。子ども達には近い人が亡くなったことが初めて。お墓のことや宗教観を伝えました。

 

そして秋分のお彼岸。4度目のお墓参り。とても遠くはありませんが、近いともいえない距離。やすやすと行ってみようという場所に墓地はありません。足が弱った母を連れて行くとかなり時間がかかります。1年前の墓参りで歩くことが緩慢となった父を連れて、もう何度も墓参りに行くことはできないだろうなと感じていました。悲しくも予想は的中しました。今度は母を連れて行きながら同じことを考えます。石屋さんとの関係性も完全に父から代替わりし、本格的にお墓を守っていく立場になったと自覚します。

落ち着いて墓石を見たら横にお墓に眠る人の名前が刻まれていました。今年父の名前が刻まれてくっきりしていて、その横に経年劣化で目立たなくなっていた文字があったことに気付いたのでした。これまで何度もお墓参りをしてきましたが見えていなかったのです。どこか他人事だった甲野家のお墓が。家督を継ぐという言葉が死語になりつつあるかもしれません。お墓を継ぐことで本当に一家の代表になったという自覚が生まれるように思います。

 

霊園に彼岸花が咲いていて、本当にこの時期に咲くのだなとおもいました。これまで何も感じなかった彼岸花が切なく美しく見えました。

 

甲野 功

 

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