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~開院12周年記念の紫陽花(ホットレッド)~

あじさい鍼灸マッサージ治療院 12周年記念の紫陽花ホットレッド
12周年記念の紫陽花 ホットレッド

 

 

今年も5月15日がやってきます。5月15日は当院の開院記念日なのです

 

2014年5月15日にあじさい鍼灸マッサージ治療院は正式にオープンしました。保健所の開設届はもう数日早いのですが。2014年3月に東京呉竹医療専門学校(※当時は東京医療専門学校)鍼灸マッサージ教員養成科を卒業してから本格的に開院準備にかかり、想像以上に時間がかかってしまい、ゴールデンウイーク明けになってしまいました。その間に引っ越し、地方の医科大学附属病院での採用活動・面接・就職、室内の工事がありました。新宿区保健所職員さんとも事前にやり取りをして臨検(現地でのチェック)に備えました。開設届を提出した時点で保健所は施術所として認定しています。それとは別に敢えて5月15日をオープン日にする目的がありました。それは、さかのぼること2年前の2012年5月15日。この日、私は出張専門で独立開業しています。あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師には“専ら出張の業態”で開業することができます。出張届を保健所に提出します。よって2012年が私にとって開業記念日であり、個人事業主としての一歩を踏み出した日です。出張形態で開設届を出している形なので、保健所に廃止届を出して廃業したことにします。そこから改めて施術所形態であじさい鍼灸マッサージ治療院の開設届を出したというわけです。

 

余談ですが開業届は所轄の税務署に提出します。四谷税務署に。納税などに関することなので。過去に保健所に開業届を出すというアドバイスをネット上でしている鍼灸師さんがいましたがそれは間違いです。なお税務署に出した開業届はそのまま継続しているので2012年から個人事業主として税務署は管理しています。

 

そういう事情があり、開設届の日付(保健所が管理している開設日)ではなく、敢えて5月15日が正式オープンした開院記念日としています。開業記念日と表記しないのもそのような理由です(日付自体は開業記念日なのですが)。

 

2014年の5月。まだホームページもきちんとしない頃。Facebookを中心に開業したことを周囲に告知していました。5月15日からしばらくしたある日。柔道整復専門学校時代の同級生と、大学で競技ダンスをしていたときの同期から、紫陽花の鉢植えが届きました。奇しくも紫陽花が咲くころ。しかも母の日に近い時期なので花屋の店頭に紫陽花が並んでいるわけです。様々な意味で何もない(歴史も、患者さんも、実績も、十分な院内備品もない)頃に届いた紫陽花は本当にありがたかったです。また屋号に「あじさい」を入れて、そもそも紫陽花が好きなのに、開院時に紫陽花で飾ろうという考えが無かったことに気付きました。そこで翌年の1周年記念から、自ら紫陽花の生花を用意して開院記念日を迎えるようになりました。

 

今年も12周年記念を迎える紫陽花を用意することにします。今年の母の日は5月10日でもう過ぎてしまいましたが、母の日商戦の余韻が残っています。かつてはカーネーションを贈る一択でしたが、今は様々な花を贈りましょうという感じです。そのように花屋業界が仕向けているのか。何にせよたくさんの紫陽花が店頭に並ぶのでどれを選ぶか迷います。まず色。子どもの頃から青が好き。院内の内装も青系の色が多くなっています。何より紫陽花の語源は「藍を集める」という説があるため、藍染のものを使っています。そのような理由から青、藍、紫といった青系統の色が院内に多いのです。紫陽花の王道は青という気がしています。

なお2014年の開院当初、開業祝いで2人から贈られてきた紫陽花も青色でした。そのような理由で1周年と2周年は青色の紫陽花を選びました。

3周年は変化をつけて濃いピンク色。また品種名が『ダンスパーティー』で社交ダンス経験者の私にぴったりだと思いました。

4周年はチアノーゼを彷彿させるので医療機関では避けられる紫を敢えて選択する挑戦をしました。『藍姫』という品種のヤマアジサイ。藍という文字に姫。その名にたがわぬ妖艶な雰囲気がありました。

