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~治療室らるく移転 飯塚聡先生~

あじさい鍼灸マッサージ治療院 落合鍼灸マッサージ治療室らるく
落合鍼灸マッサージ治療室らるく

 

 

今日は飯塚聡先生の『治療室らるく』で鍼灸按摩指圧を受けてきました。

 

落合鍼灸マッサージ 治療室らるく

 

飯塚聡先生は東京医療専門学校鍼灸マッサージ科(本科)及び鍼灸マッサージ教員養成科(教員養成科)の後輩にあたります。教員養成科32期で30期の私とは3学年下です。教員養成科卒業研究がとても印象的でした。

 

飯塚先生は一度乃木坂で開業しました。開業後の2018年3月に私は訪れています。私の母校である國學院高校からほど近い場所でした。その後反対に飯塚先生が当院に来院したこともあり、症例について私がアドバイスを求めたこともありました。今年2月、飯塚先生は諸事情により東京都新宿区上落合へ『治療室らるく』を移転させることになりました。飯塚先生も私と同様、新宿区が地元。同じ新宿区で開業することになりました。移転先も行っておこうと思い、今回訪問しました。

 

私は生まれも育ちも現在の住まいも東京都新宿区。開業してからは特に地元への愛着が強くなりました。そこで折を見て地元新宿区を調べ巡っています。新宿区はいくつかエリアに分けられるのですが、西側の落合地区はあまり行ったことがありません。コロナ禍真っ最中のときに子ども達を連れて落合公園へ連れて行ったくらい。染物の街として知られているのですがまだまだフィールドワークが足りません。今回はいい機会でもありました。調べてみると想像以上に当院から近くにありました。自転車に乗ればそう時間がかからず行けます。前日の春の陽気から一転、冷たい雨のせいで体を冷やしながら向かいました。天気予報では雨が降るのは13時からと出ていたのに。午前中から雨でしかも雨脚が強くなっていました。予定していた落合散策は諦めることにしました。

初めて出向くエリアは、もし自分が開業したらどうだろう、という視点で周囲を眺めます。都バスでは終着駅になる小滝橋営業所や神田川を超えて落合へ。集合住宅が密集したエリアでした。通りから少し入ったところに移転した『治療室らるく』はありました。駅から歩いたわけではないので東西線落合駅、大江戸線中井駅からどれくらいの距離か分かりませんでした。落合駅は子ども達と歩いたので何となく位置が分かるので雰囲気はつかめた気がします。

 

今回は移転祝いもそうですが、施術を受けること、設備を見せてもらうことを考えていました。あと先週行われた教員養成科卒論発表会のことも話そうかと。

 

バレンタインデーで家族が買ってきて美味しかった地元で売っている生チョコをお土産に持っていきました。一応おなじ新宿区民なのでよりローカルなものが良いかと思い、近所のお店を選びました。中に入ると飯塚先生のセンスというかこだわりが強く感じられました。個人開業した院内はその人のこだわりが出ます。というよりこだわりしかありません。置いてあるものがお洒落です。私はあじさい鍼灸マッサージ治療院を始めるにあたって“適度にダサく”という裏テーマを設けていました。年老いても違和感が生まれないように。ひらがなで誰でも読める屋号。飯塚先生の『治療室らるく』は女性が好みそうな内装でした。私にはないセンス、色使い、気遣いでした。当院ももう少し工夫しようと思うしだい。ちなみに私が普段事務仕事をする作業机の横にある壁には飯塚先生から頂いた紫陽花の作品が貼ってあります。こちらは飯塚先生の知り合いのアーティストが作成したものです。

 

施術は60分鍼灸全身コースにしました。以前も紹介しましたが飯塚先生はお灸、特に直接灸の達人。私はきゅう師免許に鍼灸専門学校教員免許を持っていながら灸がそこまで技術がありません。それは何年も懸念事項だったので今年は“灸術を高める”をテーマにして技術研鑽をするようにしています。今回も飯塚先生の直接灸を再び体験して学ぼうと考えていました。直接灸というと『はりいんT』の滝澤先生『和み』の有山先生らの施術をプライベートで受けてきました。有山先生は越石式紫雲膏灸で多くの箇所にお灸を据えます。滝澤先生のお灸は据える箇所は少なく、灸点紙を介して行います。飯塚先生のお灸は灸点紙を用いて多くの箇所に直接灸をします。最近学生時代のように艾捻り、竹筒点灸という基礎練習をしています。そのため、改めて飯塚先生の施灸のスピードが速いことが分かります。体感で6年前よりもずっと速い。テンポが速いのです。竹筒や紙といった物に据えるのではなく、人の皮膚に据えてこのスピード。髪のある頭部にも直接灸をする。これはまだまだ私は練習が足りないと痛感しました。そして棒灸。ちょうど先週行われた教員養成科卒論発表会でも棒灸を用いた発表がありました。棒灸も当院にはあるのですがいまいち使い勝手が悪くて敬遠していたのですが、もう一度使ってみようと思いました。なぜ使い勝手が悪いのかは飯塚先生と話をして打開策がみえたので。デメリット以上のメリットを出せそうです。

 

私は本科を卒業して国家資格免許でいうとあん摩マッサージ指圧師はり師きゅう師を取得しています(他に柔道整復師免許もありますが)。あん摩マッサージ指圧師は按摩・マッサージ・指圧の3つの技術をまとめて一つの免許にしています。そのため按摩・マッサージ・指圧・鍼・灸の5つが大きな技術の柱。このうち灸だけが自分が納得のいくレベルに無いと考えています。もちろん日々患者さんに灸をしていますがまだまだ。灸術を活かしきれていないと思っています。そのため今年は灸術レベルを高めることをテーマにしています。その中で私がやっていこうとする灸のやり方は一番飯塚先生のものが近いのかなと現時点で考えています。灸点紙を用いる直接灸。選ぶ経穴をやや多めにしてテンポよく据えていく。あと棒灸で箇所を変えて臨機応変に。箱灸で長時間同じ個所を温めるよりも棒灸の方が適してそう。今回の灸体験で考えが固まりそうです。来月は三村先生の越石式を見ることになると思うのでそれも参考にしながら技術体系を構築しようと思います。

 

鍼は私が鍼が苦手だということを覚えていたので単刺という刺してすぐ抜くというやり方にしてくれました。6年前より年齢を重ねて鍼刺激に対する耐性もついてきたのですが(単に体が衰えたともいえます)、刺激量を抑えた優しい鍼をしてくれました。

 

鍼灸の後に按摩指圧をしてくれました。私も飯塚先生も本科卒で3つの免許持ち。鍼灸と徒手療法(あん摩マッサージ指圧)をどう組み合わせるかという選択肢を持ちます。私の場合はまず按摩指圧で患者さんの体を触り上体を確認してその上でどこに鍼灸をするかを決めるやり方を基本としています。飯塚先生は反対に先に鍼灸で後に按摩指圧。ちなみに同じく本科卒の有山先生はお灸と按摩という組み合わせです。私にはないやり方で参考になります。特に飯塚先生は曲手を結構用いていて、頭部の挫手雷手を受けたのは初めての体験でした。新鮮な刺激でこれは面白いと思いました。

 

施術後は歓談というか情報交換。人に会うことの大切さ。諸々貴重な情報を教えてもらいました。今後のあじさい鍼灸マッサージ治療院運営のヒントをもらいました。飯塚先生、本日はどうもありがとうございました。

 

甲野 功

 

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