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~開院10周年記念イベントを開催~

あじさい鍼灸マッサージ治療院 開院10周年記念イベント
開院10周年記念イベント

 

 

5月26日(日)に当院の開院10周年記念イベントを開催しました

2014年5月15日に正式オープンをしたあじさい鍼灸マッサージ治療院。10年の節目を5月中に行っておきたいと考えていました。こじんまりとしたところなので自分の所で人を呼んでささやかに。開院1周年から新型コロナウィルス前まで行っていたミャンマーチャリティーカフェというものがありました。5月の日曜日に院を開放してミャンマーに関するものを用意して寄付を募るというもの。妻の意向が反映されたイベントで当時小さかった子どもも手伝って家族ぐるみの企画でした。この催しが10月に行うチャリティーマッサージ開催に繋がります。チャリティーカフェの参加者に「今日はマッサージをしてくれないの」という声があり。その後、妻は自身のNGO団体で本格的な料理を提供するチャリティーカフェを行うようになりました。今回の10周年記念イベントはかつて行っていたチャリティーカフェのようなものとして考えました。

 

当院がこの10年でやってきたこととして、あはきん摩マッサージ指圧師、り師、ゅう師の総称)学生さんや進学を希望するプレ学生さんへのサポートが挙げられます。開院当初は頭になかったのですが相談を受けるようになり学生さんとの輪が広がり活動が増えていきました。ですから学生さんが交流できる場を設けたいという想いでざっとした内容を決めて告知しました。これまでに学生さんに対して行った講義の中から反響があり個人的に思い入れの強いテーマを選び、それを話す。また地域密着を開業時から入れていたためこのエリアでしか買えないお菓子を用意して参加者に振舞おうという考えで。

5月26日は仙台で全日本鍼灸学会が開催。他にも大小様々なイベントが行われました。参加者はあまりいないだろうなと思いながら力を抜いて準備をしておきました。

 

迎えた当日。

 

開始時間早々、まだ着替えも済んでいないときに勝元宏亮先生が現れました。勝元先生は大阪で開業している鍼灸の先生で特に特殊なお灸を行います。大阪ではバラエティー番組にも出演し、売れっ子芸人の「かまいたち」にお灸をしました。勝元先生が来場することは事前に知っていたのですが大阪から来るのでもっと遅くに来るものだと思っていたので、びっくりしました。イベント終了後に按摩指圧の施術を受けるということになっていたので、最初から最後までいるのか、という驚きもありました。

 

早速で勝元先生にお菓子を振舞います。今回用意したのが

・『神楽坂梅花亭』の「鮎の天ぷら最中

・『神楽坂五十鈴』の「神楽坂どら焼き

・『神楽坂地蔵屋』の「こわれ煎餅

・『オーメルベイユ』の「メルベイユ

・『タマゴコッコ』の「ふわとろプリン」、「特濃ぷりん

・『ぼんりびーる』の「エトワール

でした。どれも(取り寄せしなければ)ここでしか手に入らない私がこれまでの経験で決めたもの。勝元先生に好みのものを選んでもらいました。

 

その矢先に町田で開業している有山優子先生が訪れました。事前に知らなかったので出てみて驚きました。それ以上に有山先生は勝元先生がいることに驚いていました。お二人は面識があります。大阪の勝元先生にここで出会うとは夢にも思わなかったのでしょう。有山先生は銀座に用があるということでこちらに寄ってくださったのでした。新しくできたお灸用の高級線香を紹介し、書籍版「ハリトヒト。」をたくさん持ってきてくれました。「ハリトヒト。」というのは主に鍼灸師へのインタビューをするWebメディアで運営を現役鍼灸師が行っています。無料でネット上の記事を読めるのですが書籍としてまとめてもいます。現在vol6まで発行されています。当院に訪れる学生さんに渡してくださいと色々なところから提供されます。今回も参加者で希望があれば配布するつもりでした。結果的にまた配布用の在庫が増えることに。

 

有山先生が場を去ると勝元先生がモクサスという器材を取り出しました。モクサス(MOXATH)とは株式会社チュウオーが開発したもぐさ燃焼解析システムです。お灸の温度を計測できるツールです。パソコンと繋げて時系列で温度変化を測定できます。大阪からわざわざ勝元先生が持参してくれて艾を捻った艾炷に火を点けて温度を計測してみました。今年はお灸に注力しているのでとても勉強になりました。