節目となった5周年では青と濃い青の2段2色にしました。紫陽花は色のバリエーションが豊富な花ですが、同じ鉢で色が違うのは珍しいです。多様性を感じさせます。

6周年は周囲が白で中心部が濃い青のもの。『ハワイアンジュピター』という品種。この年は新型コロナ真っ最中の時で濃い青は頑張ろうという気持ちが現れたように思います。

7周年は一転、淡い青に。『フェアリーアイ』という品種で水色に近いはかない感じです。

8周年からピンク系が続きます。8周年は淡いピンクの『アメリア』。大ヒットマンガ鬼滅の刃に出てくるキャラクター甘露寺蜜璃を訪仏させる色合いのテマリアジサイ。ところがすぐに枯れてしまい急遽ピンク色の『アリス』を用意します。こちらはガクアジサイでした。

9周年は中心が白で縁がピンク色の『マリーアントワネット』。同じピンクでも色味が昨年と違うようにしました。

大台の10周年では、ついにという白色。医療従事者は白衣を着ることもあり、白は医療を示す色。白の紫陽花は珍しいです。しかも白色によくみると薄い紫が入っている『万華鏡』。店頭で一目見惚れして、値段が高くて配送不可という紫陽花ですが即決しました。

そして昨年は青の反対にある赤色を選びました。『グランルージュ』。赤い紫陽花も珍しくイメージがあまりないことでしょう。青が好きなこともありますが、赤は血を連想させるので医療機関では敬遠される色。しかしいつか赤の紫陽花を試してみたいという気持ちがあり、10周年の大台を突破したこともあり、赤にしました。

 

そして今年。例年通りどんな紫陽花にしようかと見て回っていました。近所の花屋、よく利用する新宿の日比谷花壇。これぞと心に響くものに出会えません。そこで少し移動して新宿の青山フラワーマーケットまで足を運びました。ここは母の日フェアで赤色を推しています。昨年の赤い紫陽花もこちらで購入しました。そこで目に飛び込んできたのが赤い紫陽花。『ホットレッド』。昨年の『グランルージュ』は緑が残っていて赤になりきっていませんでしたが、この『ホットレッド』は真っ赤という感じ。一様に赤い色。そして濃い赤色。昨年初めて赤を試してみて、若干納得できない気持ちがあったのか、今年も赤で行こうと思い決めました。

 

 

あじさい鍼灸マッサージ治療院 12周年記念の紫陽花 ホットレッド
鮮やかな赤さ

 

 

 

ちなみですが、12周年ということは十二支が一周まわったということ。10周年と並んで12周年も重要です。あの時も今年も午年。駆け抜けるイメージ。そして今年はあの丙午(ひのえうま)。この年に生まれた女児は将来男を食い殺すという迷信がある年です。その迷信はさておき、今年は火の年。火とは五行の木・火・土・金・水の火ということ。五行色体表というものが東洋医学にはあり、五行それぞれに色が配当されています。火は赤。そして午年も赤に属します。よって今年は東洋医学的には赤が非常に強い年といえます。鍼灸師らしくそのことも考慮して赤色にしました。それも去年より濃い赤色。

 

 

あじさい鍼灸マッサージ治療院 12周年記念の紫陽花 ホットレッド
赤い紫陽花

 

 

今回選んだ紫陽花の品種『ホットレッド』についても説明します。『ホットレッド』は濃い赤色が特徴の西洋アジサイ(ハイドランジア)です。紫陽花は日本の固有種なのですが、西洋由来の紫陽花もあり、それを西洋アジサイといいます。紫陽花は品種改良が盛んでどんどん新しい品種が登場します。この『ホットレッド』は、HBA(日本ハイドランジャーブリーダーズ協会)の西洋アジサイシリーズの一つです。HBA(日本ハイドランジャーブリーダーズ協会)とはオランダの育種専門会社とドイツの紫陽花生産者2社による合弁によってできた協会です。育種のプロと生産のプロの強みで高品質な西洋アジサイの新品種を開発・紹介する組織なのです。

購入した青山フラワーマーケットは母の日特集でカーネーションをはじめとした赤色の花を店頭に並べていて、その関係でこの『ホットレッド』が入荷しているようでした。昨年の『グランルージュ』もありました。長年色々なところで紫陽花を見てきました。咲いているものはもちろん、販売しているものでも赤い紫陽花は珍しいです。新宿の青山フラワーマーケットでは赤い紫陽花を置いてくれるようだと昨年から気付きました。

 

今年の開院12周年は、この紫陽花『ホットレッド』を飾って迎えることになります。

 

甲野 功

 

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