 

そうしているところにのむち先生が現れました。のむち先生とは中野区で開業している野村克彦先生です。のむち先生の来訪も事前に知らなかったのでまた驚きました。のむち先生と出会ったのは6年前。まだ彼が鍼灸学生だった頃です。その後国家試験合格を経て開業鍼灸師になっています。

更に鍼灸専門学校進学を考えている社会人の方が現れました。この方は事前に連絡をしていて来月当院で開催する女性あはき師開業座談会に参加予定の人です。時間があればと今回のイベントにもお誘いしました。この日が初対面でした。

そしてもう一人初対面の鍼灸学生さんが訪れました。事前連絡がなく、最初は誰だろうと思いました。現在3年生で話を聞きたいということでした。過去にSNS上で私が京都の鍼灸師を紹介した方だと判明。匿名アカウントだったのでその当人だと全く気付きませんでした。

開業鍼灸師3名とプレ学生、鍼灸学生というメンバーに。自己紹介や進路相談、専門学校の現状解説、モクサスでの計測体験などをしました。一応予定では11時から講座をする予定でしたがこのまま歓談でいいかなと思い提案してみました。すると学生さんから予定にあった「あはき師のための理科」が聞きたいという声が。これは過去に講義をした全部話すと3時間くらいかかる内容のうち物理と化学の一部を抜粋しました。

そして更にもう一人、鍼灸専門学校進学を考えているプレ学生さんが来ました。事前連絡が無かったのでやはり誰だろうと最初思いました。Xの投稿をみて訪れたとのこと。私がフォローしていないアカウントが今回のイベントを紹介したようで、私が知らないところ情報が広まっていたよう。これもSNS社会です。後で知りましたが当院のホームページ、ブログを読んでくれて業界研究に活用してくれているとのこと。あじさい鍼灸マッサージ治療院を始めて10年。SNSの存在無くしてここまで継続できなかったと思います。そこから現役の学生、開業した者、これから専門学校に入ろうと業界研究をしている者で座談会のような感じになりました。私一人では意見が偏ります。母校が違う3名の意見を学生、プレ学生さんに伝えられたことは大変有意義だと考えています。

 

のむち先生とプレ学生さん一名が退出します。「あはき師のための数学」という話をする予定だったのですが、このまま学生さんの相談、質疑応答がいいかなと考えて聞いてみました。すると学生さんから「ツボの話」が聞きたいという意見がでました。学校の授業で経穴を覚えるのが苦手だからという理由です。この「ツボの話」は過去にプレ学生さん向けに作成したもの。鍼灸師はツボというと経穴に直結しますが世間にはたくさんのツボがあり、それを整理してみようという内容です。専門学校に入ると経絡経穴概論という学問に集中しその専門家になっていきます。ただ世間の人が想像している“ツボ”は経穴だけではないですよという、開業鍼灸師としての注意喚起もあります。ここでアイスマンの話題に触れました。私の考察、勝元先生の考察が出て個人的にやりがいを感じました。

 

時間終了後はその前から約束をしていた勝元先生への按摩指圧施術です。勝元先生は鍼灸師であん摩マッサージ指圧師を持っていません。そのため長正術とか浪越指圧とかといったもの違いが分からなったようです。私は呉竹学園卒なので呉竹指圧で按摩では呉竹の特徴であるMP揉みを使います。古法按摩の一つに東京医療福祉専門学校の吉田流按摩があります。そもそも按摩マッサージ指圧は発祥も歴史も技術も異なったもの。その違いを説明した上で体験してもらいました。時間外ですが学生さんとプレ学生さんが残って説明を聞き、見学しました。勝元先生には按摩と指圧を説明しながら使い分けて体験してもらいます。曲手按腹衝圧法叩打法など専門的な技法を紹介します。また鍼灸師でもある私は徒手療法のあん摩マッサージ指圧と鍼灸をどう組み合わせるのか、また組み合わせないのはどういうときかという説明をしました。

 

このようにして当院の開院10周年記念イベントが終了しました。最初から最後まで参加してくれた勝元先生はじめ、有山先生、のむち先生、学生さん達に感謝します。何だかんだでこの10年やってきたことをなぞり、未来に繋がることができたと感じています。

 

甲野 功

 

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